イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国 Die vierte Macht

●「イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国 Die vierte Macht 」
2011 ドイツ Seven Pictures (co-production) ,UFA Cinema.116min.
監督・脚本:デニス・ガンゼル
出演:モーリッツ・ブライブトロイ、カシア・スムートニアック、マックス・リーメルト他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
これは邦題が悪いなあ。なんでスネークなの?(そもそもの英語版タイトルなんだそう
だけど・・・)そこそこ面白いのに。
ドイツの映画だが、ほとんどは英語(+ロシア語)。ロシアで起こるチェチェン紛争を
テーマにしているので、流石にロシア国内ロケは無理だろうな、と思って調べると
ベルリン、ウクライナあたりでのロケ。出てくる大統領府とかクレムリンのネギ坊主などは
CGで合成しているんだろう。でもロシアっぽい雰囲気は上手く出せた。
映画を観ていると分かるが、プーチンとチェチェン紛争の実話をベースにしているな、と
分かる。こりゃ、ロシアではロケ出来ないはずだ・・。

冒頭のアパートが真ん中から爆破で崩れるところからまず、つかみはOK。
そこから現代に移り、ロシアにやってきたドイツの記者・作家が父の死の秘密を
探りながら、チェチェンとロシアの闇に迫る。当然?女性が絡む。

主人公の父親(自殺?)が謎解きが好きで、ラストメッセージもDVDの中で
謎かけで出すのだが、そのあたりは面白いが、出演者も含めやや地味な感じは
免れない、そんなところが日本未公開になっちゃった原因だろう。
詰めの甘いところも散見されるが、そこそこ楽しめる映画だと思った。
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<ストーリー>
ロシア人の父が創刊に関わった「マッチ」というモスクワのゴシップ雑誌に働きに
ドイツからやってきたポール。かつては硬派な雑誌だったが、当局から睨まれ、現在は
仕方なく軟派な記事を載せていた。ポールの父は数年前交通事故で亡くなっていた。
モスクワにきてまもなく、ポールは目の前の路上で高名なジャーナリストが射殺される
のを目撃してしまう。言論の封殺を狙ったテロについて許せないポールは父の友人の
編集長に掲載を掛け合うが断られる。しかし、密かにゴシップ欄に掲載し、大目玉をくらう。

そんなある日、ポールはパーティーでカティヤという女性と知り合う。お互い
惹かれあう二人はある日、反政府系の集まりに行く。そこで弟や知り合いの男性を
紹介される。その模様はロシアの公安がカメラに収めていた。

デートの帰り道、リュックを背負ったカティヤは地下鉄の駅に消えた瞬間、大爆発が
置き、8人が亡くなった。その場で爆風に飛ばされ気絶したポールは容疑者として
逮捕されてしまう。刑務所に送り込まれたポールはそこでチェチェンの活動家アスランと
知り合う。しかし、刑務所で密告事件が起き、房内の密告者を皆で殺したところ、
アスランは刑務所当局により、知らぬ間に殺される。

ポールは父の友人らの尽力で、国外では事件にかかわる記事を書かないと誓約され
釈放される。空港へ向かうのか、と思った車は実は彼の暗殺を目論んでいたらしく、
ポールは辛くも脱出。爆発の現場に戻ってみると、当時煙草の火を借りた男の姿。彼の後を
付けると、アパートに爆死したと思っていたカティヤがいた。男は彼女を見張るロシアの公安
だったのだ。奪った銃で公安を撃ち、カティヤと別れ脱走したポールは自宅に
戻り、父の遺品の中から謎解きをしてDVDを見つける。そこには父の姿があり
メッセージが語られていたが、それは冒頭に爆発したアパートの事件は政府が仕込んだ
ものであったと語られていた。地下鉄の爆発も、反テロ法の成立を急ぐ政府が仕込んだ
ものだったのだ。なんとかロシアを脱出したポールはドイツに戻った。

亡父の友人には偽のDVDを預ける。その友人はDVDを公安に届けるが、帰りに
クルマが爆発して殺される。その光景をベルリンの空港で見ていたポールは愕然と
する。しかし本物のDVDとロシア政府のチェチェンに対する陰謀を暴いた記事を
「マッチ」の編集長に送る。編集長は意を決して、記事を掲載した。
雑誌は飛ぶように売れた。その光景ににやりとするカティヤの姿もあった。

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2013-11-19 23:20 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)