かぞくモメはじめました Parental Guidance

●「かぞくモメはじめました Parental Guidance」
2012 アメリカ Twentieth Century Fox,Walden Media,Chernin Entertainment.105min.
監督:アンディ・フィックマン
出演:ビリー・クリスタル、ベッド・ミドラー、マリサ・トメイ、トム・エヴェレット・スコット、ベイリー・マディソン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
日本未公開の作品。WOWOWにて鑑賞。ホームコメディだが、内容的にもレベル的にも
単館でも難しいだろうなあ、と感じる映画。アメリカでもこれをわざわざ映画館に観に行く人が
いるんだろうか。確かに出演している俳優さんは有名どころが並んではいるけど、
う~んとしんみりもしないし、爆笑もしない。そこそこレベルなんだな。
個人的には主人公アーティーの職業がプロ野球実況アナウンサーで、それがサンフランシスコ・
ジャイアンツ傘下3Aの「フレズノ・グリズリー」であったりするので、SFファンとしては親近感が
沸いたのだが。

いわゆる、祖父母とはちゃめちゃな孫どもの話に孫の両親が絡むというありがちなもので、
出来の悪そうな孫どもも最後はいい子になっちゃうんだけどそのあたりも既定路線だなあ。

アカデミー賞の授賞式イベントの司会者として何回もステージに上がったビリー・クリスタル、
味のあるおばあちゃんベッド・ミドラー、その娘マリサ・トメイと、いいところが揃ったのだが、
何故か盛り上がらないままに終わってしまった。

カリフォルニアに住んでいるじいちゃんばあちゃんが、アトランタに住む娘に急に呼び出され
甘やかされて育った3人のマゴ達を相手に悪戦苦闘、しかし、最後には心を通わせて
一件落着となるというストーリーなのだ。じいちゃんはカリフォルニアの「フレズノ・グリズリーズ」の
座付き中継アナウンサー。(アメリカにはメジャー・マイナーに関わらず、球団には座付き中継アナが
必ず存在する) いつかはメジャーのSFジャイアンツで中継をしたい、という夢を持っていたのだが
シーズン終了後、世代交代ということでクビを宣告されてしまう。

そんなときに舞い込んだ孫の子守話。疎遠であった娘夫婦から、夫が会社の業績コンテストに
出場するので夫婦で家を空けるから、1週間ほど子守をしてほしいと頼まれる。おじいちゃんは
嫌がったが、おばあちゃんはノリノリで出かける。しかし、甘やかされて育った3人の孫どもは
なかなか手ごわい悪がきで・・・。
バイオリンが嫌いなのに、親に言われてジュリアードからベルリンフィルに入るんだという長女、
吃音が治らず、学校ではいじめられっこの長男、そして想像のカンガルーといつも一緒という
次男。それぞれ祖父母になじんでくれない。 母親は心配で帰ってきてしまうが、家中むちゃくちゃ。
しかし、夫のそばにいるべきよ、といわれ再び祖父母と孫の戦いが再開される・・・。

自分が娘を育てたころとはまるで違う今の状況に戸惑いつつも、なんとか心を通わせようと
缶けりをしたりして次第に孫たちとは打ち解けはじめたのだが、事件は次々と起きるのだった。

夫の業績はめでたくグランプリを獲得し、孫たちも最後にはいい子になるのはお約束。その間の
出来事はまあ、いろいろありまして。そんな中でも光ったシーンは、吃音の次男がおじいちゃんが
1951年のジャイアンツ対ドジャーズ(まだどちらもNYにあったころ)のプレイオフの決定的逆転
シーンを聴いて自分も中継をやりたいと思ったんだよ、と説明し、録音を聞かせるのだが、
その彼がお姉ちゃんがバイオリンのオーディションを棄権した舞台で、どもることなく完全コピーを
してみせたところ、聴衆から大拍手!ここんところは良かったなあ。

祖父母の孫への愛情が孫たちの心を次第に溶かしていく過程がアメリカ人にはたまらんのだ
ろうなあ。
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by jazzyoba0083 | 2014-07-29 22:50 | 洋画=か行 | Comments(0)