マイキー&ニッキー Mikey and Nicky

●「マイキー&ニッキー Mikey and Nicky」
1976 アメリカ Paramount Pictures.106min.
監督・脚本:エレイン・メイ
出演:ピーター・フォーク、ジョン・カセヴェテス、ネッド・ビーティー、ウィリアム・ヒッキー他
e0040938_200313.jpg

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
異色な映画だ。脚本も手掛けた監督さん、相当の粘着質かと思えた。なにせ、
カサヴェテスの行動がいちいちイラつくのだ。それに対して親友のフォークも
我慢していたが、父親の形見の腕時計を道路に投げて壊されるにおよび、
ついに堪忍袋の緒が切れて、ラストには殺し屋に撃たれるカサヴェテスを
家の中からドアを押さえて傍観する。観客にはこれが何とも言い難い
カタルシスとなるのだが、それが実に不思議は感覚になるのだ。なんだろう。
独特のオフビート感覚とでもいうのかしらん。

ストーリーは単純なので思い出しやすいし、印象も深くなる。
こういう役回りはもうカサヴェテスを置いていないか、と思わせる、イライラの
演技は最高だ。また振り回されるフォークもいい味。殺し屋なんだけどいまいち
迫力に欠けるネッド・ビーティーもいい雰囲気だった。
単純なんだが単調でもあり、途中で何回か寝落ちしてしまった。上映時間も短いので
集中して一気に見たほうが面白いと思う。
e0040938_2004582.jpg

<ストーリー>
「組織に切り捨てられ、命を狙われるニッキー(カサヴェテス)と、同じ組織に関係する
幼なじみのマイキー。(フォーク)夜の街を彷徨うふたりの男…。
監督は、コメディエンヌとして高い評価を受けウディ・アレン監督『おいしい生活』に出演
するほか、『天国から来たチャンピオン』などの脚本家としても活躍する、
『おかしな求婚』『ふたり自身』『イシュタール』のイレイン・メイ。
主演は、ピーター・フォークとジョン・カサヴェテス。生涯盟友であったふたりのコンビと
しては、『こわれゆく女』と『オープニングナイト』の間に位置する作品だ。(作品資料より)

組織に切り捨てられ、命を狙われるニッキーと、同じ組織に関係する幼なじみのマイキー。
友情と、親友を組織に売らなければならないことのジレンマに苦しむマイキーは、
ニッキーが身を隠すホテルに駆けつける。
小さな獣のように怯え、人を信用しようとしないニッキー。その傲慢な行動に振り回される
マイキー。ときには怒り、ときにニッキーを諌めるマイキー。
やがて二人の間に不思議な信頼が生まれていく…。マイキーは幼い頃のニッキーを
知っている。今では誰も知るはずのないこともニッキーは覚えている。幼くして死んだ弟の
ことも…。ついにマイキーは、二人でこの町を出る事を決意する。「二人で?」「そう、二人
でだ」。しかし、町を出る前に寄ったニッキーの愛人の家での出来事が、二人の逃避行に
思いもよらぬ結末をもたらす…。 」(goo映画)

友情には人に分からぬ分かち合いの喜びがある一方、どちらかが踏み込み過ぎると
もろく崩れる・・・的なニュアンスの映画か。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-12-06 23:10 | 洋画=ま行 | Comments(0)