ゴールデン・スランバー Golden Slumbers

●「ゴールデン・スランバー Golden Slumbers」
2009 日本 東宝、アミューズ 139分
監督:中村義洋
出演:堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、柄本明、濱田岳、大森南朋、慣地谷しほり
   相武紗希、木内みどり、伊東四朗、香川照之 ほか。
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
伊坂幸太郎の作品は好きでほとんど読んでいるが、映画はこれまでに
「重力ピエロ」しか観ていない。「重力~」は、本の味わいを良く出していたな、
という感じだったので、今回はどうなんだろう、と多少の不安もあって鑑賞した。
結論から言うと、本作も長編小説をうまく2時間少々に纏めたな、味わいも
かなり良く頑張って出していたな、と感じた。
堺雅人はどうなのかな、とも思っていたが、観はじめたら慣れてしまって
違和感は感じなかった。
冒頭のデパートのエレベータでのシーンがラストに繋がっていくのがちょっと
感動的。原作はああではなかったと思うけど。左様に細かい伏線が小気味よく
回収されていくが、その過程にはいささか、「それはないでしょう」という
シーンもある。最大なのは、「ひとり、それもイイ、ふたりそれもイイ、
さんにんそれもイイ~」と歌うカローラの、ボロボロになったやつがバッテリの
交換だけで動かないでしょう、それにタイヤはどうしたの?とか・・・。
マンホールからあれだけの花火を打ち上げるって・・・とか。

ストーリーとして、謎の殺人鬼(濱田)の正体や背景、真犯人の正体、主人公の
その後など、根本的な部分はオープンエンドとなっている。これは原作に
忠実であり、「黄金のまどろみ」と名付けた小説の、エンターテインメント
読み物としての完成度が、伊坂の小説の多くがそうであるように「奇譚」で
あることを思えば納得できるだろう。
キャスティングもなかなか良かったと思う。
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<ストーリー>
「圧倒的なリーダビリティと鮮やかすぎる伏線回収で、2008年の
“本屋大賞”や“山本周五郎賞”を受賞するなど各方面から絶賛された
伊坂幸太郎の傑作ミステリーを映画化。
仙台を舞台に、ある日突然、見えない巨大な力によって首相暗殺の
濡れ衣を着せられ追いつめられていく一人の男が、かつての仲間たちを
はじめ彼の無実を信じる人々の支えだけを頼りに、懸命の逃亡を
繰り広げる姿をスリリングかつ感動的に描き出す。
主演は「南極料理人」の堺雅人、共演に「チーム・バチスタの栄光」の
竹内結子。監督は、これまでにも「アヒルと鴨のコインロッカー」や
「フィッシュストーリー」など伊坂幸太郎作品の映画化で実績を
残してきた中村義洋。
 
仙台に暮らすごく平凡な30歳の独身男、青柳雅春。(堺)金田首相が
凱旋パレードを行うその日、大学時代の同級生・森田に呼び出された彼は、
“お前、オズワルドにされるぞ。とにかく逃げろ”と謎の警告を受ける。
その直後、背後のパレード会場で爆発音がしたかと思うと、なぜか2人の
前に警官が現われ、躊躇なく拳銃を向ける。

訳もわからぬまま反射的に逃げ出した青柳は、やがて自分が身に覚えの
ない証拠によって首相暗殺の犯人に周到に仕立てられていくことを
大量のマスコミ報道で知る。
青柳の元恋人で大学時代のサークル仲間でもある樋口晴子(竹内)は、
事件の報道に驚き、かつての仲間たちに連絡を取ろうとするのだが…。」
(allcinema)

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by jazzyoba0083 | 2012-10-09 23:10 | 邦画・新作 | Comments(0)