思秋期 Tyrannosaur

●「思秋期 Tyrannosaur」
2011 イギリス Warp X,Inflammable Films 98min.
監督・脚本:バディ・コンシダイン
出演:ピーター・ミュラン、オリヴィア・コールマン、エディ・マーサン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
いやはや、暗い映画だった。短い作品だったから観ちゃったけど。
もう、全編イギリスの冬の空のような感じ。IMDbでの評価がえらく高いけど、
そんなにいいかなあ。終わりには青空がのぞくような仕掛けがあるのだが、
テーマも演技もストーリーも画面も役者もどっぷり暗いんだもの。
とはいいつつ、引っ張る力を持った作品であることは認めなくてはなるまい。

話は単純だ。心に闇を持った男と女の人生がひょんなことから交差し、不思議な
展開を見せていく。 しかし、それぞれの問題は結局それぞれが解決するのだ。
「思秋期」の年齢は、結局自分で明日を切り開く、ということでいいのかな。
お互いが影響され合うのではあるが。 ちょっと不自然だったのが、ほとんど
分裂症気味で病院行きの男が、女性との一件で普通になれるのかなあ、事は
そんなに単純じゃないと思うのだが。原題のティラノサウルスとは、糖尿病から
来る心臓発作で5年前に亡くなった男の女房のこと。映画「ジュラシック・パーク」で
T・レックスが近づくとコップの水が揺れるシーンがあるのだが、太っていた彼女が
二階から降りてくると同じ状況になったとのことから、戯れに男が付けたニックネーム。
しかし今となってはそんなニックネームを付けたことを済まないと思っている。

愛していない妻を持っていた中年の男、DVにおびえるやや年下の女。二人の
明日は、女の、旦那殺しという事件で一変するわけだが・・・。
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<ストーリー>
「「ボーン・アルティメイタム」などで俳優として活躍するパディ・コンシダインの
長編映画監督デビュー作。衝動的な怒りを抑えられない男とある女性の交流を描く。
出演は、「マイ・ネーム・イズ・ジョー」でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞したピーター・ミュラン、
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のオリヴィア・コールマン。

失業中で男やもめのジョセフ(ピーター・ミュラン)は、キレやすい上に、怒りの感情を抑え
られず、酒を飲んでは周囲に因縁をつけて大暴れを繰り返していた。
衝動的な怒りと暴力を持て余す彼は、そんな毎日に精神を消耗し、自己崩壊寸前。

ある日、いつものようにもめ事を起こしたジョセフは、失意のどん底で駆け込んだチャリティ・
ショップで、従業員の女性ハンナ(オリヴィア・コールマン)と出会う。明るく聡明な彼女の
存在は、自暴自棄なジョセフを癒し、彼の頑なな心を溶かしてゆく。しかし、ハンナもまた、
人知れずある闇を抱えていた。やがてそれは、2人の人生に大きな衝撃をもたらす事件へと
発展してゆく……。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2014-02-04 22:55 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)