マーガレットと素敵な何か L'âge de Raison

●「マーガレットと素敵ななにか L'âge de Raison」
2009 フランス・ベルギー Nord-Ouest Productions, France 2 Cinéma.89min.
監督・脚本:ヤン・サミュエル
出演:ソフィー・マルソー、マートン・ソーカス、ミシェル・デュショーソワ、ジョナサン・ザッカイほか。
e0040938_20574366.jpg

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
まず思うのは、ソフィー・マルソー、いい感じに歳を重ねてるなあ、ということ。
フレンチの味付けのファンタジー映画であったが、そこそこの出来ではある(エラそうで
済みません)とは思う。掌編というべきであろう。
40歳、キャリアウーマンとしてバリバリに仕事をし、取締役の地位をうかがおうか、という
主人公(ソフィー)が、過去の自分から4通の手紙を受け取り、いかに自分を偽り、夢を
諦めて生きていたか、を描くもの。設定は面白いと思うし、役者に不満もないのだが、
いい歳をした頭のいい女性が、7歳時とはいえ、幼い頃に不幸のどん底に叩き込まれ
その際、未来の自分に当てた手紙。それらや目論見を、みんな忘れてしまうものかな。
そのあたりにご都合主義的なひっかかりを覚えた。

ファンタジーなので現実にはありえないことが起きるが、まあそれはご愛嬌ということで。
そんなのに目くじら立てていたら「不思議の国のアリス」は見られないですものね。

ただ今46歳になったソフィー、さすがに目じりに皺は隠せませんが、いい女として年輪を
重ねているな、と感じた。若いころはホンワカしたアイドルだったのだが、イメージを打破
できれば、性格俳優として活躍できるのではないか。
初恋の相手のフィリベールが、マーガレット(ソフィー)に言われた通り、穴掘り職人になる
のだが、現実はパワーショベルも所有する会社の有能な技師になっていたのだ。この辺り
はニヤリとさせてもらった。
e0040938_2058198.jpg

<ストーリー>
「キャリアウーマンのマーガレット・フロール(ソフィー・マルソー)は、ココ・シャネルや
エリザベス・テイラーなど理想の女性に自分を重ねながら、同僚でパートナーでもある
マルコム(マートン・コーカス)とともに、プラントを売る仕事に没頭している。

マーガレットの40歳の誕生日、公証人と名乗る老人が家族のことで署名がほしいと
職場にやってくる。マーガレットはその見覚えのない老人メリニャック(ミシェル・
デュショソワ)から受領書を受け取り、“マルグリット・フロール”と書かれていることを
指摘しながらサインをする。
彼女が誕生日であることを知っていたメリニャックは、1通の手紙を差し出す。
マーガレットが手紙を開けると、それは7歳の誕生日を迎えたころの自分からの
手紙だった。

何通もの手紙と、過去の写真も入っていた。マルグリットとは、封印したマーガレットの
本当の名前だった。家の家具が差し押さえられ、父親も出て行ってしまった少女時代
の苦い記憶を思い出し、気もそぞろのマーガレットだったが、仕事帰りにマルコムから
プロポーズされ、いつもの自分を取り戻す。

数日後、再び手紙が届けられる。会議中にもかかわらず席を外して開けた手紙には、
両親と、初恋の相手フィリベール(ジョナサン・ザッカイ)の写真が入っていた。
マーガレットはフィリベールと、近所の地下室に穴を掘って宝物を埋めて遊んでいた。
2人は結婚の約束をし、フィリベールは穴掘り職人になると誓った。
父が出て行ってから母と弟と暮らしていたマーガレット一家はついに無一文となり、
マーガレットのクラリネットも売ってしまう。初恋を封印し、大人にならざるを得なかった
7歳のマーガレットは、思い出を袋に詰めて当時新人の公証人メリニャックに託したの
だった。マーガレットは徐々に過去と向き合い、自分のキャリアを思い直すようになる。」
(goo映画)

初恋の相手に「穴掘り職人」になれ、といいつつも、自分が夢見ていたのは、砂漠に
穴をほって水をみんなにプレゼントすることだった、というオチ。

この映画の詳細はこちらまで。
トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/19375000
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by jazzyoba0083 | 2012-12-16 22:50 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)