みんなで一緒に暮らしたら Et si on vivait tous ensemble?

●「みんなで一緒に暮らしたら Et si on vivait tous ensemble? 」
2011 フランス Films de la Butte,Rommel Film,Manny Films,and others.96min.
監督・脚本:ステファン・ロブラン
出演:ジェーン・フォンダ、ジェラルディン・チャップリン、ダニエル・ブリュール、ピエール・リシャール他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
この歳になると、この手の映画は身につまされるので、観ていて痛々しくなってしまう。
よって評価は極めて普段よりさらに個人的なものなので、人によっては更にいい映画
だったと頷けるでしょう。
だれでも避けて通れない(日本人は見て見ぬふりをするのでしょうけど)老人の性に
ついて現実的なストーリーとして切実に描く。こういう話あるのだろうなあとつくづく
思わせるエピソードに満ちている。そうしてみると「性」と「生」の夫婦、元愛人、同志、親友など
いろんな関係の中で共同生活を始めるのだが、性の問題の向こうに人間としての絆が
描かれて終わるのが救いというか好ましいのだ。ラストシーンですでに亡くなった妻を探して
歩くぼけた伴侶を友人が一緒に探すのだが、余韻を残して素敵だった。ピンクのお棺も。

しかし、これはフランス映画だからできたんだろうな。そういう文化的背景がないと、日本では
ちょっと難しいだろう。もう少しシリアスになるんじゃないだろうか。冒頭のクルマの中での
3人の男の会話からして洒落ている。また老人の中にお世話係として若い男性を配したのも
良かった感じた。そうでないといくらユーモアにあふれているといえども画面や持ち味が
灰色になってしまうだろうから。

<ストーリー>
「世界的な高齢化社会という世相を背景に、晩年を迎えた老人たちが共同生活を始める
姿を、ユーモアとともに描く。出演は「帰郷」のジェーン・フォンダ、「ドクトル・ジバゴ」の
ジェラルディン・チャップリン、「イングロリアス・バスターズ」のダニエル・ブリュール。
ステファン・ロブラン監督が、5年の歳月を費やして完成させた。

アルベール(ピエール・リシャール)とジャンヌ(ジェーン・フォンダ)の夫婦、ジャン
(ギイ・ブドス)とアニー(ジェラルディン・チャップリン)の夫婦、一人暮らしのクロード
(クロード・リッシュ)の5人は、パリの郊外に住む40年来の友人同士。

クロードの75歳の誕生日、いつものようにアニー夫婦の一軒家に集まってワインで
乾杯するが、それぞれ家庭の事情を抱えており、パーティーは早めに切り上げなけ
ればならない。“みんなで一緒に住めば問題はなくなる”と切り出すジャンに、耳を
貸す者はいない。だが、記憶を失いつつある夫のアルベールを案じたジャンヌは、
自分の病気の進行を知りつつも、夫には完治したと嘘をついていた。

一方、ジャンは高齢を理由にNPO活動への参加を断られた上に、妻にも相手に
されないことを憤り、孫が遊びに来ないことを嘆く妻のアニーは、庭にプールを作ると
言ってきかない。
独身生活を謳歌するクロードは、若い女性に夢中で、趣味の写真撮影も女性のヌード
ばかり。そんなある日、愛犬オスカルの散歩中に転倒したアルベールが病院に担ぎ
込まれると、娘が保健所に預けてしまう。その時、オスカルを密かに連れ戻したのが
ジャンとクロードだった。

いざという時に頼りになる友だちの有難みを知ったジャンヌは、夫に共同生活を提案。
犬の散歩係として民族学を勉強するドイツ人青年ディルク(ダニエル・ブリュール)を雇う。
しばらくして今度は、クロードが心臓発作で入院。一人暮らしを心配する息子によって、
老人ホームへ入れられた彼を見舞ったジャンたちは、意気消沈したその姿を目にして
“大切な友をこんな所で死なせられない”と、脱出を計画。早速、みんなで共同生活を
するため、老人問題の研究を始めたディルクを世話係に、ジャンとアニーの家に引っ越して
くる。こうして、40年来の友人同士による初めての共同生活が始まるが……。」
(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2014-01-30 22:50 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)