蜘蛛巣城

●「蜘蛛巣城」
1957 日本 東宝 110分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎、山田五十鈴、志村喬、千秋実、佐々木孝丸、浪花千栄子ほか。
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
後の「乱」に通ずる作品。黒澤の様式美へのこだわりが見られる。大変良くできた
映画だとは思うけれど、個人的に様式美に傾倒した黒澤作品はあまり好きでは
ないので、評価を下げた次第。故に「乱」も未見である。

シェークスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換えて翻案したが、
大掛かりなセットや美術、エキストラの動きなどはやはり素晴しいと言えるだ
ろう。ファンタジーとしての出来も良いと思う。霧の中から現れる「蜘蛛巣城址」
という標柱。「つわ者どもが夢の跡」であろ。これがエンドシーンへと繋がって
いく。円谷英二が特技監督をしたという動く森も良かった。
相変わらず、古語調、絶叫調のセリフは聞き取りづらいが・・。

最大の見せ場としてつとに知られる、終盤の「矢ぶすま」のシーンは圧倒的だ。

お馴染みの黒澤組の配役は安定しているが、フィーチャーされた山田五十鈴の
鬼気迫る演技は圧倒的で、不気味な味、おどろおどろしさが誠によく出ていた。
ある意味、彼女がこの映画の主役の一人でもあるだろう。
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by jazzyoba0083 | 2013-01-08 22:55 | 邦画・旧作 | Trackback | Comments(0)