第九軍団のワシ The Eagle

●「第九軍団のワシ The Eagle」
2011 イギリス・アメリカ Focus Features ,Film4,Duncan Kenworthy.114min.
監督:ケヴィン・マクドナルド 原作:ローズマリ・サトクリフ「第九軍団のワシ」
出演:チャニング・テイタム、ジェイミー・ベル、ドナルド・サザーランド、マーク・ストロング他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
その他大勢の村民以外に女性が出てこない完全に男の映画。(男だけ見ろ、ということ
ではないですよ) 
紀元120年ハドリアヌス帝時代のローマ帝国軍がブリタニアの先のカレドニア(スコットランド)
に攻め入ったころの実話を元に再構成した児童冒険文学を映像化した。
この時代の映画って結構お金がかかるのだが、手抜きをしたあとも見られず、よく出来ていて
男の友情物語でもあって、子供たちには少々残酷な場面もあるが、ローマ×ブリテン×
カレドニアの関係も分かり、勉強にもなるんじゃないかな。もちろん映画としての完成度も
標準をクリアしているといえる。自然の風景も美しい。

ストーリーは単純。かつてローマ帝国軍第九軍団を率いてブリタニアに入ったものの
5000人の兵士が隊の象徴であった金のワシの紋章とともに消えた。隊長の名誉は
失墜した。その息子がワシを探しに、慰めモノの決闘から命を救ったブリタニアの奴隷とともに
ハドリアヌス帝が作らせた長城の向こうを目指す。途中様々な困難に見舞われながら
壁の北に進む。そこでアザラシ族という蛮族に出会うが、奴隷はこの部族の言葉を話し、
隊長の息子を奴隷だ、と主張して客人として迎え入れられる。
そして、その蛮族が金のワシの紋章を持っていることを突き止め、それを奪い二人で
逃げる。奴隷は逃げることも出来たのだが、命の恩人のローマ人を守り、その村に
隠れて生活をしていたローマ帝国軍の兵士とともに、追いかけてきた蛮族と戦い、
見事ワシの紋章を守り通した。
ローマ軍陣地に帰った隊長の息子は、父親の名誉を挽回し、奴隷だった男と永久の
友情を確認したのであった。

というもの。奴隷が裏切るのかと思わせておいて実は男の友情と誠の心で結ばれる姿が
カタルシスとなり、また蛮族と戦う老ローマ兵士の姿が共感を呼ぶ。

元々児童向けの冒険小説であったが、映画化され大人の作品として上々の出来となった。
単純明快なストーリーと結末は児童文学っぽいが、変に細工されたつまらないハリウッド
ものよりははるかに見ごたえがある、と感じた。
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<ストーリー>
「イギリスの女流児童文学者ローズマリー・サトクリフの同名小説を
「Life in a Day 地球上のある一日の物語」のケヴィン・マクドナルド監督が映画化。
ローマ軍最強といわれた第九軍団の名誉の象徴である黄金の“ワシ”の謎と、
父子の絆を描く。出演は「親愛なるきみへ」のチャニング・テイタム、「タンタンの冒険 
ユニコーン号の秘密」のジェイミー・ベル、「グリーン・ランタン」のマーク・ストロング。」

「西暦120年、ローマ帝国はブリタニア(現在のイングランドとウェールズ)への
侵略を進めながらも、北端地域に君臨するカレドニア(現在のスコットランド)の
部族の抵抗に手を焼いていた。ローマ軍最強といわれる第九軍団の兵士5000名は
フラビウス・アクイラ指揮の下、黄金の“ワシ”を掲げてカレドニアに進攻したが、
霧の中で忽然と姿を消し、再び帰ってくることはなかった。
激怒したローマ皇帝ハドリアヌスは、ブリタニア人の南下を防ぐため防壁の建設を命じる。
“ハドリアヌスの長城”と名付けられたこの防壁はやがて、ローマ帝国の支配圏における
最北端の境界線“この世の果て”と呼ばれるようになる。

20年後、誇り高きローマ軍人として成長したアクイラの息子マーカス・アクイラ(チャニング・
テイタム)は、父の影を追うようにブリテン島(イングランド)の南西部に位置する小さな砦に
赴任する。赴任して間もなくのある夜、先住民族に砦を襲われ勇猛果敢に戦ったマーカスは、
その功績を称えられたものの、足に重傷を負い軍人生命を絶たれてしまう。

生きる目的を失い、絶望の淵に追いやられたマーカスは、伯父(ドナルド・サザーランド)の
屋敷で傷を癒しながら憂鬱な日々を送っていた。ある日、マーカスは観戦していた剣闘試合で、
奴隷戦士のブリタニア人青年エスカ(ジェイミー・ベル)の命を救う。エスカは命の恩人である
マーカスに忠誠を誓い、奴隷として仕えることになる。
そんなとき、ブリテン島北端の神殿に“ワシ”があるという噂を聞いたマーカスは、父の汚名を
晴らすため、また自らの生きる誇りを手にするため、エスカを従え、危険な北の荒野へと
“ワシ”を取り戻す旅に出る。
果たしてマーカスとエスカは、消えた父と5000名の兵士の謎を解き明かし、“ワシ”を取り
戻すことができるのか。想像を絶するほど広大で厳しい荒野で、2人を待ち受ける真実とは……。」
(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2014-01-18 23:15 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)