レインメーカー The Rainmaker

●「レインメーカー The Rainmaker」
1997 アメリカ Constellation Films,Douglas/Reuther,American Zoetrope.135min.
監督:フランシス・フォード・コッポラ 原作:ジョン・グリシャム「原告側弁護人」
出演:マット・デイモン、クレア・デインズ、ジョン・ヴォイト、ダニー・デヴィート、メアリー・ケイ・プレイス
    ミッキー・ローク、ロイ・シャイダー、ヴァージニア・マドセン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
この映画、観たつもりでいた。グリシャムは好きな作家で(今は読んでないけど)原作を
呼んだかも。 で、NHKBSプレミアで放送していたろころを録画・鑑賞に及んだ次第。

コッポラ+マット・デイモン+原作=グリシャムで面白くないはずがない、と思って
鑑賞したのだが、面白く観たことは観た。コッポラの演出、さすがである。若きデイモンも
いい。ヴォイト、ローク、シャイダー、マドセンなど渋いところもいい。テンポも溶暗を上手く
使っていい。けど、なんか釈然としなかったんだな。
なんでだろう、と考えたのだが、原作があるので仕方のないことかもしれないが、ところ
どころ話の端折りが見えてしまうというか、都合がいいというか。保険の支払担当だった
女性を見つけ法廷で発言するところ、そんな簡単でいいのか?とか、保険会社の
大量の文章を簡単に法廷に持って来たり、DVに苦しむ女性(クレア)とのサイドストーリーも
なんだか簡単に流れていくような気がした。
相棒となっていくチビの準弁護士を演じたダニー・デヴィートが素晴らしかった。彼の映画か、
とも思えるところさえある。

それぞれのプロットは面白いし、冒頭出てくるロークの扱いなんてにやりとしちゃうんだけど、
ロークのカッコよさっぷりも正直に描き過ぎじゃないか?などと思うのだ。そう、全体にひねりが
ないんだな。裁判を仕切る判事もいい人だし。もっと被告側の陰謀渦巻いてほしかった。
そしてそれをデイモンがやっつけていくことにカタルシスが生まれると思うのだが。
ただし、物語全体は面白いし、興味が途切れず引き込まれていく。
最後、陪審員が出した結論により、保険会社が倒産し、結局賠償金も保険会社が倒産し
入らなくなった皮肉はシビアだが面白かった。
一方、初めての裁判で弁護士に見切りをつけてDVから救いだした女性とよそに行って
暮らすというのはちょっと小説すぎるとも感じたのだ。

そんなことで★は7つに止めたが、面白い映画であることは確かだ。法廷映画が好きな人は
観てみるといい。
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<ストーリー>
「弁護士志望の青年ルーディ・ベイラー(マット・デイモン)は苦労の末、悪徳弁護士の
ブルーザー・ストーン(ミッキー・ローク)に雇われた。相棒のデック(ダニー・デヴィート)は、
病院に通いつめて交通事故の被害者から委任状をとりつけるという強引なやり口など、
法律の実態をルーディに教える。
彼の初仕事は、白血病の息子ダニー・レイ(ジョニー・ウィットワース)に対し、支払いを
拒否している悪徳保険会社グレート・ベネフィット社をその母ドット・ブラック(メアリー・
ケイ・プレイス)を原告に据えて訴えること。

司法試験に合格したルーディ。だが、その矢先、雇い主のブルーザーは悪行が摘発されて
雲隠れ。デックはルーディに独立しようと持ちかけ、ふたりは小さい事務所を構えた。

そんな折り、ダニーは世を去った。訴訟棄却の審問会の日。ルーディは会社側の弁護士、
老練なドラモンド(ジョン・ヴォイト)の立ち会いで宣誓し、晴れて弁護士になる。
示談を狙う会社側だが、人権派のタイロン・キプラー(ダニー・グローヴァー)が担当判事と
なり、事態は好転、裁判が始まる。
だが初めての法廷だけにルーディは苦戦。そんな彼を支えるのは頼りになるデックと、
夫の暴力を耐え忍ぶケリー・ライカー(クレア・デーンズ)の存在だった。
ケリーはルーディの説得で離婚を決意、彼女の夫はふたりを襲うが逆に倒され、とどめを
さしたケリーは拘留される。

裁判は佳境に入る。デックは会社が隠していた証人のジャッキー・レマンジック
(ヴァージニア・マドセン)を探し出し、会社の支払い拒否の実態を明るみにするが、
ドラモンドの逆襲で振り出しに。
だが、最後に社長のキリー(ロイ・シャイダー)が証人席に呼び立てられた時、デックが
雲隠れ中のブルーザーから仕入れた作戦が効を奏して、ルーディらは形勢逆転。
陪審員は会社に有罪と多額の賠償金の支払いを宣告した。
結局、社は直後に破産申告、賠償金は支払われなかったが、裁判には勝ったのだ。
ルーディは司法関係の教育者になろうと進路変更を決め、正当防衛が認められて
釈放されたケリーと新たな人生を迎えるのだった。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。

    
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by jazzyoba0083 | 2013-09-05 23:30 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)