マイ・ルーム Marvin's Room

●「マイ・ルーム Marvin's Room」
1996 アメリカ Miramax Film,Scott Rudin,Tribeca.99min.
監督:ジェリー・ザックス
出演:メリル・ストリープ、レオナルド・ディカプリオ、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
悪い映画ではないが、これと云ってどうこういう映画でもない。これは名優たちの演技を
楽しむタイプの映画だろうな。時間的にも。ストーリーが分かり易すぎで、深みに欠ける。
悲劇の中にも明るさを失わない人々の「名台詞」によっかかりすぎな気がした。

最初、心の中にビュービューと吹いていて、みんな自分のことしか考えてなかった状況が
次第に温かく、隙間風も止み、愛されることより、愛することの大切さ、人のことを思いやる
ことの大切さが伝わってくる。これはいいことなんだけど、あまりにもあからさま過ぎちゃうので
ひっかかりが無さすぎ。最後は当然みんないい人になっちゃうんだけどね。しかし、映画の
中ではだれも死なないのが良かった。姉はいずれは亡くなるのだろうけど、そこまでは描く
必要がないのだから。

出演者たちは名優揃いなので、演技は流石だ。そこに説得力を求め過ぎな感じだよね。
ディカプリオは「タイタニック」を撮影する1年前の作品。若い!というかどうして今は顔が
ああいう風に開いてしまったのだろう。このころは締まってとんがっていたのにねえ。
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<プロダクションノート&ストーリー>
白血病で余命いくばくもない女性をめぐり、長年絶縁状態だった妹とその家族の再会と新しい
絆を描くヒューマン・ドラマ。舞台演出家スコット・マクファーソンの原作戯曲に惚れ込んだ
「ヒート」「ザ・ファン」の俳優ロバート・デ・ニーロ(自身も脇役で出演)が、自身の製作会社
トライベッカを中心に、「ザ・ファーム 法律事務所」のスコット・ルーディン、「ブロンクス物語
 愛につつまれた街」のジェーン・ローゼンサルと共同で製作。
監督は四度のトニー賞受賞歴を誇るブロードウェイの演出家ジェリー・ザックスで、彼の
監督デビュー作。脚本はマクファーソン自身が執筆したが、撮影開始を待たず95年
エイズで死去した。

母子家庭で手に職をつけるため、美容師をめざして美容学校に通うリー(メリル・ストリープ)の
もとに、長男ハンク(レオナルド・ディカプリオ)が家に放火して家出したという知らせが入った。
ハンクは生活に追われ子供を顧みる余裕のない母親と心を通い合わせることができず、
鬱屈した日々を送っており、唯一愛情を感じることができるレーサーだったという父親の
写真だけ残して家に火をつけたのだ。
ハンクは精神病の施設に入所し、リーと次男チャーリー(ハル・スカーディノ)は修道院に
身を寄せる。そこへフロリダに住む姉のベッシー(ダイアン・キートン)から20年ぶりに電話が。

自分は白血病に冒されており、親族からの骨髄移植だけが唯一の希望だと言うのだ。
リーは反抗的なハンクを施設から連れ出し、家族そろってフロリダへ。ベッシーは結婚も
せず、父マーヴィン(ヒューム・クローニン)と叔母ルース(グウェン・ヴァードン)の面倒を見て
いた。父は寝たきりで痴呆状態、そんな家族を見捨てて家出したリーとの間には複雑な
感情がある。

母を嫌い、反抗的だったハンクだが、ベッシーの誠実な優しさに次第に心を開いていく。
最初は骨髄移植の検査を受けることを拒否していた彼は、主治医のウォリー医師
(ロバート・デ・ニーロ)の検査で母と弟が不適合だと知り、自分も検査を受ける。リーは
ベッシーとハンクの信頼関係に嫉妬を感じ、姉妹はお互いの感情をぶつけあうが、
やがて打ち解けた。
ベッシーは自分の初恋を語り、リーは姉のかつらを洒落た髪形にカットした。一家は
ディズニー・ワールドへ。リーは感情に任せて、いつまでも母より父を慕うハンクに、
彼の父親がハンクを虐待したことが離婚の理由だったと明かしてしまう。ところがベッシーが
突然発作に襲われ吐血して倒れる。
その晩、ハンクはベッシーに置き手紙を残して家出。母の自分ではなく、姉に宛てられた
息子の手紙を見たリーは無力感に襲われながらも、姉に心配をかけまいと手紙を隠す。
そこへハンクが帰ってきた。ウォリー医師から電話があり、残念ながらハンクも不適合と
告げた。だが死の不安を越えて和解した家族は父の部屋に集まる。ベッシーはいつも
父を喜ばせるためにやっているように、鏡に太陽を反射させて壁に光を舞わせる。
その光の中で、家族は新しい絆を見つけようとしていた。」(Movie Walker)

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by jazzyoba0083 | 2014-09-11 23:10 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)