ジャッキー・コーガン Killing Them Softly

●「ジャッキー・コーガン Killing Them Softly」
2012 アメリカ Plan B ,Annapurna Pictures,Chockstone Pictures,Inferno.97min.
監督:アンドリュー・ドミニク ジョージ・V・ヒギンズ:「ジャッキー・コーガン」
出演:ブラッド・ピット、リチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、レイ・リオッタ、サム・シェパード
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
評価が高くなかったもののIMDbでは★6以上あるし、一体どんな映画よ、と感じつつ
観ました。結局、ラストで勝利したオバマの演説をテレビで聴きながらブラピが
ジェファーソン大統領の悪口を捲し立て(あれ、こいつってこんなに頭良かったの?)
「1つの共同体だって?冗談じゃない。アメリカは自分で守らなくてはならん国だ」
「アメリカは国家じゃないんだよ、ビジネスだ。金よこせ!」と
サム・シェパードに言い放ってバレット・ストロングの「マネー」が流れて終わるのだが、
その10秒くらいのために延々と詰まらんストーリーを見せられた気がする。
すべてはラスト10秒のため、といわれても、97分という時間を勘案しても、そこまで
引っ張られる内容があまりにも「くそ」なので、びっくり。

逆に敢えてそうやって、ラストのセリフを際立たせたかったのか?とすれば確かにその
効果はあったと言わざるを得ない。この監督とブラピのコンビでは「ジェシー・ジェイムズの
暗殺」の方がはるかに良く出来た映画だったと感じた。

このラスト10秒に至るまでを我慢できるかどうかが評価の分かれ目。途中で挿入される
ブッシュとオバマの選挙演説は、振り返れば映画のラストコメントの伏線なのだな。
だから、ラスト10秒のカタルシスまでの仕組みを納得して映画館を出られるかどうか。
途中は、ホントに「くそ」なストーリーだよ。どうでもいいんだもん。「金」「金」ということを
埋め込みたかったんだろうな、とは、エンドロールあたりで分かることなんだもの。
ブラピの制作会社「プランB」が制作に参画し、ブラピ自身も製作者に名前を連ねたという
ことは彼が作りたかった映画なんだろうな。 まあ日本で言われるほどダメな映画ではない。
これはこれでありだと思うが、なにせ道中がねえ。

しかし、レイ・リオッタは良かったね。様々な登場人物やプロットを現代アメリカの
メタファーになぞりつけている評論家もいるようだけど、そこまで深くほじくらなくても
いいんじゃないか。不思議な魅力を持った作品であることは間違いない。97分がまた
絶妙な時間。もし後年ディレクターズカットと称した少し長いヴァージョンが出ても見ない方が
いいと思うよ。
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<ストーリー>
「大統領選挙が白熱する2008年。経済危機による市民の苦しい生活とは裏腹に、
テレビからは連日のように理想に溢れた各候補者の言葉が流れていた。
ルイジアナ州最大の街ニューオリンズも例外ではなく、刑務所から出所したばかりの
フランキー(スクート・マクネイリー)は、獄中で知り合った中年男ジョニー(ヴィンセント・
カラトーラ)の強盗計画に飛びつく。
それは、犯罪組織の賭場から大金を奪うというもの。かつてその賭場が強盗に遭った際、
雇われ支配人マーキー(レイ・リオッタ)が、“自分が仕組んだ”と周囲に吹聴したことから、
次に同様の事件が起これば、容疑はマーキーに向けられるというのだ。

犬泥棒のラッセル(ベン・メンデルゾーン)とともに賭場に押し入ったフランキーは無事、
強盗に成功。被害に遭った組織は、事件の解決を番頭格のディロン(サム・シェパード)に
任せようとするが、病気療養中の彼に代わって現れたのは、凄腕の殺し屋ジャッキー・
コーガン(ブラッド・ピット)だった。
連絡員“ドライバー”(リチャード・ジェンキンス)から得た情報を元に、行動を開始する
ジャッキー。そうとは知らないフランキーは、一緒に計画の成功を祝っていたラッセルから、
新しく始めた麻薬ビジネスの相棒の名を聞いて愕然とする。その相棒はディロンの部下で、
強盗の件を話してしまったというのだ。組織に知られるのは時間の問題。その情報を得た
ジャッキーは、暗殺者ミッキー(ジェームズ・ガンドルフィーニ)を呼び寄せ、ジョニーの始末を
任せる。

ところが、現れたミッキーは期待に反し、昼間から大量に酒を飲み、娼婦を買うなど期待外れ。
ジャッキーは彼を見限り、自らマーキーに死の制裁を下すと、続いてフランキーとラッセル、
ジョニーを追い込んでゆく。金に狂ったギャング、エージェントの背後の影、さらに同業者たちの
思惑と裏切りが複雑に絡み合う中、ジャッキーが辿り着いた結末とは……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2014-01-20 22:45 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)