ディア・ブラザー Conviction

●「ディア・ブラザー Conviction」
2010 アメリカ Fox Serchlight Pictures,Omega Entertainment.107min.
監督:トニー・ゴールドウィン
出演:ヒラリー・スワンク、サム・ロックウエル、ミニー・ドライヴァー、メリッサ・レオ他
e0040938_17245272.jpg

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
実話が元になっているとはいえ、なかなか面白かった。あくの強いヒラリー・
スワンクとミニー・ドライヴァー、あくが強くないサム・ロックウェルという
配置も良かったと思う。ヒラリーは好みじゃないけど、芯の強い女性を
演じさせるとインパクトがある。これが劇場未公開とは勿体ない。
ただ、先が読めちゃうのが弱みかな。DNA捜査が始まって過去の証拠を
洗い出すなか、ついに処分されてしまったと思われていた現場での
犯人の血液が見つかるのだが、そこであと45分くらい上映時間が
残っていて、ただでは済まないのだろうな、とは類推できてしまう。

しかし、兄の無実を信じて16年かけ弁護士になり、さらに2年かけて証拠を
探し出す、という根性、素晴らしいな。とてもまねが出来ない。

e0040938_17253272.jpg


ストーリーは極めて単純。ある街でドイツ系の女性が殺された。犯人として
ケニー・ウォーターズ(サム・ロックウェル)が逮捕される。そこには女性警察官
ナンシー・テイラー(メリッサ・レオ)の不正がからんでいてデッチあげられた
のだった。(その事実は映画ラスト近くまで明らかにはされないが)。
兄の無罪を固く信じる妹のベティ・アン(ヒラリー)は、金が無くて兄に腕のいい
弁護士を雇えなかったことから、自分自身が弁護士になろうと決意。

結局仮釈放なしの終身刑になってしまった兄を助ける一心で、16年かかり
弁護士資格を獲得、新たな証拠探しに乗り出した。学生時代に同じ年まわり
から親友となったアブラ・ライス(ミニー・ドライヴァー)が強力な助っ人と
なってくれる。
丁度DNA捜査が導入された時期で、ベティ・アンは、これを手がかりにして
冤罪事件の解明に当たる弁護士の力をかり、当時の犯人の血液の証拠を
探した。しかし時間が経ちすぎていて、処分されたという。

しかし二人は信念でついに証拠を探しだし、裁判所に付きつけるが、裁判所は
共犯だったかもしれない、ということで採用しなかった。暗澹とするベティ・アン
だったが、今度は証人を尋ね、ついに女性警察官ナンシーに脅されて偽証した
という証言を得る。これでついに兄の無罪は確定したのだった。

無罪を勝ち取るまでの18年を彼女の暮らしの変化、刑務所の兄の変化、
周囲の協力などを描きながらまとめた。ベティ・アンの二人の息子がなかなか
泣かせる役回りだった。

その後の字幕が出たのちのラストカットはお約束の実物の兄妹である。

原題のコンヴィクションとは「有罪判決」という意味。まあ、邦題のほうが、
らしくはある。

この映画の詳細はこちらまで。
トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/20157455
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by jazzyoba0083 | 2013-04-05 23:20 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)