2015年 07月 12日
アヴェンジャーズ/エイジ オブ ウルトロン Avengers:Age of Ultron
2015 アメリカ Marvel Studios 142min.
監督・脚本:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニーJr.クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、
スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ドン・チードル、エリザベス・オルセン
アーロン・テイラー=ジョンソン、ポール・ベタニー、サミュエル・L・ジャクソン他
<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
待ってました!Marvel映画大好きとしては、待ちに待ったアヴェンジャーズの最新作。
監督・脚本とも前作に続いてジョス・ウェドン。ツボを心得た心にくいストーリー展開と
(少年ごころをくすぐるというか)3Dで繰り広げられる高精度のVFX。面白かった!!
日曜のシネコンはほぼ7割がた埋まっていた。中高生の少年の姿が目立っていた。
さて、お馴染みのオールスターメンバーの相手となるのは、スタークが作ってしまった
未完の人工知能「ウルトロン」。彼は鋼鉄のボディを得て、世界の平和を守る、という
使命を帯びるのだが、「地球を護ること」とは地球を破壊する人類を抹殺すること、と
認識してしまっていたのだ。
スタークの頭脳兼執事だった人工知能「ジャービス」を破壊し、アヴェンジャーたちを抹殺
することが世界平和の実現を叶える手始めと、彼らを攻撃してくる。
さらに、かつての敵であった組織で産まれた超人ワンダとピエトロが、アヴェンジャーズたちの
チームワークをばらばらにしようと襲ってくる。
こうした事情で、様々な戦闘が繰り広げられるのだが、ソウルの街並みでの戦闘があったり、
ナターシャ(ヨハンソン)とハルク(マーク・ラファロ)の恋の行方が絡んだり、ジャービスが
人間の姿を手に入れてアヴェンジャーに入ったり、東欧のある国の1つの街がウルトロンの
企みで上空はるか彼方に浮上させられてしまったり。
今回登場した、光速の動きをするピエトロと人の心を操り火の玉を繰り出すワンダ
(エリザベス・オルセン)が、信じていたウルトロンが実は人類を滅ぼそうとしているのを知り、
俄然アヴェンジャーの仲間に入るところは、少年ごころをくすぐるところだ。最近気になっていた
エリザベス・オルセンがどうやら次回以降はアヴェンジャーズの一員になるようなので、これも
また楽しみだ。
ちょっと長いかな、とも感じたが意外と長さは感じない。それは脚本が上手いからだろう。
長い会話シーンをおかず、見せ場を頻繁に作り、物語も劇的に展開させていく。敵が
味方になり、味方が敵になり、さらに味方になる、正義の味方危機一髪の際には味方が
知らないうちに守ってくれるという、「騎兵隊とインディアンの西部劇」の昔から活劇の王道メソッドだ。
少年ごころを沸き立たせる痛快な活劇として出来がいいと感じた。
アヴェンジャーズ、人数が多いがそれぞれ個性が生きた描き方もちゃんと出来ている点もいい。
人工知能ものはこのところ流行りのようで、話の根本は目新しさは感じないが、細部に拘った点
で、ありがちな展開を回避できているのではないか。 たとえば、アイアンマンがさらに身を包み
大きくなるロボットなど・・・。
出演者のギャラだけでも目が飛び出るほどだろうけど、アメリカでは公開早々に元を取って
さらに世界中でヒット中だ。私の年末のベスト映画にも入ってきそうな予感がする。
<ストーリー>
アイアンマンやハルク、キャプテン・アメリカはじめマーベル・コミックが誇るスーパー・
ヒーローたちによって結成されたドリーム・チーム“アベンジャーズ”の活躍を描く空前の
メガヒット・アクション超大作の第2弾。
出演はロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、
スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、サミュエル・L・ジャクソンらの続投組に加え、
新たにアーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセンが参加。
監督は前作に引き続きジョス・ウェドン。
アイアンマンこと“戦う実業家”トニー・スタークは、将来出現するかも知れない新たな
脅威から地球を守るために、人工知能“ウルトロン”による平和維持システムを開発する。
しかしウルトロンが平和を維持するために導き出した答えは、その障害となっている人類を
排除するというものだった。仮の肉体を得て暴走を始めたウルトロンを阻止すべく再び集結
したアベンジャーズ。そんな彼らの前に、人の心を自在に操るワンダと超高速で動く肉体を
持つピエトロの超人姉弟が立ちはだかる。」(allcinema)
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