マンハッタン Manhattan

●「マンハッタン Manhattan 」
1979 アメリカ Jack Rollins & Charles H. Joffe Productions.96min.
監督:ウディ・アレン
出演:ウディ・アレン、ダイアン・キートン、マリエル・ヘミングウェイ、メリス・ストリープ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ジョージ・ガーシュインの音楽が全面にフィーチャーされ、これがまたモノクロの
画面と溶け合って、実にセンスの良い、NYの世界を生み出している。
饒舌で才走っているが、風采は上がらず、恋愛は下手、というアレン共通の
キャラクターが、ここでもまた不器用な恋愛模様を展開する。

ハゲチビのおっさんの、見ている人がシンパシーを感じないわけには行かない
ようなキャラクターに、知らずうちに、怒り、励まし、同情し、嫌悪している。
一番大人だったのがまだ十代のマリエル・ヘミングウェイだったりするのが、
痛々しくも納得だったりする。
ガーシュインの数々の名曲は、もちろん、本作よりずいぶん古いものであるが、
モノクロの現代に持ってきても、非常にNYの雰囲気に会うのに改めてビックリ。
この映画のために作られたのではないか、くらいにフィットしているのだ。
若きメリル・ストリープ、出てきだだけで重みがある。このころからオーラがあるな。

ウディ・アレンは好きで何本か見ているが、上位にランクされる出来ではないか?
テイストはいつも同じようだが、同じような出来にならないのが凄いなあ。
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<ストーリー>
「 ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』に促されて開幕する、このアレンの
NY賛歌は一切魅力的だ。例のごとくコンプレックスを抱えた、アレン扮する中年男
アイザックは、TVライターとしては売れっ子だったが、シリアスな小説に転向しようと
産みの苦しみの最中。
彼は粋なレストランで友達とダベっている。共にテーブルを囲むのは大学教授の
エール(M・マーフィ)と妻のエミリー(A・バーン)。そして、現在、彼が同棲中の
17歳の高校生トレーシー(M・ヘミングウェイ)。どちらかと言えば彼女の方が夢中で、
これ以上深みにハマるのを彼は恐れている。

過去に二度の結婚に失敗している彼。最初の妻は麻薬に溺れ、次の妻ジル
(M・ストリープ)は彼と一児を設けながら、レズビアンに走った。現在の彼の最大の
悩みはジルが彼との生活を暴露した小説を書こうとしていること。
ある日、彼はMOMAを見物中のエールが連れていた浮気相手のメリー(D・キートン)に
恋をする。雑誌のジャーナリストの彼女の似非インテリ臭さは鼻持ちならないが、
再びパーティで出合った二人は完全に意気投合。夜が白み始めるまでマンハッタンを
散策するのだが……。

不埒なアレンの一転二転する恋心に皆が惑わされ、結果は寂しいことに。
最後、マンハッタンを走りに走る、その姿は哀れを誘う。G・ウィリスの白黒撮影が秀逸。」
(allcinema)

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by jazzyoba0083 | 2013-03-05 22:50 | 洋画=ま行 | Comments(0)