ティモシーの小さな奇跡 The Odd Life of Timothy Green

●「ティモシーの小さな奇跡 The Odd Life of Timothy Green」
2012 アメリカ Monsterfoot Productions,Scott Sanders Productions,Disney.105min.
監督:ピーター・ヘッジス  原案:アーメット・ザッパ
出演:ジェニファー・ガーナー、ジョエル・エドガートン、CJ アダムズ、オデイア・ラッシュ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ディズニーによるファンタジー。日本ではビデオスルー。出演者もストーリーも派手ではない
から劇場での公開は無理だったのだろう。かといって単館でやって客が来るような作品でも
ないし。というわけでWOWOWで鑑賞。

妖精のような子供のファンタジーは、多くの感動的ファンタジーの結末がそうであるように
「感動的」で、胸が熱くなる作りだ。お涙頂戴と判っていても、ジーンと来てしまう。
まあ、そういう映画に時に素直に身をゆだねて、清い心になってみるのもいいでしょう。

子供心になって観ないとダメです。突っ込みどころを探してやろうなどという邪悪な心で
観てはこの映画は楽しくありません。あくまでも「おとぎ話」を聴く気持ちで鑑賞しましょう。

長い不妊治療の果てに、子供は諦めてくれ、と医師から宣告された夫婦の家に突然
現れたティモシーと名乗る10歳くらいの男の子。彼が巻き起こす不思議な出来事の
数々が綴られる。O・ヘンリの「最後の一葉」を想起した。

夫婦が、子供を諦めた夜、自分の子供はいたとしたらこんな風だろう、というのを1つ
1つメモにして木箱に入れて庭に埋めた。その夜、その家だけに雷雨が襲い、夜中に
泥だらけの少年が家に忍び込んで来ていた。そして、箱を埋めたあたりの地面には
大きな穴が・・・。

彼はティモシー(夫婦が自分らの子供ならティモシーと名付けようとしていた)と名乗り、
夫婦をマミー、ダッドと呼ぶ。彼は不思議なことにスネに、葉っぱが数枚生えているのだ。
夫婦はティモシーを施設から来た養子ということにして、自分の子供として育てようと
決心するのだが、バカ正直で素直、運動音痴、というティモシーは学校でも町でも
珍事件を起こしていく。その中でもジョニという年上の女の子と仲良くなる。

夫の方は町の歴史ある鉛筆工場で働き、妻は鉛筆博物館の案内人として働いている。
しかし、工場にも鉛筆が売れないという不況の波が押し寄せ、リストラが進んで
いた。そこでティモシーのアイデアで枯葉を使った鉛筆を試作し、工場のボスに提示
してみる。ボスは興味なさそうだったが、やがてこの鉛筆が工場を救うことになるのだ。
(しかし、ボスは鉛筆のアイデアは自分だ、とウソをついて一悶着あるのだが)

そうこうしているうちに、ティモシーの足から葉っぱが一枚づつ枯葉となって落ちていく。

所属したサッカーチームでもボールも蹴れないティモシーが最後の試合で決勝の
ゴールを入れるのだが、決勝はたしかに決勝だったが、相手のゴールに入れちゃったの
だった・・ ジョニと作っていた枯葉の秘密基地も完成してきた。彼女と付き合うことで
ティモシーが悪い影響を与えられると心配した妻は、ジョニに、いろいろというが、実は
ジョニがとてもいい子だったことに安心する。

ティモシーの足から葉っぱが無くなる日は、彼は天に帰らなくてはならないのだった。
ジョニにそのことを告げ、両親にもそのことを告げると、また嵐がやってきて、その中で
ティモシーの姿は消えていた・・。そして埋めた木の箱を掘り出すと、そこにはティモシー
からの手紙が入っていた。落ちた葉っぱはお世話になった人にあげた、と。そして
短い間ではあったが両親に感謝していると・・。

以上のような話が、冒頭から養子縁組センターの係員との会話で綴られる。
提出した書類にこれまでどういう親らしいことをして来たかという欄に何も書かれていない
ことを不審に思った係りの女性がそれを指摘すると、妻はここには書き切れないのです、
といってティモシーとの不思議は出会いを話し始め、顛末を話すという仕立てになっている。

そして、ティモシーとのふれあいで親としての心得を勉強したことを了解したセンターは
夫婦に女の子を紹介したのだった。ティモシーは両親に親として一流になてもらうために
神さまが遣わした妖精だったのだろう。

知っている人は知っているあのフランク・ザッパの息子がこういう映画の原案を書く仕事
をしているですねえ。
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この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-04-22 22:20 | 洋画=た行 | Comments(0)