ファイティング・ダディ 怒りの除雪車 Kraftidioten

●「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車 Kraftidioten 」
2014 ノルウェー・スウェーデン・デンマーク Paradox and more.116min.
監督:ハンス・ペテル・モランド
出演:ステラン・スカルスガルド、ブルーノ・ガンツ、ポール・スヴェーレ・ハーゲン、ヒルデグン・グーセ他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
北欧三国の合作映画とは初めて観た。日本劇場未公開。WOWOWにて鑑賞。
除雪車が凶器となるっていうアイデアは、どこかスピルバーグのデビュー作「激突」に
通底するものがあるような気がした。

とにかく、雪だらけのノルウェーでのロケは珍しさも手伝って惹きつけるものがあるし、
アイロンのお化けみたいなラッセル車が後ろから迫ってくれば怖いわなあ、という
設定の面白さで、作品自体はB級と思うが、結構楽しく観させてもらった。

ギャング映画の常としていささか強引な展開や、間が抜けてんじゃないの?という
描写もあるけど、まあその辺りは割り引いてもエンタメとして面白いと思う。

除雪車の運転を生業とするニルスは、市から表彰されるほどの長年に渡る除雪の
街の名人だった。
そんなニルス夫妻の大学に行っていたと思った息子がある日、遺体で発見される。
警察の所見では薬物中毒だという。警察は捜査に乗り出さない。息子が薬物なんて
やるわけない、と信じているニルスは、俄然復讐の鬼となる。妻は息子が亡くなった
悲しみから家を出て行ってしまった。ニルスは同時に発見され瀕死の重傷を受けた
友人から、ヤクの運び屋を手伝っていて、ニルスの息子を巻き込んでしまったと謝るのを
聞いた。ニルスは彼から関係者の名前を聞き出し、銃身を短くしたショットガンで、ヤクの
売人組織に挑む。まずチンピラを3人ほど殺す。その武器になるのが除雪車だっりする。
次々と失踪する子分に、ボスの「伯爵」は、これまでヤクの縄張りを分けあって平和裏に
やって来た、セルビア人が裏切ったに違いないと、彼らに襲撃を企てる。そこでセルビア人の
ボスの息子を殺してしまう。今度怒ったのはセルビア人のボス。同じ息子を殺す、と、部下に
伯爵の幼い息子の誘拐を指示する。

伯爵は小さい息子を溺愛していて、ニルスは息子の誘拐を計画する。さらに、伯爵を
自ら殺すのは大変なこと、と悟ったニルスは、かつてギャングをしていた兄に相談、
兄は「殺し屋を雇え」と忠告する。紹介された東洋系ヒットマンに金を全額渡し、
伯爵の殺しを依頼するが、この殺し屋が、伯爵に取引をもちかけ、依頼された金と
同額をだせば、依頼者の名前を教える、という。そこで伯爵は同額の金を渡し、
彼の口からニルスの名前を引き出す。伯爵はこの殺し屋も殺してしまう。
しかし、伯爵は、ニルスの兄を探し出し、彼から一連の犯人が弟だと聞き出す。兄は伯爵に
殺される。

一足早く、学校帰りの、息子を誘拐したニルス。そこへ、伯爵の一行がやってくる。さらに
セルビア人のボス一行もやってくる。隠れて伯爵を狙撃しようとしたニルスだが捕らえられ
万事休すという時、セルビア人が銃を打ちながらクルマで乗り込んできた。激しい銃撃戦が
繰り広げられる。ニルスは車の下に隠れて、銃撃戦の止むのを待つが、伯爵がクルマで
逃げそうになったため、材木を掴む重機で、材木をクルマの上から落とし、そこをセルビア人が
トドメをさしたのだった。戦いは終わった。同じ息子を殺されたニルスとセルビア人のボスは
除雪車で、現場をさっていった。

活劇なので、理屈がどうのとかではなく、まあ、リーアム・ニーソンほどの手の込みようもないし
除雪車とか森林で使う重機とかがが効果的に使われていて観ていて楽しかった。娯楽作、
これでいいんじゃないでしょうか。死人が出るたびに黒画面に白い十字架と殺された奴の
名前が出てくる。コメディチックな要素もあり。
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by jazzyoba0083 | 2015-05-19 23:15 | 洋画=は行 | Comments(0)