ブルーノのしあわせガイド Scialla!

●「ブルーノのしあわせガイド Scialla!」
2011  イタリア Pupkin Production,IBC Movie. 95min.
監督原案・脚本:フランチェスコ・ブルーニ
出演:ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ、フィリッポ・シッキターノ、バルボラ・ボブローヴァ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆「>
<感想>
原題のScialla!は主題歌の名前にもなっているが、今イタリアで使われている
流行言葉のようで、「ケセラセラ」みたいな感じ。「なるようになるさ」ほどの感覚か。
しかし、方向性として前向きなのがイタリア風だ。

観終わった後で、ほんわかとする映画、という多くのブログの感想は分かるのだが、
どうも個人的にはしっくりしなかった。悪い映画ではないのだが、どこかピリッとしない
のだ。人は人との出会いで変化していく、という主題なんだと思うのだが、この親子、
自堕落な生活が出合いにより変化していく様子がユーモアをまじえて描かれるのだが、
もともとこの二人のキャラクターとして悪い人じゃなく、根本に人生を前向きに生きようと
するポテンシャルがあるのだ。だから、それぞれが触発され、元来の自分が出てきた、
ととらえられたのだが、どうだろう。イタリアで大ヒットだそうだが、イタリア人のメンタリティ
でとらえると共感しやすい作りなんだろうけど、日本人の私にはいまひとつ感動の
度合が薄かった。というかピンとこなかった。

息子のルカを演じるシッキターノ君、ナイスキャストだと思うのだが、見るからに根っからの
悪人じゃない。そりゃ、耳にピアスして学校がいい加減、悪ぶるのがカッコいいと思うのは
普通の高校生だ。いったん、ギャングの仕事に手を染めるが、戻りも早い。
なにせ、ギャングのボスが父親の教え子で、今でもその影響で「詩人」なんだから。

そうやって見るとこの映画は性善説に則って作られているんじゃないか、と思われる。

設定も驚くようなものでもないし、日常の生活の中で起きるようなことを温かい目線で
綴ったというべき。見て損をするものではないが、嗜好として私向きじゃなかった。
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<ストーリー>
「ローマで独り暮らしを送る独身中年男のブルーノ(ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ)は、
ゴーストライターとしてタレントの伝記執筆や元教師の経験を生かした補習塾で生計を
立てていた。決して余裕のある生活とは言えないが、当の本人にそれほど焦りはない。

自由気ままな生活を楽しんでいたブルーノは、ある日、生徒の母親から“自分が留守に
する半年の間、一人息子と同居をしてほしい”と依頼される。しかも、その息子ルカ
(フィリッポ・シッキターノ)は15年前にブルーノとの間にできた子だと言うのだ。

驚愕の事実を知らされながらも、父親であることを告げないまま、ブルーノはルカとの
共同生活を始める。音楽とボクシングに夢中で、朝礼には出席しない、教科書を持って
行かないなど、学校ではちょっとした問題児として教師を困らせているルカだったが、
同居する前から、なぜかブルーノの補習塾には欠かさず顔を出していた。ブルーノは
そんな彼を、聡明で愉快な青年だと考えていた。

ある日、ルカが通う高校から面談に来るよう連絡を受けたブルーノは、担当教師から
“成績が悪く、このままでは落第だ”と聞かされ、ルカと真剣に向き合おうと決意する。
まるで父親のようにあれこれ面倒を見るブルーノに最初は反発しながらも、次第に
学ぶ楽しさを知ってゆくルカ。その一方、自伝執筆の依頼を受けたポルノ女優・ティナ
(バルボラ・ボブローヴァ)の自宅を訪れたブルーノは、ルカと同い年の彼女の息子が
、成績優秀でスポーツ万能だと聞き、ますますルカを何とかしなければと考える。
同じ時間を過ごすうち、いつしか父と子のような絆で結ばれてゆく2人。
だがある夜、勉強の途中で悪友たちと遊びに出たルカは、危険なトラブルに巻き
込まれてしまう……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2014-09-15 22:50 | 洋画=は行 | Comments(0)