ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど Hanober Street

●「ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど Hanober Street」
1979 アメリカ Columbia Pictures.co.,109min.
監督・脚本:ピーター・ハイアムズ  音楽:ジョン・バリー
出演:ハリソン・フォード、レスリー=アン・ダウン、クリストファー・プラマー、アレック・マッコーエン他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
いや、メロドラマもたまにはいいな。実話をもとにしたコテコテの映画もいいけど、時には
こういうヤツとか、ラブコメとかおバカ映画を観たくなるんだな。
本作は、後半、ナチのゲシュタポ本部に潜入したハリソンとプラマーのドキドキがあるので
そのあたりは並みのメロドラマとはちと違い、活劇好きにも良かったかな。
しかしながら、ロンドンの街角での一目ぼれ(お互い)、女には亭主と娘がいて、しかし
ハリソンを恋する気持ちは止められない。(なぜ不倫に走ったのかよく分からん)
まあ、突っ込みどころはあるが、そういう野暮は言いっこなしで楽しむのがメロドラマの観方。
ビビアン・リー主演の古典的メロドラマ「哀愁」をベースにしたらしい。

出合いもビックリなら別れもビックリだわ。あれだけ愛し合っていたのが、別れることになるの
だが、戦争のなせる業か。
イギリス女優さんのダウンさん、いかにもメロドラマ向きの方でらっしゃる。初見でした。
ハリソン・フォード若い!スター・ウォーズでハン・ソロだったころだよな。

メロドラマの王道みたいな展開なので、舞台が戦時中ではあるけど、苦にならなければ
楽しいと思いますよ。
ジョン・バリーの音楽が切なくていいです。
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<ストーリー:最後まで書かれています>
「1943年のロンドン。戦況は緊迫し、街は灰色一色に包まれていた。その中の唯一の
色どりをみせる赤い2階だてのバスに、行列を押しのけて乗ろうとする女がいた。
ハロラン中尉(ハリソン・フォード)はそんな彼女を押しやると、バスの後部にしがみついた。
女はしゃがみ込み、「赤ちゃんが…」と言って顔をゆがめた。
ところが、あわてて飛び降りたハロラン中尉に向かって女は笑ってみせた。彼は悲しげな
笑いを残すと、片足を引きずりながら歩み去った。女は、ハッとし、自責の念で青ざめた
顔であやまるが、そんな彼女の前で、今度はハロランが元気よく飛び上がる。
これが、ハロランとマーガレット・セリンジャー(レスリー・アン・ダウン)の宿命的な出会い
だった。コーヒーを誘ったハロランに「紅茶なら」といたずらっぽく答えたマーガレットを見て、
彼はその美しさに息を呑む。木曜日に会ってくれと願うハロランに、悲しげな表情で名前も
告げずに去ろうとしたが、彼女の左手の薬指に光る指輪を見て、全てがわかった。
彼女は「もう遅いわ」と叫ぶと、雑踏の中に消えた。

ルーアンの北々東にある敵軍貯蔵庫攻撃の旅から帰ったハロランは次の木曜日、
ハノーバー・ストリートの約束の場所に向かった。数時間が過ぎ、あきらめて立ち去ろうと
するハロランの前にマーガレットが現われた。2人は言葉なしに郊外の静かなホテルに落ち
着くと、激しく抱擁し合った。マーガレットの脳裏を、やさしい夫とかわいい娘の姿がよぎったが、
ハロランとの逢い引きをやめることは出来なかった。

寛容な夫ポール(クリストファー・ブラマー)は、そんな妻の変化をすぐに感じとるが、
何も言わず、ひたすらやさしく振舞っていた。そんなある日、ポールは、危険にもドイツ軍の
本部に乗り込み、金庫から重要書類を盗むという特殊任務を遂行するため、妻に内緒で
旅立った。そして、彼をドイツ軍領内に飛行機で送りこむことになったのは、皮肉にも、ハロランで
あった。もちろん、2人はお互いを知らなかったが、ドイツ軍に攻撃されて飛行機が炎上した
後は思ってもみない助け合いでドイツ軍本部に乗り込むことになってしまった。

秘密金庫から重要書類を盗み出すことに成功したが、執拗なドイツ軍の追跡をうけ、2人は
死に直面していた。そんな時、この女のために自分は生きたいといってポールがロケットの
写真をハロランに見せた。妻だというその女の写真が、自分の最も愛するマーガレットで
あることを知ったハロランは、その時、悲しみと同時に、1つの決意をする。

ドイツ軍の追跡は続き、容赦なく2人に砲火を浴びせた。その集中砲火がポールを射ち抜き、
つり橋が2つに引き裂かれた時、落ちる寸前のポールをハロランが必死で助けた。
その頃、ハノーバーでは、マーガレットが何も言わずに旅立った夫の安否を気遣いながら、
恋人ハロランを待ち暮らしていた。夫が収容された病院でハロランとすれ違ったマーガレットは、
夫を助けてくれたことを感謝し、彼に愛していることを告げた。
短い会話の後、マーガレットは夫のいる病室に行き、ハロランは、そのまま外に向かい、
思い出のハノーバー・ストリートを横ぎろうとしていた。」(Movie Walker)

マーガレットの夫ポールが、本来潜入するスパイと入れ替わり、素人同然の身でフランスの
ナチス本部に乗り込んだのは、マーガレットに男らしさをアピールするためであったことは
いうまでもない。そんな健気なポールを見て、ハロランは身を引く覚悟を決めたのだ。
マーガレットはそんな夫をやはり愛さなければ、とこちらも覚悟を決めたのだ。

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by jazzyoba0083 | 2014-09-29 22:50 | 洋画=は行 | Comments(0)