カンパニー・メン The Company Men

●「カンパニー・メン The Company Men」
2010 アメリカ The Weinstein Company.,104min.
監督・脚本:ジョン・ウェルズ
出演:ベン・アフレック、クリス・クーパー、ケヴィン・コスナー、トミー・リー・ジョーンズ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
本作が長編デビューとなる監督ということだが、画作りや本人が書いた脚本など
なかなか力のある人だと感じた。映像はどのカットをとっても大変計算されていて
手持ちの無い落ち着いた映像は作品にも落ち着きを与えている。
タイトルは日本でいうサラリーマンほどの意味で、リーマンショックで職を失った
男たちの群像劇となっている。見ていると自分の境遇とも照らし合わせ映画に
興味が湧いていった。ベン・アフレックのアッパークラスの生活を諦めきれない
様は、わかるわかるとうなづきながら見ていたし・・・。
ちょっと底が浅い感じはあるが、ラストの設定も含め全体として面白く観た。
出ている俳優もいい。新人監督が良くこんなキャスティングの作品の
メガフォンを取れたな、と感じた。

現実を見つめられず逃げてばかりの男、60歳間近にして役員を追われた男、
頑固な大工だが人情に篤い男など。トミー・リー・ジョーンズの立ち位置が
今一つクリアでなかった印象。ノー天気ゴルフ男、ベン・アフレックは
優柔不断な優男がはまっていたし、渋いバイプレイヤー、クリス・クーパーが
ダメな妻を持った子供がまだ小さい男を好演。最近ちょっとしわが目立ちすぎの
トミー、人情味あふれる大工コスナー、みんないい感じだった。
クリス・クーパーが旧知のCEOに会いに来たとき銃をぶっ放すのではないかと
ドキドキしたが・・。

お勧めです。
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<プロダクションノート&ストーリー>
「いつ終わるとも知れない、世界的な不況。リストラの波は日本にも例外なく
押し寄せ、会社に忠誠を尽くしてきた仕事人間がある日突然仕事を失う。
それは家族を養い、会社で働く男たちには最悪の状況だ。
この映画の男たちも、最初はその事実を受け入れる事ができない。そうした
会社人間の悲哀を、名優たちの絶妙な演技のアンサンブルによって描いたのが
本作だ。それにしてもあっさり解雇に踏み切る、アメリカの企業の何と冷徹な
ことか。しかもそれが一般人の感覚からは離れている事は、アメリカで本作の
ような映画が作られている事が証明している。ハッピーエンドへの道が険しい
のもリアリティがあり、多くのサラリーマンが本作に共感するだろう。

ボビー・ウォーカー(ベン・アフレック)は、ボストンに本社を構える総合企業
GTX社のエリート社員。37歳にして販売部長の座に就いた彼は12年の
サラリーマン人生で大邸宅に住み、ポルシェを乗りまわしゴルフに興じる生活を
築きあげた。だが2008年9月15日のリーマン・ショックに端を発する不況の中、
GTX社は大規模なリストラを敢行。6万人の全従業員のうち3000人が解雇を
言い渡され、その中にボビーも含まれていた。彼に支給された解雇手当は
12週間分。その間に新しい仕事を見つけなければ、妻のマギー(ローズマリー・
デウィット)も2人の子供たちも路頭に迷ってしまう。

ボビーは早速翌日から就職支援センターに出向き、職探しを始める。現実的な
マギーは、自分もパートで働くことや家の売却を提案するが、エリートの
プライドを捨てきれないボビーは聞く耳を持たない。しかし彼に仕事のオファーは
なく、家のローンもゴルフ場の会費も払えない状態が続いた。

一方、GTX社造船部門の重役ジーン・マクラリー(トミー・リー・ジョーンズ)は、
自分の出張中にリストラを行った最高経営責任者ジェームズ・サリンジャー
に対して苦々しい思いを募らせながらも、浪費家の妻との生活を維持するため
イエスマンにならざるをえなかった。現実逃避の場を求めるように
人事部門責任者のサリー・ウィルコックス(マリア・ベロ)と情事を重ねるジーン。
そんな中、GTX社で再び5000人のリストラが行われた。その中のひとり、
フィル・ウッドワード(クリス・クーパー)は、溶接工から重役にのし上がった
勤続30年のベテランだった。納得のいかないフィルは、上司であり昔からの仕事
仲間でもあったジーンに詰め寄るが、ジーンも解雇されたひとりであった。

同じ頃、ポルシェも家も手放すことになったボビーは、マギーの兄で小さな
工務店を営むジャック・ドーラン(ケヴィン・コスナー)に「働かせてくれ」と
頭を下げていた……。 」(goo映画)

結局、再起を期すジーンが船会社を立ち上げ、ボビーを始めGTXを解雇された
メンバーが給料は半分だが再結集し、いちから始めるのだった。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-10-25 23:20 | 洋画=か行 | Comments(0)