2013年 10月 31日
恋と愛の測り方 Last Night
2011 フランス・イタリア Gaumont 92min.
監督・脚本:マッシー・テジェディン
出演:キーラ・ナイトレイ、サム・ワーシントン、エヴァ・メンデス、ギョーム・カネ他
<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
昨日の「サハラ、熱砂の愛」に続くフランスGaumontの映画だが、なんか同じように
たるく、HDDの早見装置に手が伸びた。この会社の映画はみんなそんなんかな。
次からは警戒する必要があるかも。出演者と役割には異論はないが、昔からの永遠の
大テーマを扱っている割には手ごたえが無く、暇つぶしのファッションムービー、
あるいは愛が確固なものになっているカップルのデートムービーとしてはまあ、程度だった。
一夫一婦制である我々の世界で、結婚という状況にある意味はめ込められた「愛情」と
人間としてどうしようもない、「恋」の世界の間で揺れる2組のカップルを描くのだが、
経験者などは身につまされてみるのだろうが、そうびっくりした展開があるわけでもなし、
淡々と描かれていくセリフのやりとりに「至言」や「深い示唆」があるわけでもなく、
退屈で早見してしまいました。 サム・ワーシントンの足の短さばかりに目がいったのは
「サハラ・・・」で、ラクダが可愛そうだなあ、と思って観ていたのと同じで、観ている人に
本質を訴えきれていない証左であろう。女性が観ると、観点が変わるかもしれないけど、
個人的には今更斯様な映画作られてもなあ・・・、という感じだった。
<ストーリー>
「ファッション雑誌のライター、ジョアンナ(キーラ・ナイトレイ)と、建築関係の会社に勤める
夫マイケル(サム・ワーシントン)は結婚3年目。アッパーニューヨークのマンションで、
誰もが憧れるような充実した毎日を送っている。
そんなある日、マイケルの仕事関係のパーティーに招かれたジョアンナは、そこで夫の
新しい同僚、ローラ(エヴァ・メンデス)を紹介される。ジョアンナは、夫とローラの間に漂う
恋の予感にひと目で気が付くが、帰宅後、その疑いをマイケルはキッパリと否定する。
だがひと月前のLA出張も、明日から一泊のフィラデルフィア出張も、ローラが一緒だと
知ったジョアンナは、感情を抑えることができない。
翌朝、マイケルを送り出して、いつものカフェにコーヒーを買いに行くジョアンナ。
呼び止める声に振り向くと、パリにいるはずのジョアンナのかつての恋人、作家の
アレックス(ギョーム・カネ)がいた。新作の出版の打ち合わせのために、やって来たのだ
と言う。アレックスに誘われて出版社の社長とのディナーに向かう車の中で、ジョアンナは
マイケルからの着信を無視してしまう。
無事に商談を終えたマイケルは、つながらない電話を気にかけながらも「飲みたい」と言う
ローラに付き合う。ニューヨークでは、犬の散歩を頼まれて立ち寄ったマイケルの友人の
アパートで、アレックスが「どうして書かないのか」とジョアンナを問い詰めていた。
彼は本を一冊出したきりの彼女の才能を惜しんでいたのだ。話は別れた理由にまで
さかのぼり、やがて二人はどちらもまだ愛していることに気付く……。フィラデルフィアでは、
誰もいないホテルのプールで、ローラがマイケルへの想いを打ち明ける。そんな彼女の横顔は、
美しく濡れていた……。夜が深まるにつれ4人の想いは、激しくも切なく交差していく。
夜明けまであと数時間。果たして絡まった恋と愛の行き着く先は……。」(Movie Walker)
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