スーパー・チューズデイ The Ides of March

●「スーパー・チューズデイ The Ides of March」
2011 アメリカ Cross Creek Pictures.101min.
監督:ジョージ・クルーニー
出演:ライアン・ゴスリング、ジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、
    マリサ・トメイ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
今年('13)のオスカーでは作品賞を獲得した「アルゴ」のプロデューサーとして
登壇し、オスカー像を手中にしたジョージ・クルーニーが監督し、製作、脚本にまで
コミットした政治サスペンス。クルーニー好みのストーリーが豪華な配役で展開
する。アメリカの大統領選が分かっているとより面白いと思う。
政治モノではあるが、一級のサスペンスとして娯楽作品に仕立て上げた
クルーニー、なかなかやりますね。

政治の世界の「忠誠」と「裏切り」を描くが、結局政治の表舞台に立っている人物は
些細なことであっても「裏切り」をステップにして来たに違いない、とアイロニカルに
表現されていた。クルーニーは、脇に回り、若き広報官ゴスリングの「裏切り」と
「正義」にまつわる葛藤が主なストーリーになるが、大統領候補の州知事(クルーニー)、
若いインターンに手を出して妊娠させちゃ、ダメでしょ、と思うけど、この辺りが
少し映画的に甘いんじゃないか、と感じた。男女の恋愛模様もちゃんと描けていた
のは良かったのだけれど。

ラスト3分の1くらいから連続するどんでん返しの連続は面白かった。裏切ったつもりが
裏切られたり。結局小悪人のゴスリングがスキャンダル知事を手玉にとって、首にされた
積りが、ボスを首にしてその地位に納まるのだ。
大俳優たちを向こうに回してゴスリングは熱演だったが、個人的にどうもラブコメの
イメージが付きまとう。選挙物はえてしてややこしいのだが、本作は101分と、上映
時間もいい感じだった。
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<ストーリー>
「アメリカ合衆国大統領の座をめざし、民主党予備選に出馬したマイク・モリス
(ジョージ・クルーニー)は、選挙ツアー最大の正念場を迎えようとしていた。
ペンシルベニア州知事として政治家の実績を積んだモリスは、ハンサムで弁舌に優れ、
カリスマ性も十分。そのうえ清廉潔白な人柄と揺るぎない政治信条で多くの有権者を
魅了し、ライバル候補のプルマン上院議員をじわじわと引き離しつつある。
来る3月15日のオハイオ州予備選に勝利すれば、その勢いに乗って共和党候補をも
打ち破り、ホワイトハウスの主になることはほぼ確実。

いよいよ一週間後に迫ったスーパー・チューズデーの決戦に全米の注目が集まって
いた。モリスを支えるのは、ベテランのキャンペーン・マネージャー、ポール・ザラ
(フィリップ・シーモア・ホフマン)と、広報官スティーヴン・マイヤーズ(ライアン・
ゴズリング)。

ある日、スティーヴンのもとに、プルマン陣営の選挙参謀トム・ダフィ(ポール・
ジアマッティ)が電話をかけてくる。極秘の面会を求められ、一度は拒んだスティーヴン
だが、何らかの情報提供をちらつかせるダフィの言葉巧みな誘いに負けてしまう。
ダフィの目的は、スティーヴンを自陣営に引き抜くことだった。
だがモリスに心酔しているスティーヴンは、その申し出を即座に拒絶。その夜、
スティーヴンは選挙スタッフのインターンである若く美しい女性モリー(エヴァン
・レイチェル・ウッド)とホテルで親密な一夜を過ごす。

翌日、スティーヴンはダフィとの密会の件をポールに打ち明け、謝罪するが、
何より忠誠心を重んじるポールの怒りは想像以上だった。二人の間には亀裂が
生じ、ダフィとの密会は新聞記者アイダ(マリサ・トメイ)にも嗅ぎつけられてしまう。
圧倒的優勢を見込んでいたスーパー・チューズデーの雲行きも怪しくなり、
スティーヴンを取り巻く状況はまたたく間に悪化していった。そんな中、ポールから
クビを宣告されたスティーヴンは、プルマン陣営への寝返りを決意するが、態度を
豹変させたダフィにすげなく門前払いされてしまう。
怒濤の嵐が吹き荒れるスーパー・チューズデー前夜、正義を売る者たちの最後の
壮絶な駆け引きが始まった……。 」(goo映画)

権謀術数渦巻くアメリカ大統領選の物凄いエネルギーの一端を垣間見るような
感じだ。自陣営を裏切って敵陣営に、「予定通り」に寝返ると、そのスタッフから
「簡単に寝返るような人物は使えない」てな言葉を浴びせられて、放り出される
のだ。このあたり凄かったなあ。それとインターンとの情事を明かされた
候補とゴスリングの対決も見ものだった。脚本もよく出来ていたと感じた。

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by jazzyoba0083 | 2013-02-23 23:15 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)