トランス  Trance

●「トランス Trance」
2013 アメリカ Pathé,Cloud Eight Films,Decibel Films,Film4.102min.
監督:ダニー・ボイル
出演:ジェームズ・マカヴォイ、ヴァンサン・カッセル、ロザリオ・ドーソン、ダニー・スパーニ他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
「スラムドッグ$ミリオネア」「127時間」のダニー・ボイルの作品ということで、期待して
観た。確かに映像構成とか、話の持って行き方に思わずニヤリ、とするところなど
流石に見せるなあ、と思った。ただ、話が時制の移動と所謂「トランス」状態になったことは
ホントなのか幻影なのかも含め分かるづらい部分もあり、見ているうちは
何となく流れで、ほほー、そうだったのか、と思えるのだが、後から思うと、あれ?と
感じることも多く、ややこしい映画だった。おそらく観た人は、終わった後で話を整理しないと
いけないんじゃないかな。どんでん返しもたくさんやると分かりづらくなるという見本みたいな
感じを受けた。

出だしのストーリーはいいと思う。だが伏線だらけで、その後の回収が分かりづらいんだ。
・ギャンブル狂いの主人公でオークショニストのサイモンは、依存症を何とかしたいと、
心理療法士エリザベスに相談。しかし、巧く行かない。
・一方、ギャンブルの親分みたいなフランクに借金をたてかえてもらう。
・オークションにゴヤの名画が出ると聞き、借金の返済に充てるからということで
フランク一味と組んで、オークションの最中に強奪。事前の打ち合わせ通り、オークショニストと
してマニュアル通りの行動をとり、画をバッグにいれて、隠そうとする。
しかし、サイモンは欲をだして、画を自分のものとしようとし、額からナイフで切り取り、背広の
中に隠した。バッグを開けようとしたフランクを見て、あわててスタンガンをフランクに当てる。
なんで味方に?と怒ったフランクはサイモンを銃の台尻で思い切り殴りバッグを奪って逃亡。
しかし、開けてみると、画は切り抜かれていてない。
・入院中のサイモンに画の行方を聞き出すべく、退院後、爪をはぐなどの拷問をしてありかを
聞き出そうとするが、サイモンは殴られたショックで記憶を失っていた。どこへ隠したか分からなく
なっていた。
・そこで、フランクはサイモンに催眠療法で、隠し場所を引き出そうとする。サイモンが選んだのは
自分が相談に乗ってもらっていたエリザベスだった。
・サイモンは隠しマイクを付けられ、偽名でエリザベスと対面。驚くエリザベスだが、サイモンは
エリザベスは初対面だと思っている。
・おかしいと思ったエリザベスは新聞を調べると、サイモンが勤めるオークションから名画が
盗まれていることを知った。そこでエリザベスは欲を出す。彼女が自分でサイモンから隠し場所を
聞き出して、横取りしてしまおうとたくらんだのだ。
・実はその前、サイモンが画を盗んで逃げようとしたとき、赤いアルファロメオに跳ねられるのだが、
サイモンは運転していた女性をエリザベスと幻影の中で間違えて殺してしまう。

この辺りまで何とかフォローできるのだが、その後、サイモンは赤いアルファに隠したと思い出す。
フランクとエリザベスもその画を追うが、結局画はエリザベスの手に渡り、彼女はどこかへ
高飛びする。サイモンは死んじゃうんだっけな。で、ラスト、フランク(エリザベスと男女の関係に
なっていたのだ。フランクも彼女を愛してしまっていた。最初の頃、絵画は昔はヘアが描かれて
いなかったのだ、ヘアはゴヤが描き始めた。要らないなあ、なんてフランクに言われて、
エリザベス、パイパンにしちゃうところがあるが、あれもエリザベスの計算だったのだろう)が送ら
れてきたiPadを見るとそこにはエリザベスと背後には額装されたゴヤの名画が。
「私のことを忘れたかったら、そのアイコンを押して」という。押すかどうしようか迷うフランク・・。
そこで映画は終わる。結局、すべてはエリザベスの催眠により操られた結果、彼女にまんまと
画を盗まれたということ(なんだろう)。悪いにはエリザベスということ。

もう思い出せない程にあれこれあるのだ。なんでサイモンが死んじゃったのかも思い出せない。
過ぎたるは及ばざるが如し。スタイリッシュでカッコいい映画ではあるが、筋が分かりづらいんじゃ
どうしようもない。
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<ストーリー>
「ゴヤの傑作「魔女たちの飛翔」が出品されるその日のオークション会場は興奮に満ちていた。
熾烈な競売の末、2750万ポンド(約40億円)という高値で落札。だがその瞬間、会場に
ガス弾が投げ込まれる。競売人のサイモン(ジェームズ・マカヴォイ)は、緊急時のマニュアル
通り、絵画をバッグに入れて金庫へ向かうが、そこにはギャングのリーダー、フランク
(ヴァンサン・カッセル)が待ち構えていた。
実はサイモンも彼の仲間で、ここでフランクに絵画を奪われたフリをする計画だった。
ところが、サイモンはフランクの首にスタンガンを突き付け、怒ったフランクに殴り倒されて
しまう。フランクが鮮やかな手口で外へ持ち出したバッグを開けると、額縁だけが入っていた……。

病院で目覚めたサイモンは、殴られた衝撃で記憶の一部が消えてしまっていた。絵画の隠し
場所も、そもそもなぜ隠したのかも思い出せない。そんな中、フランクはサイモンの記憶を
取り戻すため、催眠療法士を雇う。普段は肥満やパニック障害を治療している療法士、
エリザベス・ラム(ロザリオ・ドーソン)を訪ねるサイモン。
フランクの指示で、失くした車のキーを見つけたいと偽って治療を受けるが、その一部始終は
胸につけた隠しマイクからフランクに筒抜けだった。しかし、事の次第を知ったエリザベスは
、フランクにパートナーを志願。彼女の本格的な催眠療法が始まるが、サイモンの記憶の
旅には本人さえ予想もつかない秘密と危険が待ち受けていた……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。





by jazzyoba0083 | 2014-09-14 23:30 | 洋画=た行 | Comments(0)