ドン・ジョン Don Jon

●「ドン・ジョン Don Jon」
2013 アメリカ Voltage Pictures.
監督・脚本:ジョセフ・ゴードン=レヴィット
出演:ジョセフ・ゴードン・レヴィット、スカーレット・ヨハンソン、ジュリアン・ムーア、トニー・ダンザ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
売り出し中のジョセフ・ゴードン=レヴィットが、初の長編のメガフォンを自らの主演、脚本作品で
取った作品。お話は単純だし、映像の組み立てもなかなか凝ってはいるが、ジャンルとして
私の好みではない。言わんとする所は分かるし、出ている役者もオスカー級が並んでいて
それなりだが、心から「面白かった!」とはならなかった。本国ではだいぶ稼いだ作品のようだ
が、まあ、アメリカ人には受けるタイプの映画かもしれない。オチもだいたい分かっちゃうし。

つまりは理想の女というものは、どういうものなのか、ということをプレイボーイではあるが
真面目で清潔好きの主人公の女性に対する考え方の変化を描くことにより示したもの。
その方法論の描き方がジョセフ・ゴードン=レヴィット流ということ。ではあるが、目新しいか、
というとそうでもない。

ナイスバディのすこぶるつきの美人だが、ジコチューなスカーレット、それに対比されるのが
お年は行っているが、14か月前に交通事故で夫と息子を亡くしていて影のある夜学の
同級生ジュリアン。
主人公ジョンは、モテモテなのだが、人間の女よりネットのポルノ動画のほうが好き、という
ちょっと変わった青年。ある夜いつものクラブでいつものようにナンパしてると、今まで
観たことのないような美人バーバラ(スカーレット)と出会い、一目惚れしてしまう。しかし
彼女はなかなか体を許さない。やっと初めて自分の家に連れてきてベッドインに成功した
ものの、ポルノを観るほうがやっぱりいいと、夜中に起きだしてPCを見ていることろを
見られてしまい、本物の恋人がいるのにどういうこと?と責められるが、友達からジョークの
映像が送られてきたんだよ、とか嘘を言ってその場は事なきを得た。

そんな折、夜学でエスター(ジュリアン)という年増の女性から声を掛けられる。うざったいと
敬遠していたジョン。一方バーバラの希望でジョンの家族にも紹介し、両親も気に入り
うまくいくかのように見えた。しかし、自分の部屋を自分で掃除するジョンを、家政婦に
やらせるバーバラ、私と一緒に暮らし始めたら自分で掃除するなんて言わないでね、と
約束させられてしまう。そのあたりから、ジョンの心に多少の違和感が生まれる。
そして、ポルノ鑑賞が止められないジョンはついに2度めの目撃をされてしまう。PCの
履歴をチェックされ、ポルノサイトが並んでいたのを見つけられたのだ。これが決定的と
なり、引き止めるジョンを尻目にバーバラは彼の元を去っていく。

そんな折に、ジョンはエスターと接近する。最初は失恋の憂さ晴らしのようにしてエスターと
セックスをするのだが、包み込むようなエスターといると心地良いことが感じられるのに
気がつき始めた。そして、家族にもバーバラと別れた、と言うと、妹が、「別れて正解。
あの女は自分のことしか考えていない。好きな男は自分のために何でもして当たり前と
思っているジコチュー女よと」言い放つ。納得してしまうジョンだった。
そして、エスターと付き合いを深めれば深めるほど、目を見て話をしてくれるし、自分の
こともちゃんと考えてくれる女性像の素晴らしさに気がつくのだった。結婚はしないだろう
けど、ジョンの女性の見方が変わっていったのだった。そしていつの間にかポルノも
見なくなっていたのだ・・・・。

ポルノ好きの男、超美人だがジコチューの女、年増だけど、男女の愛情とはどういうものか
ということをわかっている女性。ちょっと設定がステレオタイプだったかなあ。教会の懺悔の
シーンとか、同じシチュエーションを繰り返すとか、映像の構成の仕方は凝っていて
飽きさせないのではあるが、個人的には、今ひとつ、という映画であった。
スカーレット・ヨハンソンがジコチューの嫌らしさが出し切れてないんじゃないか、と思えた。
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<ストーリー>
「『LOOPER ルーパー』の若手演技派、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが自ら主演も務めた
初長編監督作となるコメディ。平凡ではあるものの、何不自由ない毎日を過ごすモテ男が
タイプの異なる2人の女性との出会いを通し、新たな価値観を見出していく姿を描く。
スカーレット・ヨハンソンとジュリアン・ムーアがヒロインを務める。

鍛えられた身体に甘いルックス、車も部屋も洒落込み、趣味はジムでのトレーニング。
家族を大切にして、週末は教会へ。完璧男のジョン・マテーロ(ジョゼフ・ゴードン=
レヴィット)は、毎晩異なる美女を“お持ち帰り”するプレイボーイ。
そんな彼を、遊び仲間のボビー(ロブ・ブラウン)とダニー(ジェレミー・ルーク)は“ドン・ジョン”と
呼んでいた。だが、相手にも完璧を求めるジョンは、自分好みの女性、理想のセックスを
求めて女性との関係を繰り返すものの、どうしても満足できない。彼の理想は、パソコンで
見ているポルノのようなセックスだったのだ。

ポルノ鑑賞は止まらず、毎週末、教会で“婚前交渉”と“自慰”を懺悔する日々。教会の後には
実家で家族と食事。父のジョンSr.(トニー・ダンザ)とはいつも張り合う似た者同士。
父子のケンカを仲裁する理想家の母アンジェラ(グレン・ヘドリー)は、息子に素敵な恋人が
できることを望んでいた。家族に無関心な妹モニカ(ブリー・ラーソン)は、スマホが手放せない。

そんなある日、ジョンはクラブで出会った美女バーバラ(スカーレット・ヨハンソン)に一目惚れ。
しかし、家庭的で堅実、恋に恋するタイプの彼女は、ジョンとは正反対。“この世で一番美しい
女性”とのセックスのために、尽くし、我慢し、奮闘するジョン。そして訪れた待望のひと時。
しかし、それもポルノには敵わなかった。寝ている間、こっそりポルノサイトにアクセスしていた
ところ、運悪く起きてきた彼女に見つかってしまう。何とか関係は修復できたかに見えたが、
その後もポルノの鑑賞頻度が上がる一方。

ある日、夜学の授業の合間にポルノを見ていた彼に、年上の女性エスター(ジュリアン・ムーア)が
話しかけてくる。気取らない性格の彼女は、ポルノ鑑賞についても遠慮がない。
嫌な部分に踏み込んでくるエスターを煙たがるジョンだったが、この出会いが彼に大きな影響を
及ぼすことに……。」(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2015-04-29 22:10 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)