スティーブ・ジョブズ Jobs

●「スティーブ・ジョブズ Jobs」
2013 アメリカ Open Road Films (II) Five Star Feature Films.127min.
監督:ジョシュア・マイケル・スターン
出演:アシュトン・カッチャー、ダーモット・マローニー、ジョシュ・ギャッド、ルーカス・ハース他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
私とApple製品の最初の出会いは2004年のiPodであった。それまではディスクマンを
利用していたのだが、iPodの登場で自分の音楽生活は一変したといっていい。
それはSONYがウォークマンを出した時以上の「システム」の変更であり、iTunesを伴った
革命であった。映画もそこからスタートしたので、個人的には掴みはOKだった。

が、その後が宜しくなかった。学生時代からiMacを出す直前までをバイオグラフィカルに
描くのだが、現在も活躍している人が殆どなので、脚本は難しかったとは思うけど、
通り一遍な感じで深みがない。ジョブスが時々言う「至言」はそれはそれで光っているのだが、
この映画が初出でもない。

天才=奇人=自分の興味の範囲しか見えない=などというジョブズの個性を観るには
いいかもしれないが、それでは単にキワモノ出終わってしまうし、自分の作った会社を追放
され、再び戻り、連れ戻したCEOを追い出し自分がCEOに座り、というアメリカのIT企業っぽい
ビジネス劇も、有名な話だったし、ジョブスがデザインコンシャスであったことも周知であった。

映画館に足を運ぼうとする人は、評伝として定まっているこうしたジョブズの個性や特徴を
確認しにだけ行くわけではないのであり、そこには映画作品としての面白さ、深みがなければ
ならないのだ。だから、こうした映画は簡単に作れないのだ。
本作の前にFacebookのザッカーバーグを描いたフィンチャーの「ソーシャル・ネットワーク」と
いう映画があった。これこそ現存している人をモチーフにした作品であった。個人的には
セリフの詰め込みすぎで出来がいいとは思えない作品だったが、エンタテインメントとしての
作り込み、脚本の練り込みが会ったと思う。比べて本作は、カッチャーが本人に似ているじゃん、
というそっくりショーの興味が最大であり、あとは、ジョブズという人は、いいことを沢山言っている
のではあるが、気性的にはホントは嫌なやつなんだ、(と私には写った) 程度が残った作品だった。
まあ、嫌われるくらいじゃなくちゃ、あれだけの天才的発想、発明は出来ないのだろうけどね。
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<ストーリー>
「70年代に友人とともにアップル・コンピュータを立ち上げ、後にiPhoneなど数々のデバイスを
世に送り出してきたスティーブ・ジョブズ。11年10月に56歳の若さで亡くなった彼の知られざる
姿に迫るヒューマンドラマ。デミ・ムーアの元夫としても知られるアシュトン・カッチャーが
ダイエットに取り組み、ジョブズになりきった熱演を披露。

1976年、スティーブ・ジョブズ(アシュトン・カッチャー)は、自分とよく似たはみ出し者の友人
たちと共に自宅のガレージに“アップルコンピュータ”を設立する。次々に発表する新作は
大ヒットし、わずか4年で株式を上場、ジョブズは富と名声を手にする。

だが、意見が食い違う社員はその場でクビ、ビル・ゲイツには正面からケンカを売り、
創立メンバーにも冷遇するなど、己の考えだけを貫くジョブズは次第に孤立していく。
やがて数少ない理解者だった創立メンバーのウォズニャックも彼の元を去り、孤独の中、
予算を無視して新作の開発にのめり込んだジョブズは、自分の会社から追放されてしまうの
だった。人生最大の挫折を迎える中、ジョブズは大胆かつ斬新な“ヴィジョン”を見ながら理想を
求め続けていく……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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Tracked from はらやんの映画徒然草 at 2015-01-09 21:28
タイトル : 「スティーブ・ジョブズ」 クレイジーな人
AppleのMacintoshを初めて自分で買ったのは、確か1993年頃でした。... more
by jazzyoba0083 | 2015-01-06 22:30 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)