魅惑の巴里 Les Girls

●「魅惑の巴里 Les Girls」
1957 アメリカ MGM 114min.
監督:ジョージ・キューカー 音楽:コール・ポーター
出演:ジーン・ケリー、ミッツィー・ゲイナー、ケイ・ケンドール、タイナ・エルグ、ジャック・ベルジュラック他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
MGMミュージカルはかなり見ている方だと思っていたらこんな作品を見ていなかった。
コール・ポーター音楽というのも気になったのだが、スタンダードになった曲は
なかったんじゃないかな、というより曲が少なすぎな感じ。
「慕情」「上流社会」などの脚本を手がけたジョン・パトリックの本であるが、
今ひとつ締まりが悪い感じを受けた。なんだろう。3つのストーリーがピリッとして
いなかったからかな。 ジーン・ケリーのタップももう少し見たかったなあ。
同じパリが舞台のジーン・ケリー主演作品で「巴里のアメリカ人」があるが、そちらの
ほうが総合的に出来が良いことは世間も認めるところだろう。音楽も含めて。
まあ、この時代のレビュー物としては肩の力を抜いて楽しむ分にはいいだろう。
美女3人の中なら個人的にはミッツィー・ゲイナーでしょうかねえ。
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<ストーリー>
「アンジェロ・デュクロ夫人(タイナ・エルグ)は、名誉毀損による5万ポンド損害賠償の
訴訟を起こした。かつて彼女はイギリス娘シブル(ケイ・ケンドール)とアメリカ娘ジョイ
(ミッチー・ゲイナー)の3人でアメリカの舞踏家バリイ・ニコルズ(ジーン・ケリー)と組んで
欧州を巡演していたが、やがてアンジェロはピエール(ジャック・ベルジュラック)とシブルは
ジェラルド・レン卿(レスリー・フィリップス)とそれぞれ結婚して一座は解散した。

さて数年は無事にすぎたがシブル・レン夫人が自叙伝を発表しその中にアンジェロが
バリイに失恋して、3人が一緒のアパートに住んでいた頃ガス自殺をしようとしたことが
あると記したことから事態は紛糾したのである。
公判の第1日、被告レン夫人は証言する。

「自叙伝は真実です。アンジェロは一座に入った頃、今の夫であるピエールのいることを
隠してバリイとデイトしていました。
彼女は若くて未熟でしたから、バリイは特別に稽古をつけてやりました。そこで彼女は
バリイに恋してしまったのです。ところがあるショウの夜、劇場嫌いのピエールが両親と
見物にきているのを見た彼女は、びっくりして隠れてしまい、相手役のバリイに大恥を
かかせました。彼は怒り、彼女は恋を失ったというわけです。
私が遅くアパートに帰って、彼女の自殺未遂を発見したのはその夜でした。」

傍聴席でこれを聞いていたピエールは、アンジェロの弁明も聞かず憤然として街に
出ていってしまった。

2日目、アンジェロの証言。
「シブルの証言は嘘です。シブルはお酒のみで始末におえぬ女で、バリイも何度か
クビにしようとした位でしたが、私たちは彼女がバリイを愛していたのを知っていましたので
かばってやりました。
その頃彼女はジェラルド・レン卿につきまとわれていましたが、夜の酒場でこの3人が
顔を合わせた時、シブルの酔った放言から男2人は大喧嘩をしました。バリイの心が
自分にないのを知って彼女はますます深酒し、ある夜私が遅くアパートに帰った時、
ガス自殺を図っていたのです。これが真相です。」

今度はジェラルドが憤然とシブルの弁解も耳にせず夜の街に飛び出した。

3日目、問題の人物バリイの証言。
「2人の女性の証言は嘘ではありません。然し私は、シブルにもアンジェロにも実は
関心を持ってはいませんでした。私は第3の女性ジョイを愛していたのです。
しかし彼女は、清教徒的な愛は誓ってくれましたが、しんから私に心を開いてはくれ
ません。一方2人の女性の恋人2氏は故郷にかえりたがっていました。
そこでジョイの心を独占するためもあって私は仮病をつかって一座を解散しました。
後でそれを知ったジョイは、怒って私から去っていきました。それから彼女にはまだ
会いません。失望した私が遅く彼女たちの部屋に行くと、アンジェロとシブルがガス管の
ゆるみで中毒して倒れていました。病院に運ばれた2人は誤解し合ったまま別れたのです。」

証言が終わると2組の夫婦は仲直りして法廷はなごやかに閉じられた。一同に別れてバリイが
タクシーに乗り込むと、そこにはジョイの明るい笑顔が待っていた。」(goo映画)

この映画の詳細は こちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2012-12-28 23:00 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)