メリー・ポピンズ Mary Poppins

●「メリー・ポピンズ Mary Poppins」
1964 アメリカ Walt Disney Productions.140min.
監督:ロバート・スティーヴンソン  原作:パメラ・L・トラヴァース
出演:ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク、デヴィッド・トムリンソン、グリニス・ジョンズ他
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<1964年度アカデミー賞主演女優、作曲、歌曲、特殊視覚効果、編集賞受賞作品>

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
ジュリー・アンドリュースのミュージカルは何と言っても「サウンド・オブ・ミュージック」に
トドメを刺すと思っている私としては、児童書出自の本作を敬遠してきた。
しかし、先日、この映画の製作の顛末を描いた「ウォルト・ディズニーの約束」を
観て、実際の映画を見てみたくなった次第。しかし、この年のアカデミー作品賞は、
ジュリーがブロードウェイでヒットさせたミュージカル「マイ・フェア・レディ」の映画版だった
のは何かの皮肉か。ま、現実的に作品を見たら、「マイ・フェア~」に軍配は上がるのは
仕方がない。しかし、だからといって、本作が一等落ちるというわけでもないのだ。

シャーマン兄弟の素晴らしい曲の数々、夢のあるストーリー、お子様向けっぽいけど、
実は結構ブラックな構成、エヴァーグリーンのミュージカルであることは確かだ。さらに
原作者のトラヴァースが激怒して嫌がったアニメと実写のコラボも見事だし楽しい。
この辺りはディズニーの面目躍如だろう。トラヴァースはヴァン・ダイクのキャストも気に入ら
なかったようだが、なかなか嵌っていたんじゃないでしょうか?

一番楽しかったのはやっぱり煙突のダンスのところ。提督のぶっ放す花火も美しい。
しかし、時代的にはロンドンの街は物凄いスモッグで、メリー・ポピンズも空を飛ぶのは
大変だったんじゃないか?と心配もしたりした。また、銀行役員の父が、クビを言い渡され
突然、壊れたふうに「スーパーカリフラジリスティック・・・」とやりだすところもいいカタルシス。
若きジュリーは美しく、当然歌も上手く、キャラクターも素敵で見とれるばかりだ。
140分と長い映画なので小さいお子様はちょいとキツイんじゃないかなあ。

事前に「ウォルト~」を観ていたので冒頭から色々と背景が分かって面白かったです。
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<ストーリー>
1910年。ロンドンでも美しい桜通りに住むバンクス氏(デイヴィッド・トムリンソン)は銀行家で
気むづかし屋。奥さん(グリンス・ジョーンズ)も婦人参政権運動に夢中で子供は放りっぱなし。
乳母任せの子供たちは腕白ざかりで一向に乳母が居つかない。
ある日、子供たちは自分の夢にぴったりの、優しくて、美しい、親切で若い乳母の条件を
書いて父親に見せたが父は紙片をストーブに放りこんでしまった。それは煙突から空高く
飛んでいった。

翌朝、パラソルを開いた若い女性がフワフワ空からやってきた。子供の書いた紙片を持って。
メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース)である。自分勝手に子供部屋へ行き、指を鳴らすと
魔法のように散らかったものが片づき、不思議な鞄からは何でも出すのだ。
日課の散歩のときなど大道芸人バート(ディック・V・ダイク)の描く絵の中にさえ入って行け、
遊ぶことさえできる。彼女がやって来てからは家中が朗らかになり、歌まで歌いだしたのが
バンクス氏は不思議でたまらない。

子供の躾に厳格なバンクス氏は子供たちに倹約を教えようと預金させようとした。銀行の
老頭取が無理に預金をさせようとしたので、子供は思わず「私のお金を返して!」と大声を
だした。それを聞いた預金者たちは銀行が危ないのではないかと勘違い、あわてて払い
もどしに殺到、大混乱になった。逃げだした子供は途中で煙突掃除夫姿のバートに出会った。
煙突だらけの屋上に上ると、煙突の中からメリー・ポピンズが現れ、あちこちから煙突掃除夫が
飛んできて、皆で踊りつづけた。

その夜、バンクス氏は銀行から呼び出しをうけて重役から叱りとばされたが、メリー・ポピンズの
ことが目に浮び、まったく気にならない。翌朝、陽気になったバンクス氏は一家揃ってタコあげに
でかけた。一家の楽しそうな姿を見てメリー・ポビンズは風に乗って空に舞い上がった。
公園では銀行の重役までがタコ上げにきょうじている。重役たちはバンクス氏を重役にすることを
決めみんなで楽しんでいたのだ。メリー・ポピンズはきっとこれからまたどこかへ幸せをまきに
行くのだろう。(Movie Walker)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2015-06-23 23:40 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)