君への誓い The Vow

●「君への誓い The Vow」
2012 アメリカ Screen Gems ,Spyglass Entertainment.104min.
監督:マイケル・スーシー
出演:レイチェル・マックアダムズ、チャニング・テイタム、サム・ニール、スコット・スピードマン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
実話をベースに映画化したが、去年の春、TBS系で竹野内豊と和久井映見主演で
「もう一度君に、プロポーズ」で同様の物語は体験済みなので、目新しいことは
なかった。テレビがパクったのかなあ。

さはさりながら、実話がベースという強みを得て、結構ちゃんと見られる映画に
なっていたと思う。★7は甘く、6、5というところが妥当か。
なにせレイチェルが可愛いので大部分許せちゃうんだけど。

新婚さん→交通事故→新婦記憶喪失→ただ今の夫と出会う以前は覚えている
→婚約者がいた、家族と上手くいってなかった→ロースクールへ行かせたい父に
反抗し、美術大学に進み、その後結構順調だった→夫はなんとか記憶を呼び戻そうと
必至だが、簡単に記憶は戻らない→元婚約者がよりをもどそうと接近→両親も
離反した娘を元へ戻すいいチャンスとばかりに言い寄る→なんとしても今の生活に
戻したい夫は苦悩する・・・・そして妻の妹の結婚式→そこで妻の父のとんでもない
過ちが明らかになる→どうしても記憶が戻らないものの、夫であった男性に
惹かれていく妻→もう一度デートからやりなおし・・・・。

ラストで明らかにされるが実話では夫妻は妻の記憶が戻らぬまま元の結婚生活に戻り、
子供二人に恵まれ幸せに暮らしているとか。

男の立場と女の立場、見る人で感動も違ってくるかもしれない。主人公の夫レオは
極めて真面目なヤツで、妻ペイジをひたすら愛している。その愛があまりにも一途が
ゆえに、記憶喪失が治らないと諦めて、離婚に同意する苦しみは男としては胸に
迫る。夫の愛に気づかなないのは記憶喪失という病気が原因とは言え、昔の生活に
笑顔が出てしまうペイジにイライラする。それはペイジにとっては可哀想なことなんだ
けど。現在公開中の「ホワイトハウス・ダウン」では主演を勝ち取ったチャニング・
テイタムだが、なんか茫洋とした雰囲気が、逆に愛に対して真面目な雰囲気を
出せていたと思う。

一方、娘が両親に反抗した一因でもあったのが地位ある父親と自分の大学の
親友との不倫であった。結局この父も深く反省するのだけれど。
お話として手堅くまとまった映画。ユーモアも配して、泣きに誘わないところが
気持ちいいドラマだ。テレビドラマを見てない人は見てもいいかも。
やっぱりレイチェルの可愛さが際立つなあ・・・(個人的見解です・・・)。
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<ストーリー>
「親しい友人たちに囲まれ、結婚式を挙げたレオ(チャニング・テイタム)とペイジ
(レイチェル・マクアダムス)。だが、幸せな新婚生活も束の間、交通事故でペイジは
記憶を失ってしまう。レオと出会ってからの数年間がスッポリ空白となり、夫である
レオは彼女にとって見知らぬ人に。
戸惑うペイジを切なく見つめるレオ。彼女の記憶が戻らないと悟ったレオは、
出会いからやり直すことを決意し、ペイジに恋のアプローチを開始する。
しかし、そんな2人の前にペイジの両親や元婚約者が立ちはだかり……。」
(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2013-08-15 23:15 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)