ドミノ Domino

●「ドミノ Domino」
2005 アメリカ・フランス New Line Cinema,Scott Free,Davis-Films.127min.
監督:トニー・スコット
出演:キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク、エドガー・ラミレス、リズワン・アバシ、ルーシー・リュー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
監督と主演の名前に釣られての鑑賞。実在の人物を描いたということで期待したのだが
残念だった。早いカット割りやカラーリングなどはトニー節というところだろが、127分も
続くと疲れる。せっかくの若き女性バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)の実だなのだが
ストーリーが見えづらく、終わりあたりになってようやく物語らしくなる。それまではシュールかつ
スタイリッシュであるが、中身がないなあ、自己満足だなあ、俳優のいいところも出し切って
ないなあ、と感じてしまった。ドミノがコイントスの裏表のような激しい人生を生きるキッカケと
なったセレブ時代の少女時代。ここから抜け出して自分のアイデンティティを探したいと
強烈に希求した、ということは判るのだけれども。

時制があっちこっち行ったり来たりも上手く機能していない感じ。運転手がアフガン人である
ことの伏線、マフィアの息子たちは死んでいなかったというどんでん返し、ラストのヒュマニティ
など、いい要素がたくさんあるのに、もう少しまともな映画にしていたら面白くなったんじゃ
ないかと思う。せっかくの題材を壊してしまったね、トニー。まあこれがトニーだぜ、と言われると
身も蓋もないけど。
ナイトレイ、きゃしゃな体で髪を短くして頑張っていた。セレブの生まれながらひねくれた性格。
しかし、実は実はのエンディング。ミッキー・ロークは流石の存在感。FBIの取り調べ捜査官
ルーシー・リューはFBIには見えなかった、という意見には賛成だ。
賞金稼ぎという日本ではあまりなじみのない稼業が主人公故に思い入れも今一つかもしれない。

トリビアとしては、実際のドミノがこの映画の完成直後に自宅の浴槽で不慮の死を遂げるという
事実は小説よりも奇なりという事態が起きたのだった。
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「ラスベガス警察、取調室での事情聴取。逃亡犯や仮釈放中の犯罪者の身柄を拘束する
プロフェッショナル、バウンティ・ハンターのドミノ(キーラ・ナイトレイ)が、FBI捜査官
タリン(ルーシー・リュー)の取調べを受けている。
タリンは、36時間前に発生した1000万ドル強奪事件の首謀者がドミノであると考えていた。
そしてドミノがゆっくりと彼女自身の、そして事件の真実を語り始める…。

ドミノは名優ローレンス・ハーヴェイの娘としてロンドンで生まれ、恵まれた特権階級の
生活を送っていた。しかしそれは、彼女にとってこの上なく空虚な人生。愛する父は彼女が
幼い頃に亡くなり、社交家の母親ポーリーン(ジャクリーン・ビセット)は、一日も早く再婚相手を
探そうと躍起になっていた。
そんな生活に馴染めないドミノは、いつしか反抗的な態度が目立つようになる。やがて彼女は
美しく成長し、15歳で早くもトップ・モデルして活躍。しかし常にまわりのモデル仲間や
カメラマンとの衝突が絶えず、それはビバリーヒルズに移り住んでからも繰り返されていった。

大学進学後も彼女の行動は益々エスカレート。しかし大きな転機が訪れる。それは新聞で
偶然目にした「バウンティ・ハンター募集」の文字。生きている実感を探し求めていたドミノは、
心が沸き立つのを感じる。養成セミナーの主催者で、有名な保釈金保証人のクレアモント
(デルロイ・リンドー)はかなりのクセ者だが、バウンティ・ハンターになることを固く心に誓った
ドミノは、無理やり彼らの仲間入りを果たす。初仕事でいきなり命を失いかけながらも、
本格的なバウンティ・ハンターとなったドミノ。彼女のパートナーは、ベトナム帰りのエド
(ミッキー・ローク)、すぐに手が出てしまうチョコ(エドガー・ラミレス)、そしてアフガニスタン人の
運転手アルフ(リズワン・アバシ)。
4人の関係は次第に家族同然のものとなり、ドミノは銃撃戦も珍しくない死と隣り合わせの
スリルに魅せられていく。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2014-01-14 23:10 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)