スリー・デイズ In Next Three Days

●「スリー・デイズ In Next Three Days」
2010 アメリカ Lionsgate (presents),Fidélité Films,Hwy61.134min.
監督・脚本:ポール・ハギス
出演:ラッセル・クロウ、エリザベス・バンクス、ブライアン・デネヒー、レニー・ジェームズ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
○デイズ、○時間、というタイトルの映画は沢山あるのでどれがどれだか分からなく
なってしまう。閑話休題。
本作はフランス映画「すべて彼女のために」(2008)を「クラッシュ」「告発のとき」
のオスカー監督、名手ポール・ハギスがリメイクした。
2年後のリメイクとは、どうよ、とは思ったが物語の展開とか映像の構成などはさすが
脚本家出身のハリウッドの名手の名に恥じぬできばえであった。

これリメイクでなければ★8つは確実で、私自身オリジナルも見ているがフランス映画と
ハリウッド映画の違いこそあれどうしても比較して観てしまうし映像がまだ鮮明に
記憶にあるのでこちらも比較してしまう。まあ、タッチが全然違うので別物として
見られればいいのだが。ハラハラドキドキ度はこちらの方が上であると思う。
ラストもオリジナルと異なるが、カタルシスの取り方はハリウッド的な即物感を
面白いと取るか欧州的な余韻を楽しむほうが面白いかにによる。
上映時間が長い本作の方が、展開が丁寧である分、納得のし易さはあると思う。
味は、といわれるとオリジナルの方にいかにもフランス的な香りがありそれはそれで
好きである。結局真犯人は分からないのだがそのあたりに不満が残る。

ラッセル・クロウ、監督自らオファーして出演してもらったそうで、彼のイメージが
強くあったに違いなく、それはイメージ通り映画にフィットしていた。妻ララを
演じたエリザベッス・バンクス、個性的な顔つきながらあまり存在を主張せず
日常的な存在としていい感じだった。

追い詰められた教授が妻を刑務所から「奪還」するのだが、私なら無罪を証明する
ための証拠を徹底的に洗うのだが・・。ま、そんなこと言ってたらこの映画は
出来ないんだけどね(苦笑)。
ひとつ突っ込みどころがあったのは、妻を伴い病院から逃走する時、警察は
なぜエレベーターを止めろ、と指示しなかったのか、という点。続く地下鉄の
シーンでは早々に列車を止めろ、と命令していたのに、だ。
可哀そうなのは金目当てに教授に狙われたヤクの売人たち。教授に撃たれて
家に火をつけられちゃうんだもの・・・。
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<プロダクションノート&ストーリー>
「『告発のとき』のポール・ハギスが監督・脚本を務める本作は“隠れた名作”と
評判の高い2008年のフランス映画『すべては彼女のために』のリメイク。
本作でも犯罪や暴力とは無縁の一般人が“妻を脱獄させる”という設定なので、
アクションスターのラッセル・クロウにあえてアクションを封殺させている。

妻を救うためとはいえ、一般人が犯罪に手を染めるには大きなハードルがあるだろう。
犯罪組織にツテもない主人公が最初にインターネットで調べたりするリサーチ部分は、
私たちも考えつきそうな感じだが、失敗して恐怖に身がすくんだり、犯罪者に
ひどい目に遭ったりするところがリアル。ここを丁寧に描かないと、主人公が妻を
脱獄させようとする後半が、絵空事にしか見えなくなってしまうからだ。

ある朝、愛する妻子とともに幸せな毎日を過ごしていた大学教授のジョン
(ラッセル・クロウ)の家に警察が突入、殺人の容疑で妻のララ(エリザベス・
バンクス)が逮捕されてしまう。
それから3年。ジョンは一人で息子を育てながら、妻の無実を証明するため
懸命に奔走していた。だが、裁判では彼女に不利な証拠が提出され、覆ること
なく遂に殺人罪は確定。絶望し、獄中で自殺未遂を起こした妻をみてジョンは
ある決断を下す。

「彼女の人生と家族の幸せを取り戻す」それは命を懸けた決断だった。
ジョンは生活の全てを犠牲にし、孤独や恐怖に苛まれながら、綿密な脱獄計画を
練り上げていく。チャンスは1度。ララ移送までのわずか3日。
しかし、脱獄計画を嗅ぎつけた警察はジョンの周囲にも捜査の手を伸ばしていた。
果たしてジョンは警察の追及をかわし。計画通りに難攻不落の刑務所から妻を救い
出すことができるのか……。 」(goo映画)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2012-10-29 23:30 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)