エレクトリック・ミスト 霧の捜査線 In the Electric Mist

●「エレクトリック・ミスト 霧の捜査線 In the Electric Mist」
2009 アメリカ,Ithaca Pictures,Little Bear,.117min.<日本劇場未公開>
監督:ベルトラン・タヴェルニエ
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ジョン・グッドマン、ピーター・サースガード他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
タイトルから類推してオカルトか?と思ったけどそうではなかった。
ジェームズ・リー・バーグの同名のベストセラー小説の映画化で、タイトルの
“電気”は作品と直接の関係はない。アメリカのディープサウスは映画の設定には
味のある場所で、それだけでイーハン上がる感じだ。本作もカトリーナ後の
ニューオリンズの街の光景やチャリティなどが挿入される。高温多湿の土地柄は
うまく味付けされていたと感じたが、結局何が言いたかったのか表現したかった
のかがいまいち得心いかないエンディングであった。

基本ミステリーなのだが、ファンタジーのような面もあり、独特の味付けを
持った映画だし、出ている人もそこそこ豪華であるからラストまで観てしまうの
だが、味わえるのは「雰囲気」だけで、40年前の黒人殺しと現代の19歳の女性殺しが
結びつき、それが意外と近くにいた奴だったとは既視感ありありの展開であったし。
トミー・リー・ジョーンズ、ジョン・グッドマン、ケリー・マクドナルドなど
力がある配役で良かったのだけれど。それだけ期待値は高かったわけだ。

まずまずお勧めです。
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<ストーリー>
「アメリカ・ルイジアナ州。刑事デイヴ・ロビショー(トミー・リー・ジョーンズ)は、
若い女性を狙った連続レイプ殺人犯を追っていた。
ある日、事件現場からの帰宅中に南北戦争の映画の撮影で現地を訪れていた俳優の
エルロッド・サイクス(ピーター・サースガード)に出会う。彼は、湿地帯で
黒人男性の白骨死体を発見したとデイヴに告白。現場に足を運んだその瞬間、
デイヴに学生時代の苦い記憶が蘇る。現実の事件を追いつつも、記憶の中の
殺人事件の真相を探ろうと動き出すデイヴだが、その映画に投資している
怪しげな男(ジョン・グッドマン)から執拗な妨害に遭い、孤独な戦いを
強いられていく―。」(Amazon.co.jp)

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by jazzyoba0083 | 2012-10-23 22:55 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)