ザ・ドア 交差する世界 Die Tür

「ザ・ドア 交差する世界 Die Tür」
2009 ドイツ 101min.
監督:アノ・サオル
出演:マッツ・ミケルセン、ジェシカ・シュヴァルツ、ヴァレリア・アイゼンバルト、トマス・ティーマ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
パラレル・ワールドもの。岩の隙間に2つの世界に繋がる道がある、というのはいささか
イソップ童話めいているが、自分で5年前の自分を殺せるものか、などの疑問は付きまとった。
タイムパラドクスではなく、パラレルワールドだから許されるのか。結局、過去を清算したい
人々の逃げ込む世界になっているんだな。
だから最初に主人公が迷い込むのだが、その世界に住んでいる人たちはみんな曰くが
あって住んでいるわけだ。(というはず)

5年前の世界で自分の浮気から娘がプールに落ちて溺死、これを引きずって生きていた
主人公、当然奥さんとも上手くいかない。職業である画家としても上手くいかない・・。
自殺を企てた主人公だが、さまよいこんだ森で不思議な扉を発見する。入っていくと
目の前に開けたのは娘が死んだまさにその日。自分の姿も見える。彼はあわててプールに
飛び込み、娘を救う。家に入ると自分がいる。5年前の自分と争いになり、鉛筆を首にさして
殺してしまう。そして庭に埋めるのだが、その様子はとなりのオヤジから見られていた。
このオヤジはギャングのなれの果てなのだが、2つの世界をつなぐ扉の番人のようなことを
していた。娘は、5年後の父を「パパじゃない」という。

画家の親友に打ち明けるが信用してもらえない。しかし、あるパーティーの日にその親友が
庭に埋められた人間の足を見つけてしまう。万事休すだったが、この親友を隣のオヤジが
つるはしで殺してしまう。そして公園かどこかへ運んで埋める。
妻も5年前の夫がどうもおかしいと思うのだが、やがて、隣の仲の良い夫婦が5年前の夫婦に
殺されるところを目撃する。これでどうやらほかの世界があることを信じたのだった。

そこへ5年後の世界から妻が娘を取り返しにこちらの世界にやってきた。鉢合わせする二人。
隣のオヤジは銃を渡し、今の妻を殺して来いという。しかし妻の元に行くが殺すことなど
出来ない。そこで五年後の妻と娘を扉から向こうの世界に送り出した。こちらの世界のことを
ばらされたらかなわないと皆に追われるが、銃を撃つ隣人をはねてボンネットに乗せたまま、
あの世界への扉に激突。その衝撃で2つの世界をつなぐ道は永遠に閉ざされてしまったのだ。

5年前のこちらの世界で娘のいなくなった生活を覚悟する男と妻。さて、元の世界に戻っていった
妻と娘はどうしてくらすのだろう。父はいないわけだし、娘は5年たっていなくてはいけないのに
そのままの姿で現れたら大変だろうに、とか思ってしまう。
おかしいな、と思う点は多々あるけど、テンポがいいのであれよあれよという間に観終えてしまった。
見て損のない類の作品だと思う。
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<ストーリー>
画家として成功し、美しい妻(ジェシカ・シュワルツ)と可愛らしい娘と共に何不自由ない毎日を
送っていたダビッド(マッツ・ミケルセン)は、ある日、浮気相手と密会中に不慮の事故で娘を
亡くしてしまう。それをきっかけに妻と離婚。全てを失ったダビッドは、数年後には抜け殻の
ような生活を送っていた。自殺を試みるほどに自暴自棄の彼だったが、ふとしたきっかけで
古びた祠の中に謎の扉を発見する。その扉を開くとそこは、もう一つの世界、娘を失った
あの日に繋がっていた。娘を助けなければと必死の思いでありし日の我が家に飛び込み、
娘を死亡事故から救ったダビッド。

だがホッとしたのも束の間、突如何者かに襲われ揉み合いになり、はずみで相手を殺害して
しまう。その人物はこちら側の世界に暮らす“もう一人の自分”だった。戸惑いながらもダビッドは、
自分は“自分”のいなくなったこの世界でもう一度家族と共にやり直せるのではないか、と考える。
やがて彼はこの世界で新たな人生を歩むことを決意するが、そんなダビッドを監視している人物
がいた……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2014-08-30 22:50 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)