マラヴィータ Malavita(The Family)

●「マラヴィータ Malavita(The Family)」
2013 アメリカ・フランス EuropaCorp,Relativity Media,TF1 Films Production.111minm.
監督:リュック・ベッソン 原作:トニーノ・ブナキスタ「隣のマフィア」(文春文庫刊)
出演:ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ、ダイアナ・アグロン、
    ジョン・ディレオ他
e0040938_1528359.jpg

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
さすがはベッソンという、ヴァイオレンス+コミカル+スピード。原作があるので、それを
どう映像表現するのか、ということなんだけど、その点ベッソンは安心して見ていられるし
期待もできる。その点ではプロットの持って行き方も含め、面白く観ることが出来た。
エンタテインメントとして面白く、面白い以外に、こういう家族もあるんだなあ、位の感想しか
持てないんだけど。

製作総指揮にマーティン・スコセッシ、主演がロバート・デ・ニーロという黄金コンビ。共演が
ミシェル・ファイファーというだけで、何かありそうだな、という感じが冒頭から沸々と。(笑)
冒頭の一家虐殺シーンが観客に刷り込まれ、あたかもこれから観るデ・ニーロ一家の末路か、
と思わせておいて・・・というのも上手いなあ。

それぞれの人間関係がだんだん分かってくるのも映画に引き込む手段としてはありだな、と
感じた。私はこの一家が何らかの事情で集められた「ニセ一家」なのかな、と思ったし、
トミー・リー・ジョーンズのスタンスも、何だろう、という感じだった。それが、ファミリーを
FBIに売ったNYのかつてのマフィアのボス一家が保護プログラムでノルマンディーの
片田舎に監視つきで、暮らしているという設定で、トミー・リー・ジョーンズはFBIのボスで
あるわけだ。

この一家がやることなすことハチャメチャで、切れたら何をしでかすか分からん一家なんだ。
息子と娘も学校でやりたい放題。しかし娘は学校に来た数学の代理教師に一目惚れ。
息子は、学校で悪行を責められ13歳だが、パリで一人で商売する、と言って出て行った。
そんな折に息子が学校新聞に掲載したNY時代のマフィアのボスのジョークを借りたところ
その学校新聞がなぜかNYの刑務所にいる、売られたマフィアのボスの手に渡り、一家の
潜伏場所がバレてしまい、多数の殺し屋が送り込まれる。

映画の半分はまるでコメディのように進んでいくが、殺し屋の登場あたりで結構シリアスに
なってくる。がドンパチも含め、いかにもベッソンらしいバカバカしさもありで、楽しくと言うと
言葉が悪いかもしれないけど、観てしまう。まあ、送り込まれてきた殺し屋部隊が、一発目の
攻撃に携帯式対戦車ミサイルをぶっ放す、までは良かったのだが、旅立つ駅頭で殺し屋部隊の
到着を見て引き返してきた息子や、恋人に振られて自殺しようかと思っていたのを止めて
家に戻ってきた娘を加え、ドンパチ合戦になるのだが、あっという間に殺し屋はヤラれちゃうんだ
よね。ちょっと弱すぎ。ならば、殺されちゃった監視係のFBIの二人はかわいそうだったなあ。
で、部隊のボスは、娘を追いかけている所を、急を知ってクルマで駆けつけたトミー・リー・ジョーンズ
にハネられて死んじゃうし。

こうして一家はまたここに住めなくなり、別の場所に移動していくのであった。デ・ニーロは
ノルマンディーへ来て、小説家を名乗り、まじで自叙伝を書き始めていたのだが、また一から
書きなおしだ、とボヤく。

デ・ニーロは切れると何をするかわからないのだが、保護プログラム下で妄想することで
我慢をしていたのだが、水道から茶色い水が出るため修理を頼んだ配管工が家中のパイプを
変えさせようとしたため、バットや金槌で全身12箇所を骨折させ半殺しの目に合わせたり、
また茶色い水の元凶である化学工場の社長をクルマで引きずり回したり、そして汚染水の
元のタンクに爆弾をしかけたりするのだ。
更に、作家を名乗っているので、街の映画サークルの講演会に招かれ、アメリカ映画を見て
議論をしようというのだが、予定していた映画が来ず、代わりに来たのがスコセッシの
「グッド・フェローズ」!!! 隣にいたトミー・リー・ジョーンズは頭を抱える。映画が終わり、
話し始めたデ・ニーロは殆ど自伝のようなことなので、マフィアしかしらないようなことを喋り
会場から喝采を浴びていた。そんな頃に殺し屋が家に近づいていたのだ。

まあ、なんというか、狂気の一家?のとんでも生活といったところかな。全体としては面白く
観ることが出来ました。デ・ニーロとファイファーがいいね。娘役のダイアナ・アグロンは
キャメロン・ディアス系のお顔で可愛かったね。
e0040938_15285718.jpg

<ストーリー>
 監督を務めるリュック・ベッソンが、マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロの
黄金コンビをそれぞれ製作総指揮と主演に迎えて贈るクライム・ドラマ。
原作はトニーノ・ブナキスタの『隣りのマフィア』。FBIの証人保護プログラムによって
フランスに移住した元マフィアの男とその家族、というワケあり一家が巻き起こす大騒動を描く。
共演はミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ。

 フランス・ノルマンディ地方の田舎町に引っ越してきたブレイク一家。一見ごく普通の
アメリカ人家族と思いきや、主のフレッドはなんと元マフィアのボス。敵対するファミリーの
ボスを売ってFBIの保護証人プログラムを適用され、家族とともに世界各地を転々とする
日々を送っていた。監視役のFBI捜査官スタンスフィールドから地元コミュニティに溶け
込めと忠告されるも、ついつい悪目立ちしてしまうフレッド。
おまけに妻と2人の子どもたちもかなりのトラブルメイカー。そんな彼らの潜伏場所が
仇敵にバレるのは時間の問題。ほどなく一家のもとには、フレッドの首を狙う完全武装の
殺し屋軍団が送り込まれてくるのだったが…。」(allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2015-03-05 23:15 | 洋画=ま行 | Comments(0)