ザ・コンテンダー The Contender

●「ザ・コンテンダー The Contender」
2000 アメリカ Cinerenta Medienbeteiligungs KG,126min.
監督・脚本:ロッド・ルーリー
出演:ジョーン・アレン、ゲイリー・オールドマン、ジェフ・ブリッジス、クリスシャン・スレーター他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
オスカー候補(主演女優、助演男優)だったようだが、印象が薄い作品だな。無理も
ないのはアメリカの大統領制、副大統領を指名する制度というものを知ってないと
面白みも半減だと思う。そのあたり日本人にはなかなか理解が難しいのではないか。

また、副大統領候補のハンソン女史が、いかに信条とはいえ、まったく身に覚えのない
ことで責められているのなら、なんで反論しなかったのか、煮え切らない態度に
イラつきを覚えたのは私だけではないだろう。最終的には議会承認を得るのだが
驚愕の事実の暴露などもありそこそこ面白く展開するもの、そのイラつきというか
釈然としなさ加減が映画の魅力を半減させていると感じた。

米国憲政史上初の女性副大統領候補がセックススキャンダルという試練の中、
議会の承認を得る様をサスペンスの要素も加味しつつ展開される。
ジョーン・アレンは良かったがジェフ・ブリッジスがどうも大統領に見えなかった。また
ラストシークエンスでの大統領の、女史大援護演説が、立派すぎでやはり鼻白むだろう。
政治物のカタルシスの典型であり、わかりやすいっちゃあわかりやすいけど、映画が
安くなるんじゃないかなあ。
最初のシーンで川に転落して死んじゃった女性は、結局ヤラセだったわけだが、あんな
危険なこと、やらせるかなあ・・・。スキャンダルの事実のネタばらしあたりも含め
ご都合主義的なストーリーも気になった。
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<ストーリー>
「副大統領の急死に伴いアメリカ史上初の女性副大統領候補の指名を受けた一人の
議員と、それを阻止しようとスキャンダルを持ち出して攻撃する政敵たちとの息詰まる
攻防を描いた政治ドラマ。

急死した副大統領の後任選びに苦慮するジャック・エヴァンス大統領(J・ブリッジス)は、
大方の予想に反して、ハンソン上院議員(J・アレン)を副大統領候補に指名する。
が、彼女が正式に副大統領となるためには下院の司法委員会が開く聴聞会を経て
議会の承認を受けなければならない。しかし、聴聞会では政策以外のところで彼女を
陥れようとする動きが画策されていた……。」(allcinema)

共和党から民主党に鞍替えしたこと、政治信条を責められるのは受け入れなければ
ならないとして、大学時代の若気の至りとも言うべき性的なことを根掘り葉掘り
やられるわけだ。それもあとから分かるのだが、事実ではないことで。
ハンソン上院議員(アレン)は、自分から否定しない作戦だった。これが彼女を
苦しめることになる。
また司法委員会の共和党ラニヨン議員の執拗な攻撃、マスコミの攻撃は続く。
冒頭の英雄的知事のやらせやラニヨン議員の裏側が判明するに及び、ついに
女史の名誉は回復され、副大統領指名承認を勝ち取るのだった。

ハンソン議員はヒラリー・クリントンが下敷きになっているのではないか、という意見も
ある。

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2013-01-10 23:30 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)