トータル・リコール Total Recall

●「トータル・リコール Total Recall」
2012 アメリカ Total Recall,Original Film,Prime Focus,Rekall Productions.118min.
監督:レン・ワイズマン
出演:コリン・ファレル、ケイト・ベッキンセイル、ジェシカ・ビール、ブライアン・クランストン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
シュワルツネッがー主演のオリジナルからすで20数年。リメイクが作られる
時期になったのだなあと感慨深い。オリジナルは中身全く覚えてない(苦笑)。

だいたい、リメイクはオリジナルと比べられて不利ではあるが、本作といえば
個人的に飽きずに見れて楽しかった。先日見た「ワールド・ウォーZ」などより
よっぽど「なるほど」感があった。VFXの出来もよく、タテヨコに動くエレベーターや
高速道路のカーチェイスなどは見ごたえがあった。

しかし、これを見る宇宙映画ファンは等しく思うだろうが、オーストラリアと模される
「コロニー」の風景が漢字やハングルを使ったり唐傘を使ったりでアジアンテイストを
だしつつ、雨が降っているくらい光景などはどうみても「ブレード・ランナー」だろうし、
シンセティックという攻撃ロボット群は、「スターウォーズ」のストーム・トゥルーパー、
あと、「マイノリティ・リポート」の影も見られる。

しかし、テンポよくアクションの連続で、幻想と現実をよく見極めないとよくわからなく
なる脳の刺激も含め、2時間弱心地よい緊張をもって楽しめた。リメイクとしては
よく出来てたのではないかな。コリン・ファレルの主演はどうだったかちょっと疑問。
ケイト・ベッキンセイルの主人公をシツコク狙い続けるターミネイターの警官みたいな
鬼嫁は危機迫っていて良かったけど、途中でジェシカ・ビールと区別が一瞬つかなく
なるところがある。

ひょっとしたら、ラストでトータルリコール社の椅子の上で、全部が幻想でした、
なんてオチにならないよなあ、と思っていたところ、そのあたりはちゃんと計算されて
いたな。未見の方でこの手の映画が好きでしかも前作を見ていない、という人は
ご覧になるといいかも。そしてオリジナルを見てみると。。。
私もオリジナルをもう一度ちゃんと見てみたくなりました。
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<ストーリー>
「近未来、“記憶”は簡単に売買されるようになっていた。大きな戦争を経て正常な
環境を失った世界で、人々はわずかな土地を、裕福なブリテン連邦と貧しいコロニーと
いう2つの地域に分けて暮らしている。
退屈な日常に飽き、刺激を欲した人々は、人工記憶センターであるリコール社の
人工記憶を買って不満を解消していた。
コロニーで暮らす工場労働者のダグラス・クエイド(コリン・ファレル)も、来る日も来る日も
工場で働く日々にふと嫌気がさし、リコール社を訪れる。
しかし、彼が記憶を植えつけようとしたとき、突然、ブリテン連邦のロボット警官隊が
襲撃してくる。クエイドは自分でも知らなかった戦闘能力を発揮して逃げ切るが、
帰宅すると今度は彼の妻ローリー(ケイト・ベッキンセール)が襲ってくる。
ローリーはクエイドに、記憶を消されて新しい記憶を植え付けられただけで、この世に
ダグラス・クエイドという人物は存在しない、と告げる。
ローリーを振り切ったクエイドは、行く先で数々の謎のメッセージを受け取り、メリーナ
(ジェシカ・ビール)と出会う。メリーナは信用できるのか? 自分は誰なのか? 
クエイドはその答えを見つけられないまま、ブリテン連邦とコロニーの運命を握る戦いに
巻き込まれていく。」(Movie Walker)

「ポール・ヴァーホーヴェン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で1990年に
映画化され大ヒットしたフィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』を、「アンダー
ワールド」「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン監督、「マイアミ・バイス」のコリン・
ファレル主演で再映画化したSFアクション。

人工的な記憶を植え付けることが可能になった近未来を舞台に、記憶を塗り替えられ
謎の陰謀に巻き込まれた男が、本来の記憶を取り戻すべく巨大な敵に立ち向かっていく
姿を描く。共演はケイト・ベッキンセイル、ジェシカ・ビール。

 大きな戦争によって荒廃した近未来。生き延びた人類は、裕福な人々とそれ以外の
貧しい労働者という二極化が進んでいた。工場労働者のクエイドは、希望のない単調な
毎日に嫌気が差し、巷で評判の人工記憶を試してみたいと思い立つ。
それは好きな記憶を選んで楽しむものだが、あまりにもリアルな体験のため、中毒者が
出るなど社会問題化し、当局によって非合法化されていた。
そんな人工記憶を扱う“リコール社”を見つけ出し、憧れの“スパイ”を選んだクエイド。
しかし記憶を植え付けようとした瞬間、突如警官隊の襲撃を受け、取り囲まれてしまう。
ところが彼は、無意識のうちに驚くべき戦闘能力を発揮して警官隊を圧倒する。
自分のしたことが理解できず混乱したまま帰宅したクエイドはさらに、今度は妻ローリー
から思わぬ襲撃を受ける。再び驚異的な防御反応で難を逃れたクエイドはやがて、
謎めいた美女メリーナと出会い、驚愕の真相を告げられるのだったが…。」(allcinema)

ネタバレですが、クエイドはもともと連邦側の有能なエージェントでコロニーの親玉を
殺すために送り込まれたものの、寝返って捉えられ、記憶を抹消されてコロニーに送り
こまれ、監視に妻(という名の凄腕エージェント)がついていたのだ。
それがリコール社へ行ったばかりに覚醒した(と思われた)クエイドのもとに警官が
やってくるのだ。やがて妻も敵と分かり、次第に自分がもともと連邦のスパイであった
ことがわかってくる。見方をするのは過去の恋人であったメリーナ(ジェシカ)だけだ。
(彼女が車で拾い上げるところはちょっとご都合主義か)
こうしてごちゃごちゃとこんがらがった糸がほどけてくる快感がこの映画にはある。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2013-08-18 23:30 | 洋画=た行 | Comments(0)