レ・ミゼラブル Les Miserables

●「レ・ミゼラブル Les Miserables」
1998 アメリカ Mandalay Entertainment,TriStar Pictures,.133min.
監督:ビレ・アウグスト
出演:リーアム・ニーソン、ジェフリー・ラッシュ、ユマ・サーマン、クレア・デインズ、ハンス・マシソン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
レ・ミゼラブルは、ヴィクトル・ユーゴーの原作はもとより、映画でも一回も見たことが
なかった。もちろん、絵本などで描かれる「ああ、無情」のジャン・バルジャンは知っては
いたが。
今年もミュージカル仕立ての作品がまもなく公開されるが、そんなこともあり、本作を
鑑賞してみた。原作とはラストを始めとして異なっている点はあるそうだが、大河ドラマを
2時間そこそこにうまくまとめ上げ、時間経過も上手いこと折りたたんで破綻なく、この
古典名作を映画にしてあったと感じた。

主演のリーアム、彼を執拗に追い回す警部のジェフリー、前半のキーになる女性に
ユマという配役も、パワーこそ感じなかったが、全体としてよくまとまっていたと思う。
ジャン・バルジャンはちょっと大柄すぎたか、という先入観なしの感想はあるこが。
うまかったのはむしろジェフリー・ラッシュで、悪役ヅラなのだが、本当に蛇のような執拗さが
よく出ていた。そしてラスト、バルジャンの神がかった人間性への敗北を宣言するのだが、
その原作とは異なるとはいうものの面白い仕立てだったと感じた。

バルジャンの、改心した結果獲得した、神がかり的な「赦す」という人間性に、理不尽な
追求をする警部の対立軸、これにユマ演じるマリアのような存在、また彼女の子供で
ある女の子の成長と恋とを横軸にしながら、タペストリーのように映画は進んでいく。
ラストはキリスト教的教訓の中で、ジャン・バルジャンに栄光が訪れるという終わり方だ。
今度公開されるミュージカル版も見たくなった本作であった。
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<ストーリー>
(注意:結末が書かれています)
「1812年のフランス。仮出獄したジャン・バルジャン(リーアム・ニーソン)は
老司教(ピーター・ボーン)のところから銀食器を盗み警察に捕まるが、この出来事で
バルジャンの心は変化する。9年後。バルジャンは市長になっていた。そこへかつて
彼に鞭をふるったジャベール警部(ジェフリー・ラッシュ)が赴任してきた。

その頃、職を追われたファンテーヌ(ユマ・サーマン)は娼婦となったが、いさかいで
逮捕されてしまう。事情を知ったバルジャンは病身の彼女を手厚く看護する。
同じ頃、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、自分が本物のバルジャンだと
名乗り出る。再び追われる身となった彼は死の淵のファンテーヌに娘を引き取ることを
誓う。
彼女の娘コゼットを連れ出しパリへ潜入し、修道院の庭師として働くことになった。
10年後、二人は俗世界に居を構える。そこでコゼット(クレア・デーンズ)は青年革命家の
リーダー、マリユス(ハンス・マセソン)と愛し合うようになる。
市街戦が起こり、マリユスらに囚われたジャベールをバルジャンは解放する。だが今度は
負傷したマリユスを背負ったバルジャンをジャベールが逮捕する。
死を決意したバルジャンが目にしたものは、自ら川に身を投げるジャベールであった。」
(goo映画)
by jazzyoba0083 | 2012-09-25 23:40 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)