キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アヴェンジャー Captain America :The First Avenger

●「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アヴェンジャー 
      Captain America :The First Avenger」

2011 アメリカ Paramount Pictures ,Marvel Entertainment,.124min.
監督:ジョー・ジョンストン
出演:クリス・エヴァンス、トミー・リー・ジョーンズ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ヘイリー・アトゥエル他。
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
アメコミ映画ファンとしては、とっても楽しかった。この手の映画はいかに楽しく見ることが
できるかどうかに懸かっている。こいつをみておくと、この夏に公開された
「The Avengers」が更に面白くなる、という仕掛けで、映画のラストにも、しっかり宣伝が
入っている。ラストシークエンスは、キャプテン・アメリカが70年間の眠りを破って現代に
目覚めたところ。そしてファーストシークエンスは、まさに現代のキャプテン・アメリカが
氷の中から発見されるところなのだが、よく理解しておかないと、エンディングでちょっと
惑うかな、という感じだ。
超人の割には地味目な(爆)ヒーローだが、その分、米国では身近な英雄だったのであろう。
軍部の実験の結果、超人兵士として蘇るスティーブ(クリス・エヴァンス)が、ナチスも
向こうに回して世界制服を目論むヒドラを率いるシュミットと対決していくお話。
(両手を上にかざす、ハイル、ヒドラのポーズは面白かったね!)
痩せっぽちのスティーブが、ムキムキになるのはCGだそうだが、どちらがホントなのか
全部CGなのか判らない出来だ。こうなると、俳優が太ったり痩せたり特殊メイクしたりと
いうのが必要なくなるな。
キャプテンが英雄として祭り上げられ、戦時公債を買ってもらうためのキャンペーンキャラと
してぜんこくを回るところは、イーストウッドの「父親たちの星条旗」などでも状況は違うが
描かれてきたところ。まるで漫画に終わらせないヒーローの悩みもちゃんと入れ込んで
あるのがいかにもアメリカ。
最初に言ったように、この手の映画は理屈抜きにして楽しむものであるので昨今のVFXの
出来と、活劇の面白さが備わっていれば宜しい。男の子映画であれば宜しいというもの。
そうした意味で言えば本作はコミック映画の王道であり、十分に楽しむことが出来た。
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<ストーリー>
「2012年に公開される話題作『アベンジャーズ』、アイアンマン、マイティ・ソーといった
マーベルコミックのヒーローたちが集結する作品だが、その初代アベンジャーとも
言えるのが、このキャプテン・アメリカだ。
舞台は他のヒーローたちが活躍する現代ではなく、第二次世界大戦中。オカルトと科学を
融合させ、世界征服を目指すナチスのヒドラ党のレッド・スカルの野望を打ち砕くため、
キャプテン・アメリカの活躍が始まる。
本作のポイントは、主人公スティーブがキャプテン・アメリカになるまでを丁寧に描いている事。
正義の心は強いが力がない主人公の悲哀を、きちんと描いているからこそ、彼がヒーローに
なった時もキャラがブレないのだ。

1942年、病弱なため兵士として不適格とされたスティーブ(クリス・エヴァンズ)は、
軍の極秘計画“スーパーソルジャー実験”に志願する。
スティーブはパワー、スピード、身長等あらゆる身体能力だけでなく、正義感溢れる魂も
極限まで高められ、別人のような姿に生まれ変わったが、政府は彼を兵士として認めなかった。
そして、星条旗デザインのコスチュームを着た“キャプテン・アメリカ”という名前で軍の
マスコットに仕立てられ、国中の人気を集めるが、仲間である兵士たちからは相手にも
されなかった。
そんななか、親友が所属する部隊が全滅の危機に瀕すると、スティーブは実戦経験も
ないまま、無断で仲間の救出に向かう。そんな彼の前に立ちはだかったのは、ナチス化学部門
ヒドラ党の支配者レッド・スカル(ヒューゴ・ウィーヴィング)だった。
かつてないエネルギー源で世界侵略を企てていたレッド・スカルもまたスーパーソルジャーで、
野心を極限まで凶悪なものへと変貌させていた。キャプテン・アメリカは、大軍を率いるヒドラ党を
倒し、本物のヒーローになれるのだろうか? 」(goo映画)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-09-27 23:30 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)