ラストベガス Last Vegas

●「ラストベガス Last Vegas」
2013 アメリカ CBS Films,Good Universe,Gidden Media.105min.
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クライン、
    メアリー・スティンバージェン他。
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
このところ一つのジャンルになっているオールドスターを集めた作品。演技は
折り紙つきなので、問題はないのだが、それだけでは映画は引っ張れない。
本作も、若き日のワルガキたちが、58年経って再会を果たすのだが、そこには
個人個人の事情や、若き日の恋の駆け引きの傷の引きずりなどのエピソードが
織り込まれ、更に「今」の恋愛事情をも加え、なかなか贅沢なエピソードとなって
いて、手堅く纏められているので、飽きなく見ることはできるが、全体のストリーの
構成は、ありがちなパターンだ。本国ではかなりのヒットとなったようだ。この手の
作品のマストとして、気の利いたセリフの数々、ユーモアの数々は当然随所に
振りまかれている。

最大のエピソードは、一人のアイドル女子を巡り、対立してしまったデ・ニーロと
マイケルが、実は、女の子から最初にプロポーズを受けたのがマイケルだったのだが、
その娘を同時に愛していたデ・ニーロの元に行くように説得したという秘密を
伏せていたことから起きる騒動。

4人はアメリカのあちらこちらで病気を抱えたり、様々な事情を抱え、冴えない生活を
していた。その中で一人成功したマイケルが、30歳前半の花嫁を獲得し、
ラスベガスで結婚式を挙げる、というので、58年ぶりに4人組が集まることになる。
しかし、デ・ニーロは、マイケルも大好きだったはずの妻が亡くなった時に葬式に
来なかったことを大いに恨んでいて、モーガンらの熱心な誘いでベガスに来るには
来るのだが、どうしてもマイケルの結婚式に素直に喜べない。

そんな折、たまたま入ったホテルのラウンジで、JAZZを歌う女性メアリーに出会う。
どうやらマイケルとデ・ニーロはまたまた同時にこの女性に好意をもってしまったらしい。

モーガンが全財産を打ち込んだブラックジャックで10万ドルの大勝ちをしたことから
豪遊を始めた4人組。そうした中でもマイケルの式の準備は進んでいく。
しかし、マイケルも、デ・ニーロもメアリーにのめり込んでいく。メアリーは、デ・ニーロに
いつまでも亡くなった妻に未練を感じて元気をださないと妻が一番嫌がっているはずよ、
と言われて、覚醒する。さらに、デ・ニーロとメアリーが若き日に、アイドル女子を
マイケルがデ・ニーロに譲ったことを話しているところを聞いてしまったデ・ニーロは
初めて真実を知り、これまでマイケルを恨んでいたことを悔いた。

マイケルはまたしても、デ・ニーロにメアリーを譲ろうとしている。そこで、デ・ニーロは
結婚する若い娘を本当に愛しているのか、とマイケルに問う。どうも自信がない。
マイケルは老いに対する恐怖に対応するものとして若い花嫁を選んだに過ぎないことを
自覚するのだった。
マイケルは、メアリーと一緒になることを決める。デ・ニーロは自分が好きになり始めた
メアリーをマイケルに譲ることにしたのだ。

結局、ベガスでの式は流れたが、わだかまりを解消し、空港で別れ別れになる4人。
彼らの絆は、若い時より味わい深く、深まったのではないだろうか・・・。

そんなお話。細かいエピソードが上手く埋め込まれてていて、同時進行し、終盤に
回収されカタルシスを得るという、王道的手法。 名優4人の演技を観ているだけでも
面白いし、個人的にはお年を召してもキュートなメアリーが素敵だったな。役柄的にも。
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by jazzyoba0083 | 2015-06-20 23:10 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)