トランセンデンス Transcendence

●「トランセンデンス Transcendence」
2014 アメリカ Alcon Entertainment.119min.
監督:ウォーリー・フィスター
出演:ジョニー・デップ、モーガン・フリーマン、ポール・ベタニー、レベッカ・ホール、キリアン・マーフィー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
シネコンに行こうかどうか迷った作品。結局WOWOWで良かった感じ。期待ほどでは
なかった。AI対人間とか、人間の意識のデータ化などは最近良くテーマになり、昨日
WOWOWでシーズン1が終わったスピルバーグ総指揮のドラマ「エクスタント」にも
通底するものだ。広範囲に考えれば、「ロボ・コップ」や「ターミネーター」もそうだった。
しかし、最近はクラウド型コンピュータとネットの発達で、人間の意識をデータ化して
クラウドに上げるという想定になって、現実が映画をドライブしている感じがする。

本作も、世界的人工知能学者であるジョニデが、反対するテロリストの凶弾に倒れるの
だが、妻の手により意識がデータ化され、クラウド上に生きることになり、この暴走を
止めるため、アメリカ軍やFBIなどがテロリストと組んで対抗しようとする話だ。

ジョニデが簡単に銃撃され、それが軽傷と分かったものの、実は銃弾に毒薬が塗られて
いて、余命いくばくもなくなるということになる。妻はチンパンジーのアップロードが成功
したのだから、旦那の意識もデータ化してアップロードできる筈だ、とジョニデの頭を
剃って電極を付け、意識のアップロードを図ったわけだ。これが成功、ジョニデはPC内で
復活を遂げる。しかし、進化した科学者の脳は世界中のネットワークと結び、世界の
脅威となりはじめる。これを恐れた軍や科学団体は、テロリストと組んで、ジョニデの
地下施設を破壊しようとする。

アップロードが完成し、これが更にバージョンアップされるのに2年という月日が流れるが
それは字幕で「二年後」としか示されない。この間、ジョニデはナノロボットという一見
粉磁石のようにしか見えない粉体をコントロールし、人間をロボット化する技術や、
再生医療などを完成させていた。ジョニデは、更に自分の脳力を拡張しようと世界をの
PCを自分の意のままに操るようになってきたため、軍などがこれを止めにかかったわけだ。

全体的に評価が低いのは、ストーリーが食い足りないということ。いろいろと作られてきた
人工知能ものを何がしかヴァージョンアップしてくれているのか、と思ったのだが、映像は
なかなか奇抜で美しいし、VFXも見どころはある。が、お話が平板だもので、ときめかない
んだ。更に、ラストになって、実物?のジョニデ再登場に及んでは、なにこれ?と
細かいところでは、止めにかかったのが野砲一門とテロリストというのがどういう意味なのか
よく分からなかった。

冒頭、地球が電気も使えず、PCもタダのドアの支え棒にしかならない時代がやってきましたよ、
と見せておいて、それはどうしてかっていうと・・・、語られる仕掛け。何故ならば、ジョニデや
ナノロボットを殲滅するために仕掛けられたウィルスのせいなのだね。このウィルスでジョニデも
滅ぶけど、世界中に散らばったナノロボットと支配されたPCもダウンしてしまい、原始的な
世界にもどってしまったとさ、ということなのだな。

キャスティングは宜しかったのではないでしょうか。アメリカでも大コケしたそうだが、それは
脚本の失敗(結局は製作者サイドの失敗)ということなのだろう。
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<ストーリー>
 「ダークナイト」や「インセプション」の名カメラマン、ウォーリー・フィスターが記念すべき
監督デビューを飾ったSF大作。
究極的な人工知能を開発研究する天才科学者が反テクノロジー団体の凶弾に倒れ、
その死の間際に感情を含む彼のすべての脳データをコンピュータ・ネットワーク上に
アップロードされたことから巻き起こる予測不能の運命を描く。
主演はジョニー・デップ、共演にモーガン・フリーマン、レベッカ・ホール、ポール・ベタニー。

 近未来。人工知能研究の第一人者ウィルは、反テクノロジーを標榜する過激派集団の
銃弾に倒れる。だが、その死を受け入れられない妻のエヴリンは、親友の科学者マックスに
協力を仰ぎ、ウィルが息を引き取る前にその意識をスーパーコンピュータにアップロード
することに成功する。
やがてネットワークに繋がったウィルは、軍事機密や個人情報を含むあらゆるデータを
手に入れ、加速度的な進化を始める。もはや超越的な存在へと近づいていくウィルの
暴走に、いつしかエヴリンの心も揺れ始めるが…。 (allcinema)

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2015-06-27 23:50 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)