ゴリラ Raw Deal

●「ゴリラ Raw Deal」
1986 アメリカ De Laurentiis Entertainment Group (DEG),and others.106min.
監督:ジョン・アーヴィン
出演:アーノルド・シュワルツネッガー、キャスリン・ハロルド、ダーレン・マクギャビン他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆> 
<感想>
かなりシリアスな映画を観続けたので、チェンジオブペースにと選んだものの、原題
のごとく「酷い扱い」であった。シュワちゃんありきのドンパチ映画なのはいいのだけれど、
お話がテレビの2時間ドラマより薄い感じで・・・。若いシュワちゃんは美形とは言いづらいしな。
大きな銃撃戦も3回ほどあるけど、う~ん、ありきたりな感じ。86年ごろはこんなものか??
B級映画と割り切ってみれば肩がこらなくていいかもしれない。しかし、「ターミネーター」の
2年後だというのに、こんな作品に出ていたなんて、もったいないことをしいてたなあ。

お話も元FBIのシュワちゃんが、上司のムスコがせっかくFBIに入ったというのに
シカゴのギャング団との銃撃戦で若くして命を落としてしまい、そのかたき討ちに
かりだされるという塩梅。成功のあかつきにはFBIにもどしちゃるとね。
今は田舎の保安官だが、奥さんもNYだかワシントンだかに戻りたがっていて、
そもそも、ある事件でシュワちゃんが被疑者をひどく扱ったということで、自ら身を
引いていたのだけど。

で、あとはボスに言われるまま、組織に用心棒としてもぐりこみ、あとはもうやりたい
邦題。そこに賭場にいた美女がからんで・・・・と。ラストは組織に警察情報を流していた
悪徳刑事もやっつけて、「正義は勝つ」と。無事にFBIに復帰したシュワちゃん、撃ちあいで
足をやられたボスのリハビリに付き合い、赤ん坊が出来たので名付け親になってくれ、
なんてことを言っている。メデタシ・・。
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<ストーリー>
「片田舎の交通取締警官マーク・カミンスキー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、
元FBIの捜査官だったが、かつて、少女殺害の犯人を半殺しにしたため、バクスター
検事(ジョー・リーガルブート)によって格下げされてしまった。
田舎での生活もすでに5年。カミンスキー以上に妻は田舎の生活にイヤ気がさし、酒で
気をまぎらわす毎日だった。

そんなある日、かつての上司、FBI捜査長官シャノン(ダレン・マックギャヴィン)が訪ねて
来た。シャノンはシカゴ最大のファミリーのボス、パトロヴィタ(サム・ワナメイカー)を壊滅
すべく動いていたのだが、捜査官である自分の息子が殺されてしまった。内部にファミリーと
内通している者がいるらしいのだ。
そこでシャノンは個人的にカミンスキーを雇いファミリーに潜入させようとしたのだった。
ファミリーが壊滅した時は、再びFBIに戻れることを条件にして。承諾したカミンスキーは、
自らのパトカーを郊外の石油倉庫ごと爆破、己れの存在を消し、ジョーイ・P・ブレナーと
名乗って、シカゴの暗黒街へ潜入した。

彼はまず、パトロヴィタと敵対するラマンスキー一味の賭博場で暴れ、それを土産に
パトロヴィタ経営の賭博場に乗り込み、パトロヴィタに接近。用心棒マックス(ロバート・ダヴィ)は
ブレナーをうさん臭く思うが、パトロヴィタの片腕ロッカ(ポール・シナー)は見て見ぬ振りをして、
パトロヴィタに金を借りている女モニカ(キャスリン・ハロルド)にブレナーの素姓を調べる
ように命じた。

翌日、ベーカー刑事(エド・ローター)を中心とする捜査陣が、パトロヴィタの郊外の家を
急襲し、大量の麻薬を押収した。怒ったパトロヴィタは麻薬略奪を計画。
そこでプレナーは警察署で爆弾騒ぎを起こし、そのスキに乗り込んで略奪する計画を提案。
その計画はまんまと成功し、その同時刻に、ブレナーとマックスはラマンスキー一味を襲撃
し壊滅させた。だが、一方でマックスはプレナーという男が別に存在していることを調べ
出した。翌日、マックスはブレナーに警官殺しを命じた。その警官は墓地で墓参りをしていた。
シャノンだ。マックスの銃が火を吹いた。足を撃たれるシャノン。次の瞬間、ブレナーの銃弾が
マックスを撃ち抜いた。怒りに燃えたブレナー、いやカミンスキーは、ショットガンと自動拳銃で
身を固め、パトロヴィタのアジトヘ単身、乗り込んでいった。そこには、パトロヴィタと通じて
いたバクスター検事の姿もあった。すさまじい銃撃戦。
ベーカー刑事、FBIが駆けつけた頃には、カミンスキーは単身で組織を壊滅させた後だった。」
(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2014-06-03 23:40 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)