オール・ユー・ニード・イズ・キル Edge of Tommorow

●「オール・ユー・ニード・イズ・キル Edge of Tommorow」
2014 アメリカ Warner Bros. Pictures,Village Roadshow Pictures.113min.
監督:ダグ・ライマン  原作:桜坂洋 『All You Need Is Kill』(集英社刊)
出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント、ビル・パクストン、ブレンダン・グリーソン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
★は7,5。全く予備知識なしに、タイトルだけは知っていたけど、予告編を観た覚えもないし、
トムの映画、ということで観てみた。宇宙からの侵略体vs地球防衛軍の話だったのだね。
最初のウチ、なんのこっちゃか分からなかったけど、ラスボスが、時間を自由にコントロール
出来るという必殺技を持っていて、こいつを殺らないことには、防衛軍は先手を読まれて
全滅してしまうという地球の危機のなか、本来は戦闘訓練など全く受けたことがない
広報専門の少佐、ケイジ(トム)が、地球を守る戦いに巻き込まれてく様子を描く。

で、ラスボスが時間をコントロールする、ということが分かってから面白さが倍加するが、
その前の、元へ戻り続けるシークエンスは一体なんなんだ、と思ってしまった時間帯は
イラツイた。説明がないんだもん。桜坂さんのノベルを読んでいる人は分かるだろうけどね。
次第にその繰り返し、というか時間が巻き戻されるという面白さが分かってくると、
映画の世界に没頭出来て、面白くなってきた。ヘタレだったトムがすげー強くなっていくと
いうのはいささかの無理があったと思うのではあるが。

最初の攻撃の時に、青い液体を浴びたことから、時間をコントロールする技が身についた
ケイジと、同じことが起きていた、女性兵士リタ(エミリー)が、その時間のコントロールを
利用し、リセットを繰り返し、ラスボスへと近づく。それはあたかもテレビゲームを見ているか
のごとくで、人生をその能力を持っていることが分かっていてもいちいち殺してリセットする
というストーリーはお子様には宜しくないかな。人生はテレビゲームとは違うからね。
ただリセットするたびにケイジの未来を観ていた知識は変化するので、そのあたりの経過の
移ろいは面白く観た。頭のなかまでリセットされないから。

二人はついにラスボスがドイツのダムに隠れていることを突き止め、仲間が作ってくれた
必殺兵器を携えて、最終戦に望む。結果はハッピーエンドで、時間をコントロールする
必要がなくなったケイジは、映画の冒頭シーンに戻り、リタと再会するのだ。

贅肉を落とした?トムが最初えらく老けて見えたよ。コンバットスーツはチャッピーを思い出した。
エミリー・ブラントが一番カッコ良かったかな。

考え落ちのSFで、それなりに楽しい。が私が好きなSFとはちょっとタイプが違うかな。
欧州が舞台の戦闘となるが、中・ロ連合軍が登場するのだが、我が自衛隊は出てこない。
宇宙が相手なら、出てきてもいいのに。
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<ストーリー>
「桜坂洋の同名ライトノベルをトム・クルーズ主演で映画化したSFバトル・アクション大作。
圧倒的な戦闘力を有する侵略者の襲撃を受ける近未来の地球を舞台に、その侵略者を
相手に戦闘と戦死を繰り返す不可思議なタイムループに囚われた一人の兵士の壮絶な
運命を描く。
共演はエミリー・ブラント、ビル・パクストン。監督は「ボーン・アイデンティティー」「フェア・ゲーム」の
ダグ・ライマン。
 謎の侵略者“ギタイ”の攻撃によって、人類は滅亡寸前にまで追い込まれていた。そんな中、
軍の広報担当だったケイジ少佐は、ある時司令官の怒りを買い、一兵卒として最前線へと
送られてしまう。しかし戦闘スキルゼロの彼は強大な敵を前にあっけなく命を落とす。
ところが次の瞬間、彼は出撃前日へと戻り目を覚ます。そして再び出撃しては戦死する
同じ一日を何度も繰り返す。そんな過酷なループの中で徐々に戦闘力が磨かれていくケイジ。
やがて彼はカリスマ的女戦士リタと巡り会う。彼のループ能力がギタイを倒す鍵になると確信
したリタによって、最強の“兵器”となるべく容赦ない特訓を繰り返し課されるケイジだったが…。」
(allcinema)

この映画の詳細は
by jazzyoba0083 | 2015-06-09 23:10 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)