グランド・イリュージョン Now You See Me

●「グランド・イリュージョン Now You See Me」
2013 フランス・アメリカ Summit Entertainment.116min.
監督:ルイ・ルテリエ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、メラニー・ロラン、アイラ・フィッシャー
    デイヴ・フランコ、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
寝落ちした部分があったのと、全体としてストーリーが今ひとつ飲み込めなかったので
2回観た。シネコンの予告編を観た時は面白そう、と思ったのだが、マジックを映画で
やれば何でも出来ちゃうので、信用ならん、と行かなかった作品だ。

マジックやらイリュージョンやらメンタリズムやら出てくるが、それはある意味借景であり、
本筋は一人の男の復讐譚なのだ。それにしても10歳だったっけ、そこから同じくマジシャンの
父を死に至らしめた要因を作った男らに対し、長~い年月をかけて復讐するというなんとも
気の長いというか、良くやるものだなあ、というか、あまりリアリティを感じなかったな、その辺。
だって、FBI捜査官になってその計画を進行するというのだから、すでに50歳になんなんとする男の
復讐にかけるエネルギーは人間を変えてしまった、といえるだろう。鉄の意志だ。ww

復習する男は、子供の頃、マジシャンの父が金庫の中から脱出する、というマジックで失敗し
死亡した。
これは①父無謀な挑戦を強いることになった、マジックのネタばらしを生業としている男、
サディアス(モーガン・フリーマン)、②粗悪な金属で金庫を作った会社、また③保険金を払わなかっ
た会社④父を苦しめたパリの銀行のせいだと、これらに対する固い復讐を誓い、みずからEyeという
秘密組織を作り、表は一番疑いを持たれ辛いFBI捜査官になりその時を待った。

その男ローズ(マーク・ラファロ)は、まず4人のマジシャンを秘密の組織eyeを使って、集め
彼らを保険会社を経営するトレスラー(マイケル・ケイン)をパトロンとして「フォー・ホース」と
いうマジシャンチームを作るように仕込む。
彼らはラスベガスでは有名なグループとなり、まず披露したのが、フランスの銀行から300万
ユーロを盗むというイリュージョン。実際に金は盗まれていたわけだが。
FBI捜査官であるローズは、必死に彼らを追う素振りを見せる。しかし、決定的証拠が無いし
トリックで3秒にパリに移動できるはずもなく、4人は釈放される。
次にフォーホースが現れたのはニューオリンズ。そこでのイリュージョンでは保険会社経営者で
自分たちのパトロンでもあるはずのトレスラーの口座から、彼の保険会社から保険金を支払われ
なかった人たちの口座にお金が振り込まれていくというもの。これにはトレスラーも焦った。

次に彼らは、エルクホーン警備会社の金庫を盗む。ここはローズの父の金庫を作った会社だ。
そして盗んだ金が、ネタばらしをして父を苦しめたサディアスの車から見つかる。
サディアスは逮捕され収監される。そこに現れたローズ。サディアスはすべてを悟った。
5人目のホースマンはローズだったのだ。そしてすべてを影から操っていたのはローズだったのだ。

作品中、彼の計画の唯一の予想外として登場するのがパリから来たインターポール捜査官
アルマ(メラニー・ロラン)だった。二人の間には愛情が生まれ、セーヌ川に掛かる橋に鍵をかけ
キーを川に捨て、愛を誓ったのだ。さて、続編がありそうな本作であるが、やっぱり、いくら
イリュージョンといっても大きなシャボン玉に入って空中を浮くとか、どうやってもCGでしか
出来ないだろうに、というようなシーンが登場する。これらはマジックを映画でやるという
どうしてもリアリティを感じられないのだ。物語は複雑ながら面白いけど、FBI捜査官になって
父の復讐を遂げる男の執念も、ちょっとリアリティを感じられなかった。
ローズが影の仕掛け人とは最後までわからない仕掛けだがその辺りは、うまく騙されて
なるほど、あそことあそこがああいう風にくっつくのね、と反芻して得心がいくので、まあ
カタルシスも十分かな。それにしてもeyeという組織はどうなったのだろう。続編へのお楽しみ
なのか?
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by jazzyoba0083 | 2014-10-06 23:20 | 洋画=か行 | Comments(0)