Lucy/ルーシー

●「Lucy/ルーシー」
2014 フランス Canal+,Ciné+,EuropaCorp,TF1 Films Production.89min.
監督・脚本:リュック・ベッソン
出演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド他

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
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<面白い映画ですが、ネタバレしていますので、お気をつけ下さい>

 シネコンの日曜日、小屋は小ぶりだったがほぼ満席。久しぶりで奥さん帯同での
鑑賞です。リュック・ベッソン風のひねりが効いていて、エンターテインメントとして
素直に面白かった。しかし、後半、人知の想像の遥か外に行く世界では、付いていけない
部分もあった。ルーシーが進化していく世界と、韓国人マフィアが銃を持って追いかけて
くる新旧の対比が面白かったと思う。

人間は脳の数%しか使っていないのだが、それを100%使うとどうなるのか、という
SFそのものの世界なので、想像するしかなく、突っ込みたくても突っ込めないんだな。
その突飛さ加減を面白いと思うか、荒唐無稽と白けるか、見る人の感性によって
評価が別れるだろう。前に見た「クロニクル」という映画もそんな感じだった。

ルーシーが体内に埋め込まれ、それが漏れだしたことで超人化するわけだが、なんとやら
というその物質、妊娠6ヶ月目の妊婦が胎児の全身骨格を形成させるために出す
ホルモンのようなことを言っていた。これが人工的に作られ、それを大量に摂取すると
これまで機能していなかった人間のポテンシャルが飛躍的に向上する、というわけだ。
何%でどうなるのか、それぞれ面白かった。ラスト、100%覚醒でルーシーは消えて
しまうのだが、光になったのか、時間になったのか。人間の脳の最大活性化は理屈では
分かっていてもだれもそれを人工的に実践したことが無いから、こういう映画は面白い
のだろう。観終えて思ったのは、いわゆるサイキッカーとか透視家とかは脳が通常人より
何%か活性化しているのかもしれないな、などと思った。天才と呼ばれる人もまた。

スカーレット・ヨハンソンはもともと贔屓の女優さんなので、今回も安心して観ていた。
カッコいいですよ。モーガン・フリーマンも嵌っていた。
ヨハンソン演じるルーシーが、脳の覚醒の各段階でどう変貌していくのか、を見ていく
ことがこの映画の最大の面白さだ。
ベッソンは分かりやすい理屈を得意のアクションと多少のスプラッタを加味し、
画面構成の工夫とスピード感で、90分ほどの作品にまとめあげた。こういう映画は
だらだら長く理屈を述べるよりもこの程度で終わったほうがいいということをベッソンは
分かっているんだね。

パリの市内のカーチェイス、あれはVFXだろうなあ。あんなハチャメチャはやらせない
だろう。それにしても、日本人としていささかの感慨があるのは、舞台のスタートが
台湾。マフィアは韓国語しか喋らない韓国人。使われるコンピュータはサムスン、
テレビはLGと、かつて、日本製品だらけだった洋画が懐かしくなる。
クルマはPeugeotが全面協力しています。私は面白く観終えました。
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<ストーリー>
「レオン」「ニキータ」のリュック・ベッソン監督がスカーレット・ヨハンソンを主演に迎えて贈る
ヒロイン・アクション。新種ドラッグの影響で脳機能が驚異的に覚醒し、超人的な能力を発揮し
始めたヒロインの暴走の行方を描く。共演はモーガン・フリーマン、チェ・ミンシク。
 
 訪れた台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまったごく平凡な女性ルーシー。
体内に新種の麻薬が入った袋を埋め込まれ、運び屋として利用されてしまう。ところが、
袋が破れて謎の物質が体内にあふれ出し、彼女の脳に異変が生じてしまう。通常の人間は
脳の潜在能力の10%しか活用できないが、ルーシーの脳はそれを遥かに越えて覚醒を
始めたのだ。
マフィアの追手を易々とかわし、脳科学の権威ノーマン博士とコンタクトを取るべくパリへと
向かう。その間にも、脳の覚醒は留まるところを知らず、いつしか自分でも制御できなくなって
いくルーシーだったが…。((allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2014-09-07 11:15 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)