ブロウ Blow

●「ブロウ Blow」
2001 アメリカ Apostle,Avery Pix,New Line Cinema,Spanky Pictures.124min.
監督:テッド・デミ
出演:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ジョルディ・モリャ、フランカ・ポテンテ、レイ・リオッタ他。
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
ジョニデとペネロペが出ている、ということで民放BSで放映していた本作を見てみたのだが、
カットされているし、吹き替えだし、正しい評価は下せない。もう一度ちゃんとしたものを
DVDなりWOWOWの放映なりで見直そうと思う。映画としては面白かったから。

実在のヤクの売人ジョージ・ユングの人生を映画いたものだが、ハードボイルドではないし
アクションが派手なわけでもなく、むしろ、家庭の崩壊とか、親子の絆とは、環境は悪を生む、
などという側面を見せようとした作品と理解した。

働き者の父と結局は父の会社が倒産してしまったことに不満たらたらの母、そんな環境で
育ったユングは生来の悪ではないが、金に困ったこともあり誘われるままにまず大麻の売人に
なり、その方面の才能があったのか、仲間に恵まれた?のか、コカインの取引に手を広げ、
西海岸から東海岸までのコカインの大売人となり、大金持ちとなった。
他人の婚約者(ペネロペ)を横取りし、大麻の不法所持で捕まった時に知り合ったコロンビアの
麻薬王に認められ、さらに取引を拡大していく。
しかし、仲間に裏切られ、西海岸を失い、売上金を預けていたパナマのノリエガ政権が倒れた
ため、大金を失ってしまう。刑務所を出たり入ったりの生活が続く。

一時の勢いを失ったユングは娘が出来たことをきっかけに、足を洗おうとしたが、巧く行かず、
これが最後と起死回生を狙った仕事で、旧くからの友人に裏切られ、再び逮捕されてしまう。
数年がたち、ユングに老いの影が見えるころ、刑務所の農場で、大きく美しくなった娘の
幻を見るユングであった。

彼は、自分の幼いころのような家庭は作りたくないと考えていたが、結局、同じような家庭に
なってしまい、娘からは徹底的に嫌われてしまう。しかし、仮釈放されると、娘の学校を
送り迎えしたり、努力はするのだ。が、所詮、ドラッグの世界からは脱出できず、自分の人生を
棒に振ってしまったのだ。

ジョニデ演じるユングはいつも汚らしい長髪でサングラスをしているのだが、どう見ても根っからの
悪人とは見えない。そのあたりの機微は上手く出ていたのではないか。最後親友と思っていた
仲間に裏切られたところは哀愁さえ感じさせた。
ペネロペはエキセントリックな性格が良く似合っていた。そもそも、逃げてきた息子を警察に
売ってしまった母親を、憎んで突っ放しきれないユングなのだ。またレイ・リオッタ演じる父との
絆も切ないくらいだ。 商才はあったわけだから扱うものがドラッグでなければ・・、と考えて
しまうのだ。ユングの刑期は来年までなので、出所してくるとまたこの映画は注目されるかも。
なおタイトルは「コカインを吸入すること」のスラングだ。
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<ストーリー>
「幼少時代、極貧を経験したジョージ・ユング(ジョニー・デップ)は、1960年代後半、
カリフォルニアでドラッグの密売をはじめ、みるみる商才を発揮する。
しかし72年、販売目的のマリファナ不法所持で逮捕。だが獄中で裏社会の大物パブロ・
エスコバルに出会い、彼の信頼を得たことで、ジョージの名はますます轟くことになる。
豪邸を建て、いい車にのる大富豪と

70年代後半、ジョージの提供するコカインはバブル期のアメリカにおいてパーティー・
ライフの必需品と化した。またその頃、久々に愛を注げる女性マーサ(ペネロペ・クルス)に
出会い、2人は結ばれ娘をもうける。
しかしジョージの人生は、80年代に入ってから凋落していく。彼は熱烈に娘を愛するが、
足を洗おうとしても裏社会から抜け出せず、何度も服役し、妻と娘の愛を失う。そして、
いまも服役中のジョージ。ある日、初めて面会に来てくれた娘を抱きしめるのだが、
それは幻だった。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2014-09-20 23:20 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)