ストレンジャー Main Street

●「ストレンジャー Main Street」
2010 1984 Films,Annapurna Productions .94min.
監督:ジョン・ドイル  <日本劇場未公開>
出演:コリン・ファース、オーランド・ブルーム、エレン・バーンスティン、パトリシア・クラークソン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
アメリカのIMDbの評価は4,6と辛いが、私はかなり面白く観た。
脚本が「アラバマ物語」などでオスカー脚本賞を二度獲得している
ホートン・フートで、短い映画ではあるが、構成はきちっとしているし
映画としての味わいが深い作品だと、個人的には思った。
全体として地味な展開なので日本ではDVDスルーは仕方ないかな。

「現状の打破」がテーマだと思う。たばこ産業が斜陽になり歴史ある
豪邸を売却しなくてはならない老未亡人(エレン・バーンスティン)、
幼馴染のため、警官をやりながら、夜学のロースクールに通い、
弁護士になろうとしている男(オーランド・ブルーム)、彼からの想いを
気が付きながら、勤めている弁護士事務所の弁護士と付き合って
いたが、妻子あると分かり、絶望、事務所からも解雇され、親元を
離れアトランタに行く覚悟を決めるた若い女性、そして、核廃棄物の
中間貯蔵庫を探し、老未亡人の所有するたばこ倉庫に目を付け、
東電ばりのあの手この手の工作を弄し、町議会もたらしこんで、廃棄物を
置く倉庫を確保した業者の男(コリン・ファース) そして、この町そのものも。

それぞれが「現状を打破」しようともがく様が淡々としかも味わい深く描か
てれいく、群像劇でもある。主題が明確なので、それぞれのエピソードも分かり
易いし、福島の原発問題も重なり、訴えるものが多かったと感じた。

またエレン・バーンステインを始めとするベテラン俳優陣の舞台劇(セリフ劇)の
ような渋いけど的確な演技がとても良かった。個人的にはエレンの姪を
演じたパトリシア・クラークソンが良かった。(一番はエレンなんだけど。)
だまして倉庫を借り上げたコリン・ファースと敵対しつつも惹かれていく老夫人。
人生の酸いも甘いも分っている風情の演技は、とても魅力的だった。

ラストはそれぞれの「現状打破」を取り敢えず成し遂げて終わっていく
ハッピーエンドとなっているのもホッとする。
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<ストーリー>
「ノースカロライナ州ダーラム。ある夜、とある倉庫にトラックとバンが到着する。
バンから降り立ったのはガス・リロイ(コリン・ファース)。ガスは二人のメキシコ人
労働者に倉庫を見張るよう指示を出すと、その場を後にした。
同じ頃、倉庫のオーナーであるジョージアナ(エレン・バースティン)は、途方もない
孤独感から姪のウィラ(パトリシア・クラークソン)を呼び出していた。ジョージアナは
長年連れ添った夫を病気で亡くし、以来生まれ育った屋敷に一人で暮らす寂しい
老人だった。そんな叔母を気遣って姪のウィラはしばらく家に滞在することにするのだが、
叔母がリースで提供した倉庫の借主(ガス)が産業廃棄物処理の会社であることを知る。

早速、クレームを申し立てるために倉庫へ出向くが、口のうまいガスに上手くかわされる
羽目に。仕方なく町の警察署へ出向くと、警官のハリス(オーランド・ブルーム)が対応する。
一通りの説明をウィラから聞いたハリスは、早速倉庫へ足を運び、自分の目で確かめることに。
そこでハリスもガスと会い、産業廃棄物の保管場所で倉庫を借りていることを聞くのだが、
ガスは絶対に安全で問題はないと主張。ガスもガスで、さびれた街を再生するには雇用口を
増やすことが一番の手立てであると市長に掛け合っており、町全体が産業廃棄物処理の
受け入れに賛成し始める。

ところが、産業廃棄物を運ぶトラックが豪雨の中で事故を起こす。幸い、死亡者もなく、
有害物質の漏洩もなかったが、ガスはショックを受ける。「事故はどうやっても起きるもので
ある」ということを思い知らされたガスは、ウィラに会社を辞めると告げる。」(wikipedia)

以上はホントに骨子だけ。それぞれのプロットの動きまでは説明できていません。

この映画の詳細は
こちら
まで。
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by jazzyoba0083 | 2013-12-03 23:10 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)