2013年 06月 07日
今日、キミに会えたら Lilke Crazy
2011 アメリカ Paramount Vantage,Indian Paintbrush.90min.<日本劇場未公開>
監督:ドレイク・ドレマス
出演:アントン・イェルチン、フェリシティ・ジョーンズ、ジェニファー・ローレンス他
<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
日本劇場未公開ながら、サンダンス映画祭で審査員特別賞を獲った、という
触れ込みに触発されて鑑賞。あとから解説を読むと、プロットはあったろうが、
全ての演技とセリフはアドリブなんだそうだ。知らなかったらそうとは思わない
くらい上手く出来ていたと思う。ストーリー自体はどういうこともない、
「それがどうしたの?」という程度のものだし、終わり方も余韻というのか
気分が良くないというのか、ブラック含みかもという切れの悪いものと感じた。
つまり「遠距離恋愛中の二人は決して見てはいけない」映画です。
イギリスからアメリカの大学に留学に来ていた女子が、男子と仲良くなり、
ビザを超えて不法滞在。強制送還。会えない二人。それぞれに恋人が・・。
仕事上ロンドンに行けない男子、ロンドンで編集者として腕を上げる女子だが
結婚を武器にアメリカ永住を決心するが、不法滞在の前科はそれを許さない。
やがて女子の新しいボーイフレンドから結婚の申し込みが・・・。彼のことも
好きなのよね。困ったことに。男子の方にも美しい新しいガールフレンド。
しかし男子を忘れられない女子は、ついに再入国許可を得て、二人で
ロスで暮らせることになったのだ。が・・・。二人で暮らす部屋の中にいたのは
かつて燃えるような恋をした二人ではなさそうだ。
それに、女子はどうやら新しいボーイフレンドの子供を妊娠しているクサイ。
遠距離恋愛は、分っていても大変ですねえ。不法滞在はアメリカでは大罪
なんです。離れ離れの男女の無理からぬ感情とはいえ、泣く人が出てしまう
ことはいけませんな。
<ストーリー>
「サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞したラブストーリー。監督・脚本は
ドレイク・ドレマス、共同脚本はベン・ヨーク・ジョーンズ。
出演は「スター・トレック」「ターミネーター4」のアントン・イェルチンと「テンペスト」の
フェリシティ・ジョーンズ、「ウィンターズ・ボーン」「X-MEN:ファースト・ジェネ
レーション」のジェニファー・ローレンス。本編はすべてキャノンのデジタル一眼
レフカメラで撮影され、演技と台詞はすべて即興で行われている。
出会ってすぐに恋に落ちた大学生のジェイコブとイギリス人留学生のアンナ。
アンナはビザが切れてもなおアメリカにとどまっていたが、ついにイギリスへ強制
送還されてしまう。こうして二人の遠距離恋愛が始まった。大学卒業後も二人の
恋愛は続いていたが、会えないことからケンカが多くなり、そしてジェイコブは職場の
同僚と関係を持ってしまう…。」(allcinema)
この映画の詳細はこちらまで。