ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー Thief

●「ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー Thief」
1981 アメリカ United Artists,Michael Mann Company/Caan Productions.123min.
監督・脚本:マイケル・マン
出演:ジェームズ・カーン、チューズデイ・ウエルド、ウィリー・ネルソン、ジェームズ・ベルーシ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
なんとも大時代な邦題だが、ま、公開が80年代初頭ということを考えれば納得。
「ラスト・オブ・モヒカン」のマイケル・マン劇場デビュー作品だ。以前から一度観て
みたいと思っていたところ、WOWOWで上映してくれた。
B級の匂いがして、粗っぽさは感じるものの、それは粗雑ということではなく
80年代のエネルギーみたいないい意味でのアメリカ映画の猥雑さを感じる。
演技も映像のタッチもだ。デ・パルマにもそのような雰囲気を感じるのだが
マンの手法はデ・パルマとは違っていて、スタイリッシュでオシャレに仕立ててある。
デ・パルマの方が、猥雑さの濃度が濃いと感じる。

雰囲気はまるで日本の任侠映画の殴り込みだ。女房と子供(養子)をおん出し、
家を爆破炎上させ、敵の家を爆破し、自分を裏切ったボスの元に殴り込み
(コンバットシューティングがイカス!)、皆殺しにして自分も傷つく。。どうみても
ヤクザの殴り込みでしょう。しかし、ジェームズ・カーンが実にハマっている。
彼以外にないだろうというキャスティングだ。一目惚れしてしまうレジ係の
女性を演じたチューズデイ・ウエルドも、美人でなく、場末な感じも匂っていい味で
あった。
義理と人情を立てた男の悲劇である。

また大型バーナーを使った大掛かりな銀行強盗は、初めて見た規模だった。
何気に地味で、華々しい(意味がわかりづらいが)作戦は見ごたえがあった。
ウィリー・ネルソンも、これまた地味だけどいい味をだしてたね。

ハードボイルド、ここにあり、という痛快な活劇である。
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<ストーリー>
「雨の夜。あるカンパニーの金庫が、何者かの手によってあけられ、ダイヤモンドが
盗まれた。--フランク(ジェームズ・カーン)はプロの泥棒。19年の刑期を終え、獄中で
知りあった大泥棒オクラ(ウィリー・ネルソン)に教えられた盗みの秘訣は、一段と彼の
腕を確かなものにした。
フランクは、昼間は中古車販売店の経営者としてダンディな服装でバリバリ働く
ビジネスマンなのだ。しかし、19年の間に泥棒は長く続けられないと悟った彼は、
やすらぎのある家族を必要としていた。喫茶店のレジ係ジェシー(チューズデイ・ウェルド)
に自分の素姓を打ち明け、共に暮すことを約束するフランク。

しかし彼の凄腕を見逃す程組織は生やさしくない。彼の前に組織の大ボス、レオ
(ロバート・プロスキー)が現われ、好条件をつけて2、3の仕事を依頼する。
その仕事さえ済ませれぱ、組織が手配した郊外の家でフランクはジェシーと、レオが
見つけてきた養子と3人で優雅な生活を送ることができるのだ。
予定どおりいつもの仲間たち、バリー、グロスマンらと見事仕事を成功させるフランク
だったが、約束どおりのワケ前はもらえずバリーも消された。怒りをおぼえた彼は、
今すべてを捨てる決心をし、ジェシーと子供をグロスマンに託すと、自分の身のまわりの
ものをすべて消すべく、店も家も焼いた。そして復讐心に燃えた彼は、ひとり敵陣にのり
こんだ。そして、遂に傷つきながらも、敵のボス、レオを殺すのだった。」(goo映画)
-<一部訂正してあります>-

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Commented by 履歴書の学歴 at 2013-08-29 08:34 x
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by jazzyoba0083 | 2013-02-09 23:10 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(1)