ポテチ

●「ポテチ」
2012 日本 ショウゲート 製作委員会(河北新報、東日本放送他)、スモーク+ダブ。68分
監督:中村義洋    原作:伊坂幸太郎
出演:濱田岳、木村文乃、中村大樹、中村茉優、桜金造、大森南朋、石田えり、中村義洋ほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
これまでも伊坂作品を作ってきた中村義洋。伊坂=中村=斉藤和義=濱田岳・
大森南朋という流れが出来てきた感じ。中村監督は、独特の雰囲気を持つ伊坂
ワールドの雰囲気を割と壊さず映画化出来る人だ、と思っている。伊坂氏の
書籍は大体読んでいるので、それは
これまでの映画を見てきてもそう思うのだ。ただ、やっぱりどこか違和感は付き
まとうけど。この後見た「フィッシュ・ストーリー」なんかは別作品と見たほうが
いいかもしれない。テイストは出ていた、と思うけど。

さて、本作は68分という掌編である。中村監督が東日本大大震災の後、被災地に
エールを送る意味も含めての製作となった。スマートな泥棒と、プロ野球選手の
赤ちゃん取り違え事件の話。
なんといってもデビュー間もない木村文乃が良かった。存在感があるなあと。
下手にテレビドラマなんかに出て消耗してもらいたくない女優さんだ。
運命の交錯という伊坂ワールド得意の世界の雰囲気は良かったと思うけど、
映画としての出来はどうか、といわれると、う~ん、となってしまうなあ。
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<プロダクションノート&ストーリー>
「『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』など、仙台を舞台とした
作品を世に送り出してきた原作:伊坂幸太郎&監督:中村義洋のコンビで贈る本作は、
中短編集「フィッシュストーリー」に収められた同名作を映画化した68分の中編だ。
震災後すぐに企画が動き出し、仙台でオールロケが敢行された。
プロ野球のスター選手と、彼に特別な思いを寄せる平凡な青年─実は同じ年、同じ日に
生まれた二人の奇妙な繋がり、彼らを取り巻く人たちの強い絆が、独特の語り口で
綴られていく。伊坂&中村作品の常連、“いい人”を演じさせたら一級品の濱田岳が
本作でも主人公の心優しい青年を演じ、魅力を振りまいている。

今村(濱田岳)と若葉(木村文乃)の出会いはビルの屋上だった。そのきっかけと
なったのは、一本の電話。2人が出会う少し前、ビルの屋上から飛び降り自殺をしようと
していた若葉は、死ぬ前に恋人に電話をかけた。ところが、留守電に吹き込まれた
メッセージを聞いていたのは、彼女の恋人の家に空き巣に入っていた今村とそのボス。

“これから死ぬ”という彼女を放っておくことができず、今村は“キリンに乗っていくから!”と、
わけのわからない言葉を発して、若葉のいるビルへ向かったのだ。これによって自殺を
思い止まった彼女は、今村と同棲を始める。

ある日、今村の空き巣の仕事を見てみたいと同行する若葉。忍び込んだマンションの
一室は、プロ野球選手の尾崎の部屋だったが、今村は野球漫画を読んだり、ソファで
くつろいだり、何かを盗む様子は全くない。若葉が金目のものを見つけて帰ろうと促して
もなかなか動かない。と、そこへ電話のベルが鳴り、家主の尾崎に助けを求める
メッセージが。若葉と出会ったときと似ている、と今回も放っておけなくなった今村は、
メッセージを残した女の元へ向かう。

尾崎の代理で助けに向かった今村と若葉だったが、そこには思わぬ出来事が待っていた
……。意外な事実を知って腹を立てた今村と若葉は、帰り道にポテトチップスを買い、
車の中で食べる。その時の若葉の“コンソメ食べたい気分だったけど、塩味もいいもん
だね。間違ってもらって、かえって良かったかも”という何気ない言葉に、泣きじゃくる今村。

なぜ、彼は泣いたのか?そもそも、なぜ、今村は尾崎に執着するのか?すべての理由は
26年前、2人の赤ん坊が生まれたあの日に遡り……。若葉は、今村が憧れる兄貴分の
黒澤(大森南朋)からある事実を聞かされる。 」(goo映画)

尾崎宅に電話をかけてきた女は美人局であり、背後にいた若い男をボコボコニする。
さらに仙醍キングスの監督を脅し、尾崎を代打に送り込ませる。みんなで応援するなか
驚きの代打尾崎は、起死回生のホームランをかっ飛ばすのだった。

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by jazzyoba0083 | 2013-03-19 22:30 | 邦画・新作 | Comments(0)