はやぶさ 遥かなる帰還 

●「はやぶさ 遥かなる帰還」
2012 日本 東映 テレビ朝日、朝日新聞ほか制作委員会 136分
監督:瀧本智行  原作:山根一眞
出演:渡辺謙、江口洋介、夏川結衣、小澤征悦、中村ゆり、吉岡秀隆、石橋蓮司、藤竜也、
山崎務、嶋田久作、ピエール瀧、近藤芳正他。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
満身創痍で小惑星イトカワから人類初の月以遠からのサンプル回収に成功した、
「はやぶさ」。この人工衛星を擬人化し、涙と感動に誘うことは、事実からして容易い。
3作作られた「はやぶさ」関連の映画の内、本作しか見ていないのだが、
「はやぶさ」が次々の直面するトラブルに、諦めずに果敢にトライした技術陣の苦闘を
描き、衛星を映像で擬人化してみせ、感動を呼ぶ。悪い映画ではないと思うのだが
長い割には、またトラブルかい!!(怒)みたいな展開になっていく。
さすがに地球に燃えつきつつも帰ってくる姿は、ウルウルものではあるけど、実際の
ニュース映像を見たときにはもっとウルウル来たと思う。
物語としては山根の原作の方が面白いんじゃないかな。未読だけど。
ジャクサ、メーカー(NEC)、部品を作った町工場のオヤジ、その娘の新聞記者らの
それぞれの思いで綴る。全体が情に流れていく、流されていくような展開にひっかかりを
覚える。せっかく新聞記者という理性の立場の人間を配したのだから、彼女の目線での
客観的な論調を、ナレーション以外でも活用したら良かったのに。
化学技術的なテクニカル・タームがいっぱい出てくるが、分からなくても(説明もないが)
分かる。技術者の苦闘がテーマであるので大きな動きさえわかれば小さい単語は
気にならない。
それとVFXで描く「はやぶさ」」と宇宙は素晴らしいものであった!


渡辺謙、江口洋介、中村ゆり、山崎務、藤竜也、はいい感じ。吉岡秀隆はいつもの一本
調子だなあ。
他の2作品と見比べてみたい。
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<ストーリー>
「小惑星「イトカワ」から岩石サンプルを持ち帰るという世界初のミッションを成功させ、
地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。その偉業を支え完遂させたプロジェクト
チームと家族の、熱い思いと努力を豪華キャストで描いた人間ドラマだ。
リーダーの山口教授と、彼が率いる技術者たちの生きざま、そして彼らがどんな
思いを抱きプロジェクトと向き合っていったかが、観る者の胸を熱くする。
さらに最新VFXでスクリーンに再現された、「はやぶさ」視点で見る神秘的な深宇宙が
興味深い。
主演は、ハリウッドでも活躍する名優・渡辺謙。偉業や成果を伝えるだけの物語で
はなく、困難を乗り越えた技術者たちの話に焦点を当てたからこそ、深遠なドラマに
仕上がった。

2003年5月9日。小惑星探査機“はやぶさ”を搭載したロケットが鹿児島県内之浦
観測所から飛び立つ。その最大の目的は、小惑星“イトカワ”へ行き、太陽系の起源、
地球の起源を探る手がかりとなる石や砂を持ち帰ること。
しかしそれは、世界でも例のない困難なミッションへの挑戦でもあった。

ロケットを見守る“はやぶさ”プロジェクトマネージャーの山口駿一郎教授(渡辺謙)や
新聞記者の井上真理(夏川結衣)たち。2004年5月、“はやぶさ”は地球の重力と
交点速度を借りて方向転換とスピードアップを行なう“地球スウィングバイ”、7月には
“イトカワ”の撮影に続けて成功。
真理はカプセル担当の鎌田悦也(小澤征悦)や広報担当の丸川靖信(藤竜也)など
プロジェクトチームの取材を続ける一方で、疎遠になっていた町工場を営む父、
東出博(山崎努)と会う。妻を亡くして仕事も減った父を心配しながらも、シングルマザーと
して働く真理は、父との距離を埋められずにいた。

その後も様々な困難を乗り越えた“はやぶさ”は、2005年11月に“イトカワ”のサンプル
採取に成功。だが、化学エンジンの燃料が漏れ、姿勢制御も不能になる。
藤中仁志(江口洋介)と森内安夫(吉岡秀隆)は、イオンエンジンの燃料噴射によって
姿勢制御に成功。危機を脱したものの、姿勢制御に時間を要したことで地球への
期間が予定より3年延びてしまう。
さらに通信途絶やイオンエンジンのトラブルなどが重なり、2009年11月に最後の
イオンエンジンが停止。最大の危機に直面した時、山口はリーダーとして決断する。
“はやぶさ”を地球へ帰す。決意を同じくした藤中と森内は、イオンエンジンに最後の
指令を送った。満身創痍になりながらも地球へ帰還しようとする“はやぶさ”のため、
チームの技術と想いがひとつになる。そして真理と父親に間にも、“はやぶさ”の帰りを
願う気持ちが絆を結ぼうとしていた……。 」(goo映画)

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by jazzyoba0083 | 2012-12-10 14:49 | 邦画・新作 | Comments(0)