プリティ・ブライド Runaway Bride

●「プリティ・ブライド Runaway Bride」
1999 アメリカ Paramount Pictures,Touchstone Pictures.115min.
監督:ゲイリー・マーシャル
出演:ジュリア・ロバーツ、リチャード・ギア、ジョーン・キューザック、ヘクター・エリゾンド、リタ・ウィルソン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
パラマウントとタッチストーンが「プリティ・ウーマン」の大ヒットよもう一度と、二匹目の
ドジョウを狙った、薄味のデートムービー。たら~と気楽に見るには悪くはないので
興行成績は良かったようなのでそこそこのヒットはしたようだ。「プリティ・ウーマン」から9年、
ギアもジュリアも相応に御歳を召しております。「~ウーマン」ではオスカーにノミネート
されたジュリアですが、今回はコメディタッチに重心が置かれたためか、一作目?は乗り
越えられなかった。邦題も原題を無視した受け狙い見え見えだな。

美男美女が出てきて結ばれない訳がないのだが、それまでの過程をどう描くかが
脚本と監督の手法だったはずだ。
結婚式の当日に逃げ出すこと3度、という女性の話を飲み屋で聴きつけた、USA Todayの
コラムニスト、アイク(ギア)は、ネタに困っていたことも有り、そのことを記事した。主人公の
田舎の金物屋の娘マギー(ジュリア)にロクに取材もせずに書いてしまい、本人から激烈な
抗議が来た。「嘘を書いてはいけない」という内規に違反したということで編集長(アイクの
元妻)からクビになってしまった。そこでアイクは田舎町に実際の取材を謝罪を含めて
出かけて行った。すると、まさにマギーは4度目の結婚式に臨むところだった。お相手は
地元の高校の体育の先生。

ギアとジュリアが出会えばこれは何かが起きるだろうと予想の通り、4度目の結婚式は
流れ、ギアとジュリアは惹かれあいやがて結婚式となった。が、やっぱりジュリアは逃げ
出してしまう。この辺りが一番面白かったところかな。このまま結ばれて終わりと思ったから。

NYに戻った傷心のギアの元に、ジュリアが訪ねてきた。自分と結婚してくれという。
彼女は悟ったのだ。本当の自分を出さないで相手に合せることが良いと思っていたジュリア
だったが、それでは行けないと分かったのだ。自分の卵の好みさえ判っていなかったのだ。
それを教えてくれたのがギアだったというわけだ。
かくして二人は結婚式をやり直し、ギアは田舎で小説家としてスタートを切り、ジュリアは
工芸家としての道を進み始めたのだった。メデタシ・・・。

4度も結婚式当日に逃げ出すって、どれだけ自分の事が分かってない訳?とちょっとイラっと
します。まあ、ラブコメですがね。ラブLコメの手練れ監督だけに破たんはないけど、軽い。
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<ストーリー>
「コラムニストのアイク(リチャード・ギア)は不思議な女性の話を酒場で聞きつけ、それを
新聞記事にした。それは何度も婚約を繰り返しては、結婚式の当日花婿を置き去りにして
逃げてしまうというもの。
ところがその張本人から抗議の手紙が寄せられ、編集者は事実をでっちあげたとアイクを
クビにする。アイクは名誉挽回すべく、女性の住む田舎町へ取材に向かう。

その女性、実家の工具店を手伝うマギー(ジュリア・ロバーツ)は4度目の結婚を控えていた。
彼女はアイクを見るにつけ嫌悪感をあらわにする。一方アイクは4度目の逃走を目撃する
までは帰らないと意地になって取材を始める。
だが元カレを取材してみるとそれぞれ全くタイプが違う。彼女が好きな卵料理を訊ねても、
なぜかバラバラな答えが返ってくるのだった。彼女は周囲に合わせすぎて、自分が何を
望んでいるのかわからなくなっているのだ。そう思ったアイクはいつしか彼女に好意を
抱くようになる。結婚式の予行演習で花婿役を務めたアイクはマギーと熱いキスを交わす。
おかげで婚約は破棄、4度目の結婚相手が急きょアイクとなった。

だが式の最中マギーは逃げ出し、アイクも犠牲者に。失意の中町を去るアイク。
その後、マギーはアイクの家を訪れ、改めて恋の告白をする。これまでのハデ婚でなく、
草原で二人だけの式を済ませるのだった。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2014-04-06 23:30 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)